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「もっと長く読みたかった」というのが唯一の不満でした。
めっちゃ面白かったー。
話を引き伸ばして数冊にしても良かったんじゃないかなー。
リーマンものです。
イヤミな上司が、ある日、親同士の再婚によって弟になってしまうところから話は始まります。
ぶつかり合いながら、少しずつ上司兼弟に惹かれていく主人公。
コミカルで、脇役の登場人物たちも個性的であたたかくて、読んでる最中は楽しくて仕方なかった。
クールメガネ(実は甘えた)受け最高!
人事異動で新たに健輔の上司になったのは顔は綺麗だけれど、陰険でとっつきにくい男、高橋。
異動してきたその日に部署中のほとんどの人間を敵に回した高橋に、健輔も強い反感を抱くが……
そんな時降ってわいた実の父親の再婚話。
素直に父と新しく母親となった人を祝福する健輔だったが、その連れ子はなんと上司の高橋だった?!
榎田さんお得意の不器用受とそれを放っておけない包容力のある攻のお話(攻視点)
コメディだけど、しめるところはちゃんとしめてくれていて、とっても安心して読めます。
元彼に襲われかけている高橋を助けるために飛び込んだときの健輔の「お前なんか小龍包と一緒に蒸されちまえ」は名言。
受攻二人のキャラももちろんですが、周りを固める人々が愛しいです。
二人の親や、それ以上に健輔と同じ会社の女の子二人。
とってもいきいきしていてかわいかった。
女の子がかわいいBLって貴重だと思う今日この頃です。
同時収録の社員旅行の話の、沖縄の描写がとってもリアルで。
なんだか久しぶりに沖縄に行きたくなりました。
榎田さんのお話は前から好きでしたが、それまでBLに新書版があるとは知らず、初めて買った新書版がこのお話でした。
題名を見た時から、”これはイケる!”と思いましたが、果たしてドンピシャ!
異動してきたばかりの顔は綺麗だけど、性格の悪さでお釣りが来そうないけすかない月下の上司が、父親の再婚相手の子供。精神的にハードです--;
いけすかない表情の裏には、可愛いところが満載で、もうホントに典型的なメガネツンデレの秋。
紆余曲折があって、再婚したばかりの両親にもカムアウトして、愛の巣を構えるところで本編は終了。オーソドックスな紆余曲折ですが、在り来たりに感じさせない筆力は、流石、榎田さんです!!
番外は、リアルリーマン生活でもお馴染みの社員旅行。行き先は沖縄。
旅行前に仕事がらみで諍ってしまっているので、何とか旅行中に秋と仲直りをして、ハネムーン気分の一つも味わいたい健輔。まぁ、そう上手くは問屋が下ろさないのは、お約束というもの。
沖縄の名産品(食べ物限定に近い)が満載で、自分も社員旅行に混ぜて貰っている気分になれました^^b
また、この作品でイラ担当の国枝さんを知りました。繊細な絵なのに、シリアスからギャグっぽいものを描かれても、線がブレないのがいいです。
仕事では「部下」と「上司」。ところが親の再婚で、家では同い年の「兄」と「弟」。そして恋人としては「攻め」と「受け」。そんな二人の話です。
公私逆転はよくありますが、部下である健輔が、仕事のできる男だったのが意外でした。ツンデレ美人の受け(秋)に対する攻めとなれば、従順なワンコかと思ったら、意外と強気。かといってSっ気があるわけでもないという普通のええ男でした。
そしてツンになりきれない(同時収録の「company retreat」では特に)秋の本当の可愛らしさや健気っぷりが良かったです。
秋が脅されたりもするのですが、周囲のキャラの面白さもあり、全体的に楽しい話でした。
こういうギャップが可愛くて仕方ないwww
きみがいなけりゃ~の受もそうでしたがダメなところが可愛いてしかたないよね。うん。天然って怖い(-ω-*)゚.+:。
会社の配置換えでやってきた新しい上司。
これまでの平穏な部署の空気を壊すヤツ。
どうにも気が合わないと思っていた矢先。
父親の再婚で兄弟になった同い年の弟。
それがなんと、あの上司?!な今回。
凸凹なと思いきやな、仕事と私生活のギャップにときめいてしまいました。
キリリと厳しい仕事場とうってかわって
家ではダメダメ。なんもできない、なんもしない。
それでいて~なところに惹かれていく攻という形のつくりが好き。
最近読んだ榎田作品では、わりと攻のキャラクターの方が好きだったりするものが多かった中、これは受が可愛くてよかった。
ゲイはなかなか出会いを選べない。
受が過去どれだけの男に、どのように・・・
と考えるとちょっと萌えた(ノ∀`●)ポッ
実際、職場でも、私生活でも一貫してあんまり性を感じさせないキャラクターだったけに、男に乱れたり、縛られたり喘がされたり~な図がイマイチ連結しなかったので、あるいみそこもギャップだったかな。
なんにせよ、受が究極ツボでした。
カワユイ。なのだけど、もうひと押しなにか「神」になる決め手がなかったかな