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表題作青春カタルシス

幼稚園の先生・東条啓(23)。高校時代の柾美の恋人
弁護士事務所事務員・佐原柾美(23)

同時収録作品3色ホログラフィ / その後の反省会

同時収録作品サマーメモリーズ

小西英司 大学生
北川ゆうき 大学生

その他の収録作品

  • 手と手をあわせて
  • あとがき

あらすじ

ある日突然、家出した姉の子・あきらを育てるはめになった柾美は、幼稚園で高校時代付き合っていた啓と再会し――!?
(出版社より)

作品情報

作品名
青春カタルシス
著者
かつらぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344820661
2.7

(7)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

あきらちゃんに癒される

最近ひたすら癒しを求めているのは、季節のせいなのか。
原因不明のげんなり感に苛まれていると、手を伸ばしがちなのが「子供が出てくるBL」。
心が童心に返って、まっさらな状態になりたがっているのかもしれません。

【青春カタルシス】【手と手を合わせて】 萌2
「連絡待ってる」という言葉に返事をできないまま、高3の冬に啓と別れた柾美。
奔放な姉の子供・あきらを預かることになった柾美は、幼稚園の先生になった啓と再会して…。
受験、母の死、身重の姉。抱え切れないほどいろいろなことが自分に追い被さってきたとき、大事な啓にはそれを一緒に背負わせたくないという柾美の気持ちも分かる。
連絡を待ち続けた啓の気持ちも考えると切ない。
ただお通夜での啓の台詞に、「受験なんてしてる場合じゃない。お姉さんのことを考えてやれ」というような嫌な印象を持ってしまったわたしは、この2人だけだったら「萌」まででした。
「萌2」までいったのはすべて、姪っ子のあきらちゃんあってこそ。
あきらちゃんがひたすら可愛い。
ママがいなくて寂しいのを見せずに、描き下ろしで明かされるママとの約束を守ろうとするのも可愛いし、奔放に見えたママが弟のしあわせのために…?と思えるのもちょっと救いになります。

【3色ホログラフィ】【その後の反省会】 萌
映像科の学生3人のいびつな三角形。
1年の制作発表会で優秀賞を獲った理子の作品に圧倒されたのん。
次の課題で理子と、理子が優秀賞のモデルにした一生(いっせい)の3人で組むことになったが…。
理子は一生が好き(たぶん)、一生はのんが好き、のんは3人で仲良くしたい。
一生の告白が宙ぶらりんになった状態では、到底仲良くなんてできるわけもなく、のんは答えを出さなければいけなくなります。
こういうとき、理子のキャラで萌が加速することもありますが、我が強すぎてナイスな立ち位置に収まりきらない子だったのが残念。

【サマーメモリーズ】 萌2
恋人・ゆうきの初恋の相手である榎本から届いた結婚式の招待状。
浮かれるゆうきに複雑な思いを抱えた英司は、式を欠席するべくリゾートバイトにゆうきを連れ出すが…。
どんでん返しに「おおー!!」ってなります。
恋人になったって、相手が純粋に想っていた初恋の相手というのは特別。
そのひとがいつまでも視界にチラチラ入ってくる状況が続いたら、気が気じゃない。
そんな気持ちの投影する方法が憎い。

大人はいろいろ面倒だけど、子供はシンプル。
あきらちゃんで1冊読みたいくらい可愛いです。
癒されます。

0

子どもネタ

子どもネタは、子どもがかわいくって、その上健気だったりするとそれだけで感情持って行くから、なんか、ずるいよね。
表題作は、高校時代に付き合っていたけど、大学受験時期に家庭で色々あったために別れることになってしまった二人が再会するお話。
絵もかわいいし、再会してからまた関係を築き直すっていうテーマはいいんだけど、別れなければならなかった柾美の理由とか、柾美の姉が子どもを弟の所に置いていく理由とか、もう少し説明が欲しかったかも。
「3色~」も、もう後少し、説明が足りないというか、
「サマー~」は、小西と榎本の違いをもっとはっきりさせてほしかったしで、かなり中立よりの萌1つで

0

絵にびっくりした一冊!

表紙を見た時に、小椋ムクさんに似てる!と思ったのですが、中の白黒絵も見て更にそれは確信に!
子供のかわいらしさとか、ワンコ攻めとか、デジャブってしまって・・・
若干、この作家さんのほうが薄味で線が細目なんですが、類似という部分で、どうしたもんか(何が?)と自分の中にとまどいを隠せませんでした。
絵だけならまだしも、作風もとなると、、

表題は、高校時代付き合っていた柾美と啓が、柾美の家の事情で離れてから音信不通になり、5年後、姉に姪を押し付けられて子育てをしながら保育園で啓と再会してというお話になります。
柾美の、啓へ対するつまらないこだわりと突っ張りが、子育てという姪をとおして溶けていく姿のお話なんでしょうね。

『3色ホログラフィ』は女性を一人はさんで、大学のグループ製作を通して戸惑う姿。
受けはノンケで攻めが積極的。
女性はどちらかが好きなんだけど、一人のけものにされるのが面白くなくて、ノンケはそれにオロオロとする。

この2作品、流れや雰囲気はほんわかしていてさらさらっと「わさび茶漬け」のしょうな食感の作品。
どこが萌えるかっていわれても、ただ口当たりがいい、、なところ止まり。

むしろ、作者後書きで「BL迷路の腐海で荒ぶっていた時の暴走」と言われている『サマーメモリーズ』が、意表をついて面白かったデスよ♪

恋人同士が夏のバイトを一緒にしているのですが、そこで小さい開かずの扉を見つけてしまう。
そこを開けてみたいけれど、それは攻めにしか開けられないと言う~
最初、恋人の痴話げんかみたいな話なのかな?と思ったら・・・!?
な以外な展開と、そこに込められた攻めの気持ちなどがあって、ファンタジーであるんだけど、すごくそのこだわりが切実で思わず、うんうん、、って頷いてしまったですよ。
攻めの言葉遣い(関西方言)が変にきになりますが、それでもこれは余り絵を気にせずに、面白かった、と思えるお話でした。

表紙カバーをはずした本体に、表題とサマーメモリーのオチ的過去話がついているので、お忘れなく。

1

もやもや

「君なしじゃいられない」がまあまあおもしろかったので買ってみました
しかしいまいち楽しめなかった(><;)

何がいけなかったのでしょう?
理由が自分でもよくわからなくて、若干とまどってます

絵は相変わらずていねいで見やすいです
子どもも女の子もかわいい◎
するとやはり、ストーリー展開などに原因が…?
確かにあっさりしすぎた感はあったかも
前作に比べてどの話もあまり登場人物達に感情移入ができませんでした
あ、でも「3色ホログラフィ」の書き下ろしは、のんちゃんがエロかわいくてよかったですv

上手く言葉に表せない~(××;)
でも全体的に消化不良、もやもや…な感じでした

0

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