むつこさんのレビュー一覧

いけすかない 小説

榊花月  志水ゆき 

ツンデレ傲慢男は萌える

読みやすくて面白かったです。

主人公は傲慢な遊び人(攻め)。
生まれてはじめて相手からフラれ、ショックを受けている。
そんなとき、とあるきっかけから、部屋に生意気な家無し男(受け)が転がりこんできて、同居生活をすることになる。
苛立つ攻めは、受けをレイプしようとする。けど、奇妙なほどに怖がって震える受けに、何か大きなトラウマがあることを予感して、未遂に終わる。
はからずもはじまった禁欲生活のなか…

2

ないものねだりな恋の死神 小説

金丸マキ  たおやめ 

幼馴染みモノのツボをしっかり押さえた良作

面白かったです。
幼馴染みモノです。

主人公は遊び人の高校生(受け)。別れさせ屋のバイトをしつつ、享楽的に生きている。
隣家には真面目な幼馴染み(攻め)が住んでいて、昔から大の仲良し。
この幼馴染みが、はじめて彼女を作ったことから、二人の関係に変化が起きます。
主人公は嫉妬してる自分に気づき、はじめて、自分がずっと幼馴染みのことが好きだったことに気づくのだ。
どす黒い感情に突き動かされ、主人公は…

1

観賞用愛人 小説

高遠琉加  北畠あけ乃 

高遠琉加さんの監禁モノ

私の愛する高遠琉加さんの監禁モノです。
高遠琉加節に胸ときめかせ、読み終えるのがもったいなくて、行きつ戻りつしながらゆっくり読みました。
神に近い萌え評価です。

主人公は遊び人の大学生、瑛。
ふと目覚めると、雪深い別荘に、鎖で繋がれて閉じ込められていた。
主人公のそばには、大学教授の音無がいた。
よくある監禁モノのように、凌辱強姦はない。
音無はひたすら、主人公を『観て』いるのだ。
まるで絵画を…

4

雨が過ぎても 小説

可南さらさ  蔵王大志 

年上のツンデレ女王様受けに萌えました

主人公は高校生(攻め)。
天涯孤独の身の上になり、血の繋がらない義理の兄の小説家(受け)のもとに居候している。
この受け、口が悪くて、超女王様です。
攻めは家事一切を引きうけて受けの面倒を見てるんだけど、そんな攻めをまるで疎んでいるかのように日々毒舌を吐く受け。
しかも、どこか距離を置いてるようにしか接してくれない受けの態度に、攻めは不安な日々を送っていた。

この年上の女王様受けが最高に良かった…

3

フラワーチルドレン 小説

うえだ真由  蓮川愛 

傲慢男がへこむ姿に萌えました

私、ひたすらピュアで優しい可愛い子ちゃん受けってあんまり好きじゃないんですが、この小説に登場した受けは妙に好きでした。へんな嫉妬がなく、ひたすら包容力のある優しい受けに、癒されました。

主人公はエリートサラリーマン(攻め)。イケメンで、仕事ができて、自分に自信があって、常に複数の男女と身体の関係を結んでいる、ちょっとイヤミな男です。
そんな彼は、通勤電車のなかで、花屋をしてる受けと出会います。

1

アウトレットな彼と彼 小説

松前侑里  山田睦月 

チラリズムセックスに萌えました

エロが大氾濫して飽和状態にある昨今のBL業界、くどいセックス描写になんの萌えも感じず、むしろ疲労を感じてしょっちゅう流し読みしてしまう私です。
そんななか、松前さんのチラリズムなセックス描写に、萌えさせていただきました。
具体的な性描写より、「ベッドの軋む音」とか「脱ぎ捨てた服」とかで、ご飯三倍ぶんの萌えです。

主人公は大学生。
喫茶店で恋人に別れ話をされてる最中、隣にいたカップルも別れ話をして…

1

ドースル? 小説

榊花月  花田祐実 

子はかすがいモノです

子はかすがいモノ?です。
子供が出てくるBL小説にはハズレが少ないというのが、これまでBLを色々と読んできたなかでの印象なんですが(勿論たまに大失敗してる作品もありますが…)、この作品も面白かったです。
主人公は大学生(受け)。
居酒屋でのバイト中、酔っぱらったイケメン男(攻め)に「ミドリー」と呼ばれてキスされます。
実はミドリというのは、イケメン男の夭逝した元カノ。ミドリと主人公の顔がそっくりだ…

3

オキテ破りの恋愛営業 小説

樹生かなめ  岩清水うきゃ 

シュールな笑いを楽しみました

樹生かなめさん、やっぱ好きだなァ。
相変わらず、奇妙でシュールな世界観のなかで展開されていくストーリーなんですが、たまにツボに入ってクックックッと肩を揺らして笑ってしまいます。
虫眼鏡を持ち出して、受けのアナルのシワの状態をじっくり観察して、浮気チェックしてるアホアホ攻めに、笑ってしまいました。

舞台は病院です。
主人公は36歳のゲイの外科医(受け)。
攻めは、製薬会社の営業マン。
製薬会社の営…

2

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

数冊ぶんのプロットだと思った

ラブ度は低いんですが、めちゃくちゃ面白かったです。

主人公は、何でも屋で働く男(受け)です。実家を家出して数年目。
ある日弁護士(攻め)が訪ねてきて、「社長に就任してほしい」と頼まれる。
社長をしていた義理の兄が死に、「弟に会社をまかせる」という遺言があったことを、主人公は知る。
迷いつつも実家に戻り、社長業をはじめる主人公。
かつて逃げてきてしまった過去のいろいろな因縁と向き合いながら、なかな…

3

笑わない人魚 コミック

今市子 

短編集です

短編集です。
今市子さんらしい、どれも心の深い場所に染み渡ってくるお話ばかりでした。
出会って恋してセックスしてやきもちやいて誤解してまたセックスして…みたいなありがちなストーリーに飽き飽きしてる方にオススメです。

表題作の『笑わない人魚』とその続編の『廻遊魚の孤独』が、やはり一番面白かったです。
オジの恋人のことを好きになってしまった男の、長い長い片恋が切ない。

『真夏の城』は、のちに長編漫…

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