雀影さんのレビュー一覧

バニラリゾート CD

年下ワンコ

羽多野さん、いつにも増して、ヘタレワンコ感、増量でお送りしてます。

人見知りで内気な引きこもりのエロマンガ家、武島睦。
片や、それなりにリア充だった寺岡明春。
明春は卒業後、失職中に偶然に再会して睦の手伝いを初めて、それなりに、お手伝いさん生活に馴染んでいたら、オナホールで自慰中の睦と出くわしてしまいます。

かわいい声なのに、しっかり年上、オカンのように睦の面倒を見ている明春の阿部…

2

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

これは、、、

で、通して読んでみての結果だけど、
物語としては、ぐいぐい読まされて、
小説としてはさすがだなぁとは、思う。
この2冊、一晩でイッキ読みしちゃった位だから。

でもね、

この獣は、ダメだ。
ちょっと受け入れられない。
木原さんの作品って、それがどんな形にせよ、当事者的には、最終的に分かちがたい番となってハッピーエンドになるけど、ちょっと今回は、勘弁。
こんな獣に、光明を見せる…

17

COLD HEART in TOKYO 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

大人は狡いのか?

「才能」に引け目を感じている大人が、圧倒的な才能を目の当たりにしたとき、
憧れや畏敬を感じるのは当然。

自分は凡人と思っている大人が、天才を御そうとして、なんとか穏便に事を進めようとして、色々目をつぶってしまったばかりに、恋愛の道筋を間違えるお話。

木原さんお得意の(?)、言葉の通じない大きな獣に取り憑かれて振り回される人間のお話で、お話のパワーは半端ないけど、正直言って、このパター…

1

ふしだらなお兄さん コミック

楢崎壮太 

眼鏡ビッチ

眼鏡の保父さん(実は筋金入りのビッチ)が、高校生の頃の憧れのクラスメイト(スポーツ万能爽やか優等生)と勤務先の保育園で、保育士、体育講師として偶然再会して、、、。

実は昔から好きだった、な、胸キュン初恋成就の再会物。なんだけど、、、
眼鏡くん(南)の方は学生時代から乱れまくりのビッチ設定で、行きつけのゲイバーでも毒吐きまくりの男漁り放題。
そんな自分と対極の存在であるからこそ、澤田に憧れ…

0

「好きで、好きで」ディアプラス文庫フェア2014書き下ろしSSカード 特典

秘密の・・・

SSカードのお話は、志方が穂木のマンションに引っ越ししてきて同居を初めてまだ間もない頃のお話。
休日、志方がちょっと買い物に出ている間、穂木は偶然、志方の部屋の片づけ途中の荷物の隙間にカバーの掛かった本を見つけてしまいます。
こんな風にわざわざカバーで本のタイトルが見えないようにして、半ば隠すようにしてある本って、、、
もしかして、エロ本?
もしかして、もしかして、、、
と、中を見ようか…

1

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

とにかく、ずっと、好き

なんだか、こんなに最初から、ラブ浴びせ倒し!!みたいな、
付き合って10年、すっかり出来上がっちゃってるカップルのお話って、
何かの続編かと思っちゃったけど、そうでもないのね。
こんな設定もありなのかと、意外って言うか、なんだか意表をつかれた感じ。
でも、長い付き合いで、昔も、今も、ずっと、ずっと好きで、だからこそ、いろいろ迷って、
そして、最終的には、ちゃんとお互いの想いを言葉にして確…

8

富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 虹の橋 小説

秋月こお  後藤星 

作品は育つよ、どこまでも

富士見の外伝シリーズも、えーと、もう何冊目?
第5弾ですか。
すっかり落ち着いた、いい夫婦状態の悠季と圭については、もう語り尽からこそ始まった外伝シリーズ。
一応、二人のお話(ヴァイオリンのメンテナンスのため松本まで日帰りドライブする話)も収録されていますが、、、

前巻までは、別のキャラの視点から描くお話は、これまでの出来事を、そのキャラがどう関わっていたのかとか、どう感じていたのかと…

2

あいもかわらず コミック

鮎川ハル 

かわいい

ヤリチン大学生と思春期高校生の幼なじみ物です。

お話は、年上の子の方が年下の子のことを密かにずっと好きでいて、それがうっかり溢れ出ちゃったら、、、という、幼なじみ物としては定番ストーリーなのですが、
まず、絵がかわいい。
東京漫画社さんのcabとかにありがちな、地味系の絵なんですが、背景の書き込みや抜け感のバランスが良くて、キャラのお顔も地味だけどちゃんとかわいくて、扉絵での着ている物の…

0

「頬にしたたる恋の雨」ディアプラス文庫フェア2014書き下ろしSSカード 特典

さりげない

本当にさりげない、ほんの些細なひとときのお話。
久しぶりに瀬島の家に共に帰ってきた文彦が、居眠りしてしまった瀬島に膝枕しようとする、
それだけのお話なんですが、ふと目を覚ました瀬島と文彦の交わす会話が、なんとも色っぽい。
仕事場を離れ、二人きりになった瀬島の家で、
「頼秋さん」「文彦」と、お互い本名で呼びかけるだけで灯るもの。
このショートストーリー内では軽く触れるだけの口づけしか描かれ…

1

疵 スキャンダル 1 小説

かわい有美子  杜山まこ 

そもそもの始まりは

ずいぶん前にドラマCDで聞いて、旧版でもこの1巻目だけは読んだはず。
その後、シリーズの続きは絶版で見つからず未読だっので、文庫化新装版が出たのを機に喜び勇んでシリーズ揃えて、幾年月、、、
買うと気が済み積み本の箱。

今回、改めて読み返してみて、やっぱりこの第1巻「冷たい指」って、実に酷い話で、
このまま、桐原が壊れてしまうのか、司馬との関係はどうなるのか、全く予測がつかず、後を引く、…

0
PAGE TOP