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表題作雨が過ぎても

高見征一郎 高校生
久島聖 小説家

その他の収録作品

  • 今日一日の永遠
  • あとがき

あらすじ

高校生の高見征一郎は、小説家である久島聖のもとで一年前から居候の身。
両親を事故で亡くし、行くあてもなく途方にくれていたところを聖に拾われたのだ。
だが、綺麗な容姿に反し口が悪い聖は、傍若無人ながらも征一郎に対してどこか距離をおいている感がある。
実は疎まれているのではないかと、征一郎は不安に思い始めていた。
けれど征一郎の聖を慕う想いは、いつしか恋心に変わり―。

作品情報

作品名
雨が過ぎても
著者
可南さらさ 
イラスト
蔵王大志 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344805040
3

(11)

(0)

萌々

(2)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
32
評価数
11
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

年上のツンデレ女王様受けに萌えました

主人公は高校生(攻め)。
天涯孤独の身の上になり、血の繋がらない義理の兄の小説家(受け)のもとに居候している。
この受け、口が悪くて、超女王様です。
攻めは家事一切を引きうけて受けの面倒を見てるんだけど、そんな攻めをまるで疎んでいるかのように日々毒舌を吐く受け。
しかも、どこか距離を置いてるようにしか接してくれない受けの態度に、攻めは不安な日々を送っていた。

この年上の女王様受けが最高に良かったです。スーパーツンデレで、デレに変貌した瞬間の可愛さにキュンキュン萌えました。
誘い受けぎみなんだけど、震えながらキスしてきたり、毒舌吐きまくりながらセックスに突入して最後はアンアンゆってしまったり。
ツンデレ最高。

3

ツンツンツンツンツン・デレ、て感じ?

攻・高見征一郎(17) 高校2年生
受・久島聖(25) 小説家

母親の再婚相手の息子が聖です。
義理の兄弟ですが、一緒に暮らし始めたのは両親が亡くなった後から。
養父の借金を生命保険や財産を処分することで返済し、行く先の無くなった征一郎を引き取ったのが聖でした。

聖は超ツンツンツンデレ。
天邪鬼で女王様で口の悪い聖ですが、実はコッソリとデレデレしてます。

抵当に取られる家を買い取り「唯一残った家で、半分は征一郎のものだ」と嘘をついて住まわせる。
引っ越してくる前に部屋を征一郎好みに整えてたくせに「余ってる客間だから」と思わせてたり。
ヘビースモーカーなのに、征一郎と暮らすようになってからは自室以外で吸わなくなってるし。
家事の一切を引き受ける征一郎の作る料理への感想は厳しくキツイけど、生活スタイルを変えて文句言いながらも一緒に食事は欠かさない。
引き取り手の無い子猫を臨時で預かっていたのですが、目を放した隙に自宅前で交通事故死。それを征一郎に知らせず「貰い手が見つかったから」と勝手に手放したことにしてしまう。

征一郎には口が悪くて偉そうな面しか見せてないのに、実はこっそりと傷ついたり負い目を感じたりしないように努力していたなんて。
どんだけデレデレなんでしょう…可愛すぎます、聖!

高校生の征一郎には素直でない聖のカワイイ努力など知りませんから、実は疎まれているんじゃないか…と悩みます。
そこにハイエナ伯母さんの毒の一滴で、征一郎は「この家を出る」と。

聖を探しに来た征一郎に「痴話喧嘩じゃなかったのか?」と言った聖の友人兼編集者の長岡は正しいです(笑)。

征一郎の前でやっとデレになった聖はとても年上とは思えません。
いや、征一郎の方が高校生にしては老成してるんだろうか…。

デレな面を見せてても憎まれ口は控えられない女王様に萌えられる作品でした。

2

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