雀影さんのレビュー一覧

少年と薬売り コミック

吉田実加 

アマネの着物と山の家の生活

少し昔の日本を舞台にした、和風コスチューム物。
心が読めちゃうという不思議な力のせいで村を追われたアマネと母だったが、病で母はとうに亡くなり、アマネは山犬のリクに助けられつつ成長していった。
そんなある日、アマネは山で金髪赤目のキサラギと出会い…。

絵もきれいだし、お話の大枠はなかなかいいと思う。
ただ、一人で成長しているはずのアマネの姿がきれいに整いすぎていて、読んでいても、その辺が…

1

木陰の欲望 コミック

暮田マキネ 

けっこう鬱蒼とした木陰でした

グリーンのカバーイラストが非常に美しい作品。
グリーンは美しいけど、内容は、木「陰」で「欲」望の、結構じめっとしたお話でした。
幼なじみとはいっても、お屋敷のおぼっちゃまと庭師の息子。
この二人が、同い年で、時代設定がほぼ現代。
もっと時代設定が昔だと、あからさまな身分差物になったりしたんだろうけど、ここは現代なので同じ学校のクラスメイトを普通にやっていたりして、明らかな階級差がない分、逆…

4

君なしじゃいられない コミック

かつらぎ 

雰囲気はかわいくてきれい

短編の詰め合わせ。
絵はかわいい。
他の方も触れているように、お顔が小椋ムクさんの絵に似ているけど、全体にはもうちょっとあっさりな感じかな?
お話はどれも短くて、ふっと始まって、ふわっと終わるお話ばかり。
特に冒頭からの3編は、これで恋になるのかなって位ふわっと終わる話だったので、1編ごとの切れ目が最初ちょっとわかりにかった。
他のお話も含めて、絵がロマンティックだから全体に甘い恋の気分…

0

the killer コミック

金井桂 

オジキラー

タイトルの「the killer キラー」ってのは、どっちがどっちを殺すんでしょうね。
一応は、由哉の天使パワーに灰原がメロメロにされちゃう話ではありますが、由哉が自分で自分の殻から抜け出せるように灰原が愛を浴びせ倒すお話でもあります。
お話のボリューム的には、コミックス丸々1冊、読みがいがあります。
ただ、私の好みからすると、由哉はあまりにも自己完結しすぎで、ちょっと萌えきれなかったかな。…

0

しあわせのはなし コミック

歩田川和果 

過ぎたるは及ばざるがごとし、かな。

「ねくたいや」の続編。
有働三兄弟の長男の話。
「ねくたいや」の方の細かい内容を結構忘れていて、
環の傷のエピソードが???
環と友久の関係も???
更に三男・春の存在も???
ま、そんな些末なことはおいといて(いいのか?些末レベルじゃないだろ!と、頭の中で声がするが)
めんどくさいツンと、めんどくさいヘタレのすれ違い愛が、めでたく結ばれる、しあわせのお話だ。
内容も普通にじれった…

2

僕の、なれない君 小説

手嶋サカリ 

ぱっと見厚めの本だけど、さくっと読めます

サッカーのスターと都落ち秀才くんの同級生初恋物語?
出会いから両想いになるまでを描いた高校生編「僕の、なれない君」と、高校を卒業してから2年後の遠恋編「慣れない、君との距離」の2部構成。
高校生編の「この独占したいって気持ちは、恋なのだろうか?」って悩む設定は、基本的に好物だし、崎谷の両親の離婚や父との確執を乗り越える系のエピソードも丁寧に描かれていて好ましい。
高校卒業後の遠恋編は、ドイツ…

2

限定カレシ コミック

山佐木うに 

レンタル彼氏って、どんな仕事?

「レンタル彼氏」=「デリバリボーイ」なのか、そうじゃないのかどうが、もうちょっとはっきり判ると良かったんだけどな。
「レンタル彼氏」がどの程度の性的なサービスを目的としたお仕事かが曖昧だから、二人の関係もあやふやで、読んでいても、なんだかもう一つすっきりしない感じが続く。
言いたいことはなんとなくは判るのよ。
お金を言い訳にしているけど、実は二人とも恋愛に臆病になっているだけで、そこから一歩…

1

青春カタルシス コミック

かつらぎ 

子どもネタ

子どもネタは、子どもがかわいくって、その上健気だったりするとそれだけで感情持って行くから、なんか、ずるいよね。
表題作は、高校時代に付き合っていたけど、大学受験時期に家庭で色々あったために別れることになってしまった二人が再会するお話。
絵もかわいいし、再会してからまた関係を築き直すっていうテーマはいいんだけど、別れなければならなかった柾美の理由とか、柾美の姉が子どもを弟の所に置いていく理由とか…

0

愛は世界を救うのか!? コミック

天王寺ミオ 

キス顔はきれい

遺伝子異常から女性の数が激減してしまった世界を舞台にしたライトSFコメディ。
設定はSFっぽさを装っていますが、なんだか切実さが希薄。
女キャラ書きたくない→だったら男だけの世界にしちゃえ→それならSF?
みたいな、

絵はきれいなんだけど、そもそもの設定というか、物語作りの動機が緩い分、展開もなんだかグダグダです。
そもそも、この御子柴みたいな腹黒系の攻めってあんまり好みじゃないし、…

1

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

シリーズ序章?に私も1票

かなり地味な、ラノベっぽい退魔ファンタジーBL風味?
個人的には、こんな感じの、坦々と非日常的な日常生活を述べていくお話は好き。
高校生・五夏と槙人の日常、それも子どもの頃から突出した力を持ってしまったが故の、成長していく際の悩みや想い、家族や組織との関係なんて言う描写が繰り広げられるのは、高校生が汚れを祓うお仕事物のラノベっぽいファンタジーとしては充分おもしろかったのだが、「BLの商業作品」…

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