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かわい有美子 杜山まこ
雀影
ハッピーエンド。 このシリーズ、4巻通して読んで、 まさか、こんな風にハッピーエンドに着地するとは思わなかった。 桐原は、ただただ不幸に翻弄されているだけのように見えても、実は野心とプライドをたっぷり持ったエリート官僚で、ちゃんと自分の非にも思い至ることができるような明晰な頭脳を持っているからこその、ここまでたどり着けたハッピーエンド。 「かんじんなものは目には見えない」 そ…
砂原糖子 三池ろむこ
言ノ葉のシリーズも3作品目で、今回はこう来たのか!って感じでした。 生まれつき心の声が聞こえるカンナは、同じく声の聞こえる母と二人で暮らしていましたが、その母を亡くしてからは親戚をたらい回しにされて育ちます。 そして、新しい街で、古びたアパートを借りて一人暮らしをはじめるのですが、、、。 カンナは、幼い頃の母との約束で、声が聞こえるという自分の力を人のために役立てなくてはいけないと常…
ネタバレ
今回、この本に付いたSSカードは、カバー絵でも、口絵でもない、カラーイラストでした。 こういったおまけカードで、3点目のカラーイラストって、結構珍しくないですか? カバー絵がこれから分かり合おうとしつつある二人っていう雰囲気で、口絵の方は、駅のホームで泣いているカンナのシーン。 カードのショートストーリーは、本編後の二人が、一緒に電車に乗って家に帰る途中、額田を見ている女の人の声を聞いてしま…
本編で不足しがちだった、糖分(エロ成分)補完ストーリー。 高校生はやりたい盛りで超絶倫ってことで。 本編で、ようやく最後にたどり着いた、ホテルの部屋に二人きり、初めての本番エチ。 ホテルで初めてって言ったら、朝まで絶対寝かせないぜ!コースの途中、バスルームでのイベントといえば、やっぱりアレでしょう。 なかだしあとしまつ。 となると、また兆してしまうのは、若さ故、不可抗力。 最初は素股で…
小林典雅 おおや和美
どんなに心で思っても、言葉にしなきゃ、自分の気持ちは伝わらない。 小説家を目指している路郎は、コンビニでのバイト中も、道を歩いているときも、小説の構想を頭の中でこねくり、こねくり。 今日もポヤンと歩いてて、うっかり車道に出てしまい、そこをイケメン高校生くんにすんでの所で助けられたけど、代わりに高校生くんが骨折してしまい、、、。 入院した高校生くんと話しているうちに、路郎は彼に毎日小説…
木原音瀬 藤田貴美
夏の夜に読みたい、ちょっと怖い話。 人間って、言葉を介さないとなにも伝わらない。 どんなに愛していても、どんなに憎んでいても、 自分の心の中で思っているだけでは、 それは、何もないのと同じ事。 お互い、自分自身の心の中で思っているだけで、全く言葉にしなかったために、無駄にすれ違うお話。 木原作品って、意思の疎通、意志の不通で、勝手に自分を不幸に追い込むパターンが多い気がする。 …
当然のように付録CD目当てで買ったわけですが、買った以上は本誌も読んでみた。 基本的には連載とか、あとはコミックの番外みたいな感じで細切れの作品ばかりなので、最初から順を追って読んでいると、エロメインのシーンばかりが連続するような印象で、やってばっかりだなって、正直言って途中でだれるというか、、、 ひとつひとつの作品でいえば、実はそんなに、エロのみなんてこともないのだけれどね。 で、一番最後…
伊東七つ生
作画:伊東七つ生さんということで買ってみましたが、BL的にはほぼ匂い系でした。 お話は2編。 殺人事件があって(問題編)、それを刑事の長瀬に泣きつかれて、大学準教授の綾小路が探偵となって謎解きする(解決編)。 絵は文句なくきれいです。 綾小路が繰り出すドSな台詞とツンデレ眼鏡ビーム! この長瀬と綾小路達のあれこれが、このきれいな絵のままギャグっぽく展開したならもっと評価が上がるのですが、…
脇キャラでは時々お名前が出てきつつある新垣さんと、最近のBLCDでは受けキャラでしょっちゅうお目に掛かる下野さん。 新垣さんは初絡み、下野さんが攻めと、かなりの珍品。 JUNK!BOYの付録CDは、去年といい、今年といい、なかなかチャレンジ精神旺盛でたのしい。 エピソード的にはエチまでが早いが、まあ、そもそも原作があれなわけだし、 おどおど桜田君が、いきなりスイッチ入ってドSモードになると…
四宮しの
カバーデザイン素敵だし、この雰囲気は好きなんだけど、 やっぱりというか、 あいかわらずというか、 微妙にキャラの把握に手間取る四宮作品。 今回は、メインの二人が幽霊に関わっていくお話で、各話毎に何人かのキャラが絡んでくるが、全体としての登場キャラはそんなに多くない。 ストーリーそのものは、地味だけど味わい深くて、何度も読み返しているうちに、じんわり心に落ちてくるよう。 BL的なラブやエ…