むつこさんのレビュー一覧

12時の鐘が鳴る前に 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

ああ…

ああ…なんかもう、めっちゃいい話だった。じーんとしちゃった。
胸の中がキュイーンとなる、独特の感覚がたまらんです。
それまで読んだことのあるひちわゆかさんの作品とは毛色が違ってたから(コミカルな雰囲気は同じなんだけど)、覚悟してなくて、余計に。
テンポ良く進む分かりやすいストーリーです。
元医者と大学生の恋。
足を骨折した偏屈医者は、バイトで家政婦にきた大学生を、とある事情から、デリヘルで働いてる…

2

Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

オモロー!

「もっと長く読みたかった」というのが唯一の不満でした。
めっちゃ面白かったー。
話を引き伸ばして数冊にしても良かったんじゃないかなー。
リーマンものです。
イヤミな上司が、ある日、親同士の再婚によって弟になってしまうところから話は始まります。
ぶつかり合いながら、少しずつ上司兼弟に惹かれていく主人公。
コミカルで、脇役の登場人物たちも個性的であたたかくて、読んでる最中は楽しくて仕方なかった。
クー…

6

銀のレクイエム 小説

吉原理恵子  波津彬子 

大号泣です

名作との噂があったので読んでみました。
ファンタジー系は苦手なので不安だったんですが、ガッツリやられました。苦手といってもやっぱり作品次第なんだなァと改めて思い知らされました。
ストーリー自体は平坦で分かりやすいです。ひねった部分はなく、そうなる場所へと真っ直ぐに進んでいく。
耽美な文章に酔いながら読み、分かってたはずなのに、最後はもう涙が止まらなくなって、エライコッチャでした。
間違いなく名作で…

4

十三階のハーフボイルド1 小説

ひちわゆか  麻々原絵里依 

神のなかの神

ああ…ああ…もうもう、めっちゃ良かったんですけど…。
この感動を誰に伝えたらいいのか分かんないし、そもそも伝える相手いないので、ちるちるがあって良かった、バンザイ!
今まで読んだなかでもベストスリーに入るぐらい好きな作品です。
読み終えるのがもったいなくて、途中で読むのやめて、違う本を読んだりしてましたw
主人公は、キング・オブ・ヘタレ攻めです。職業は探偵。好きな人は、高校時代からの友人の警察官僚…

5

この胸をどうしよう 小説

高遠琉加  笹生コーイチ 

ツボ

幼馴染みモノが大好物なんですが、ツボにきました。
もうとっくの昔に両思いなのに、しかも今は一つ屋根の下で同居生活してるのに、ストイックに自分の気持ちをおさえてる二人の姿に萌えポイントをギュウギュウ押されてキュンキュンしました。
プチ下克上でもあります。
かっこよくて何でもできるモデルの耀一と、人付き合いが苦手な架、耀一が架を守っているかに見えて、実は…みたいな。
高遠琉加さんの描く心理描写、かなり…

4

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  海老原由里 

かなり好き

全体的にトーンが暗いです。
これを読んだのが、英田さんのコミカルな王道BLを読んだあとだったので、かなり驚きました。
読み終えて、じーんとしました。
とくに二作目の「夏の花」の切なさは、神でした。
三作目を読むまでは仕掛けに気づかなかったんだけど、気づいた瞬間に涙がポロリ。
ああ、そうなってたのか…。
英田さんの小説は、王道なBLよりこういう話のほうが好きだ。

4

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

エゴ、そして一人よがり

あらすじは他レビューに詳しいので割愛。
私が感じたのは萌えではなかった。
イヤなのにイヤと言えず、相手の勘違いを訂正できず、流されるオジサンの姿に、ウザかった昔の体験がオーバーラップしてしまった。ぶっちゃけ気のない相手にここまでグイグイこられるのはウザい。
エゴまみれで一人よがりな主人公のいいところは、正直なとこ。最初は遊んでやってるつもりだったのに、だんだん本気になり、相手の本心を知って傷つき、…

6

愛の深さは膝くらい コミック

依田沙江美 

萌え死にしそう

評価の高さに釣られて購入しました。
萌え死ぬかと思った!
絵はかわいいし、キャラもいいし、ストーリー展開もいいし、最高でした。
とにかく昴くんが可愛い。子供だよあんた。そこがいい。
そんな昴くんを無理やり押し倒してやっちゃわない石倉先生も可愛い。
ふたりのラブシーンは見たいんですが、見たくない気もします。そういうのは他の漫画家さんに任せていい気がする。
あー、エロの百倍萌えた!

2

夢を見るヒマもない コミック

山田ユギ 

さすが山田ユギ

面白いなーもう。
山田ユギの作品でつまんない思いをしたことがない。
「最初にするキス」にめちゃくちゃ萌えるタイプなんですが(初エッチよりも萌える)、この主役二人の最初のキスシーンは最高でした。
普通に会話してて、いきなりキスされて、そのあと空白があって、「ごめん」、みたいな。
あのたった二ページを、行きつ戻りつ、食い入るように読みました。
大満足の一冊でした。

2

君のために泣こう 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

いい話やー

血の繋がってない兄弟の恋の話です。
小さいときに生き別れてたんだけど、あるきっかけでまた一緒に暮らすことになります。
幼馴染みモノに共通する、ストイックに痩せ我慢をする二人の心理描写が、私の好みでツボにきました。
好きな人と一つ屋根の下で二人きりで暮らしてて、チンコ勃ってこないほうが不思議だよ。限界を迎えるまでの道のりが切なくて心地よいです。

4
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