むつこさんのレビュー一覧

同棲愛 (2)(新装版) コミック

水城せとな 

椿の残酷さとイビツさ

てんてんと転がる椿が描かれる二巻です。
先にレビューされた方がいわれてるように、椿は非常に身勝手だし、どうしようもないです。
親に否定され、初恋の男に一刀両断で傷つけられた椿は、自覚もないまま「誰かに依存したい心」を育ててしまっている。あと、これも自覚してないけど「好きじゃない相手への冷酷さ」も。
根本的に明るい性格をしてるぶん、このギャップが非常にキツイです。
椿は、高校時代にセックスしてた先生…

0

同棲愛(1)(新装版) コミック

水城せとな 

すべての始まり

水城せとなさんの名作長編の新装版の第一巻です。
思えば水城せとなさんは、私がちるちるにレビューを書こうと思ったきっかけになった作家さんなんですよね。
とくにこの『同棲愛』は、「こんなに名作なのに、なんでレビューがぜんぜんついてないんだ~!」と義憤?にかられ、となんでもいいからレビューしておこうと思いつつ書いた記憶が。ファンたる私の義務なのだ!とまで思ってたような。
アホですな。
でもそのぐらい素晴…

5

探偵青猫(6)(表題作 「ネペンテスの袋 序章・其の壱~其の参」) コミック

本仁戻 

傑作でした

探偵青猫シリーズの完結編です。
感無量でした。
一巻からイチオシで大好きだった虎人くんが見事なイケメンに成長してた…!といっても二巻だったか三巻だったか、青猫の「夢」のなかにすでに成長した虎人くんが登場してたのですが。やっぱりあの夢は、夢ではなかったんだね。
ただ、虎人くんは、成長してもド凶悪な目付きのままで良かったと思います。目付き良くなりすぎ!いや文句はないんですがw
苦悩する虎人くんにはハゲ…

5

LAST FEVER 四季 CD

本当の完結編

coldシリーズの本当の完結編です。
糖度の足りなかった本編とは違い、優しくて甘いストーリーです。
四季を通して語られる、攻めの透(羽多野さん)の変化がただただ愛おしいです。すさんで幼児がえりまでしてしまった彼を癒したのは、魔法の言葉や魔法の事件なんかじゃないこと。ただ、移ろう季節を愛する人とともに過ごしてきたことが彼を癒したんだということ。
また、受け(野島さん)は、聖母マリア様もびっくりなぐら…

3

COLD FEVER CD

圧倒的なストーリーです

圧倒的でした。
coldシリーズの最終章です。(後日談が特典CDになってますけどね)

透の苦悩がキツイです。しかもその苦悩を暴力という形でしか表現できない男だから、余計にキツイ。彼が間違ってるのは聴いてる誰にも分かる。でも彼を責めたくはならない。
記憶をなくしていた六年間の自分が、今の自分よりも誰からも好かれる素晴らしい人間だったと知るのはどんな気持ちだろう。さんざん暴力をふるった相手を再び好き…

9

COLD LIGHT CD

シリーズ第二弾

このcoldシリーズは、大好きなのに重すぎてなかなか聴き返せないです。
長いけど一気に聴きたい、しかも精神状態を整えてから聴きたい、そういう作品なもんで。
ただシリーズ二作目となるLIGHTは、シリーズの中では一番甘く(あくまでもシリーズ比での話ですが)、ラストが幸せなので、比較的聴きやすいんじゃないかなと思います。
過去話、とくに受けの母親が絡むエピソードは本当にキツイですけどね~。でもこの物語…

3

僕の先輩 CD

萌え死ぬ

ラスト近く、ずーっと泣いてしまってました。
くそー、半端なくキュンキュンさせられたぜ。
前半はひたすら笑えるもんで、その落差の見事さにもやられる。
原作の大ファンですが、ファンの期待を裏切らない作品に仕上がってたと思います。

とくに受けの梶さんが良かったな。可愛いだけじゃダメ、でもウザいだけじゃダメ、「ウザ可愛い」という受けのハイテンションっぷりが絶妙なバランスでもって再現されてました。頭のなか…

4

俺は悪くない(文庫) コミック

山田ユギ 

いいなァ、こんなキャンパスライフ

大好きな作品です。
文庫版になって、梶×中村の初エッチやら高崎×鯨井がくっつくところやらが追加されてます。旧版で「読みたいー」と思ってたシーンをピンポイントで描いてくれてて、さすが山田ユギさん分かってるぅー♪と思いました。旧版が好きだった方も、買って損無しです。

読みながら、なぜ私がこの作品を山田ユギ作品のなかでも特別に好きなのかが解りました。
キャンパスライフが楽しそうなのだ!!
これに尽きま…

0

太陽の下で笑え。完全版(文庫) コミック

山田ユギ 

山田ユギさんは別格だなァ

山田ユギさんは私の中で別格の漫画家さんの一人です。で、この文庫版は、思い入れの強い直樹関連の話を詰め込んだ一冊。
中でも『小さなガラスの空』は最高です。何度読んでも泣ける。

『太陽の下で笑え。』
ボクサーになる夢を見失い、自堕落なヒモ生活をしてる受けと、そんな受けをそっと見守る攻め。二人は高校時代からの友人なんだけど、攻めはずっと受けに恋してて、受けはそれに気づいてません。
受けは再びボクシング…

1

ヤバイ気持ち コミック

鹿住槇  穂波ゆきね 

小説・CD・漫画、制覇!

制覇しちゃいました。
ぜんぶ良かったんですが、漫画版が一番でした。
漫画版の何がいいって、穂波ゆきねさんの絵がとにかく素晴らしいんです!裸が色っぽいったらない。背中のラインとか、のけぞる首筋とかに、いちいち見惚れてしまう。
穂波ゆきねさんは原作つきの漫画をよく描かれてますが、たまにハズレもあるので、彼女にじゃんじゃんこういう素晴らしい原作作品を描いてもらいたい!とせつに思います。

ストーリーは、…

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