ofnoticeさんのレビュー一覧

王子たちの蜜宴 小説

藍生有  麻生ミツ晃 

アラブものとしてはいいほうだけど…。

アラブの兄弟にあんなことこんなことされる眼鏡っ子です。
アラブものとしては「兄弟2人」にあんなことこんなことされるっていうのは
ちょっと変化球っていうか斬新です。
ストーリーは…まぁアラブものなのでこの際、不問です。

ですが!出会いから監禁して一方的に犯すってどうなのよー!?
しかもニップルリングつけるとか、足枷つけて監禁とか
攻めのお二人がアラブものにありがちな俺様でもかまいませ…

4

溺れるチェリーピンク 小説

藍生有  神葉理世 

スク水着とか副乳とか…ハァァァ(嘆)

もはや3Pを書かせたら鉄板の藍生センセイでございますが…
どうもこのお方の作品は自分のツボからは外れることもままありますね。

序盤で、水着開発部門が舞台とあって、ウッホウッホ喜んでたんですけどね。
水泳部といったら、古くはジョン・フォックスの「潮騒の少年」で
青年の肉体躍動美が出てくる古典的なネタ。ああいうの期待した自分、撃沈。

せっかくさぁ~水着だの水泳部だの出てきたら、これで…

2

三兄弟 小説

バーバラ片桐  タカツキノボル 

これ、もしかして「だんご三兄弟」のパロディ?

一昔前に「だんご三兄弟」って歌ありましたが
「だんご三兄弟」にインスパイアされたとしか思えない安直作であります。
どんなギャグよ、コレ… orz

バーバラ片桐×タカツキノボル(イラストです。攻め受けじゃありませんw)
ってことで、さぞかしハイクオリティな3P小説かと思ったら、
すごいB級だった。

オープニングは3人で盛ってます…あ~はいはい、デフォですね
そこからちまちまと三…

3

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

崎谷作品らしからぬセレブロマンス


「アイソポス」(=イソップ寓話の作者)のタイトルに惹かれました。
アイソポスは古代ギリシャ人、話が上手なので奴隷から語り部になったとされるんだが
読み進めるうちにどんどん脳内の????が増殖してくる作品であった。
中身はもんのすごい既視感イッパイのイタリア貴族と不幸受け。
えらいユルユルにした岩本薫といったところか?
いや、どこがアイソポスなんだ…イソップ寓話は「アリとキリギリス」

5

鬼畜とワンコ 小説

海原透子  宝井さき 

受けが頭悪すぎる…orz

3Pモノです!
またルビー文庫かいっ!ルビーのエロはあんまり期待できないとは
思いつつ、いかにも3Pな表紙と帯につられてつい…。
こういうのを本屋で条件反射的に買ってる自分ってのもどうかと思うんですが(笑)
まぁ3Pモノですから(と連呼してみる)

銀行員の碧は後輩で幼馴染の二人、峻と寛人から告白され、Hされてしまう。
キタキタキター!しょっぱなから3P展開…!
と思ったら、最後ま…

3

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

非常にうまい小説、しかしシュミかと言われると…

いろいろな意味で考えさせられた作品だった…。
榎田先生、たいへん巧みで流れるような文章を書かれる方である。
まぁ、ちっと装飾的すぎるきらいもなくはないが文章の落し込み方やひっぱり方、申し分ない。だからこの評価はいい悪いではないんです。

だが、好きかと聞かれると…

ぶっちゃけ、整いすぎていてなんとなく疲れるのであります。
うーん、BLらしいバカバカしさに欠けているというか。
むし…

12

ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

プロットに引きずられすぎ。個々の味わい不足。

遠野春日作品はものすごく当たり外れ激しい気がいたします。
「茅野氏」シリーズは文章、設定どちらも斬新ですばらしかったのですが、
しかしコレは…コレは…。

まず、文章がΣ(゚д゚) エッ!? てぐらい違うじゃんよー!
淡々とした文の落し込み方に期待してたのに、どうも説明的な文が連綿と続く。
とにかく登場人物全てが「とってつけたような」設定!
人物の作り方に愛を感じないんですよ!

5

解放の扉 小説

桜木知沙子  北畠あけ乃 

文章が非常にマズイ。。。

知的な誘い受けというキャラはかなりイイしこの作品の大きな売りでしょう。
でも、いかんせんそれ以外があまりに整理されていない。残念。

「ひそやかに恋は」でも感じたんだが、
桜木先生、よほどいい家庭環境にあったんでしょうか…
「異常な家庭環境」って設定に盛り上がってるようなフシがある。
絵空事すぎるんだよね。
異常な家庭環境は、そりゃいろいろな家族あるからいいんだけど、
ずっこけるほ…

1

子供の領分 ACT・3 やってられっかよ 小説

吉原理恵子  如月弘鷹 

「間の楔」級のものを期待すると確実に失敗するシリーズ。

知らなかった…。吉原先生の文がこれほどヘタクソ(失礼)だとは。
なんつーか、どこにでもあるシュミのネット小説並み文体にズッコケる。

一次+二次創作活動やってるワタクシとしてはちょっとほっとしますけどね。
かの偉大な吉原先生もこんなの書いてたのかって。
「間の楔」や「銀の鎮魂歌」のような名作も書けるが
こういう展開もオチもないようなB級作も書ける、という作幅の広さが
もしかしたら吉原…

1

天球儀の海 小説

尾上与一   

インパクトはあるんだが…。

はい。予想通り、神評価がズラリと並ぶ結果になっております(苦笑)。

尾上与一先生の作品には色彩や音がうまく織り込まれていて、非常に詩的で美しい。
かといって、本作を大絶賛できるかというとちがうかな。

第二次世界大戦中を背景とした、という点においてはかなり斬新だし、
タブーに近い挑戦かもしれないんですが、
逆にそれがBLに『悪用』されているような気がしてしまうのはワタクシだけか?

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