雀影さんのレビュー一覧

7年目のシンデレラ コミック

吉田屋ろく 

クマ感がもっと欲しい

表題作は、芸能界のイケメン王子様が、年上の住み込みハウスキーパー君を攻め落とすお話。
作者さんは年下攻めがお好きなようで、この作品では、10歳の時に一目惚れしたお掃除のお兄さんを、17歳にしてようやく捕捉、陥落させるという(だから七年目)、年下の執念なめんなよ!的な。

デリカレは、メイドコスプレのピザのデリバリお兄さんが、お客様にはピザを食べさせつつ、自分はお客様を美味しく頂いちゃうお話。…

1

傷ついてロマンス コミック

阿部あかね 

ヘタレワンコも

やるときはやるけど、、、

結局、鼻血なのね。

表題作、雑誌掲載時に第1回だけ読んだことがあって、
あー、クズ男にアホワンコね、、、ふぅん、、、って感じで、後回しにしていたんですが、、、、

大川が、ホントにクズで、けしからんくらいにエロ。
大斗はそんな大川にぞっこんなアホだし。
阿部作品ってこんな風に、私の嫌いなクズ男やアホヤンキーがお約束のように登場するし、ツリ目の三白眼の…

0

ふつうにかわいい? コミック

平喜多ゆや 

ふつうどころか

とくべつにかわいい。

かわいい物が好きすぎて、自分でも着てみたくなって女装しちゃうような男の子が、
かわいいと思っていた幼馴染みとの恋を成就させるお話。
女装する子の方が攻めです。

かわいい物が大好きな穂高、陸上部でちょっと奥手な征、征の妹で穂高と同じ高校に通うみお。
最初はみおと穂高の関係を疑っていた征ですが、ある夜、偶然、花柄のワンピース姿の穂高と出くわしてしまいます。
征…

3

2013秋のときめきベストセレクション 特典

薄いのから濃いのまで

シャレード文庫の9月刊4冊のスペシャル番外編集♪って事で、
西野花『白蜜花嫁』、海野幸『家計簿課長と日記王子』、小塚佳哉『マスカレード・ナイト』、秀香穂里『トリプルルーム』の番外編4本と、
おすすめ既刊紹介コーナーとして、
吉田珠姫『ピジョン・ブラッド』『鬼畜』、高尾理一『天狗の嫁取り』シリーズ、中原一也『愛してないと云ってくれ』シリーズ、花川戸菖蒲『年上マスターを落とすためのいくつかのマナ…

1

キツネとタヌキの恋合戦 小説

真崎ひかる  麻生ミツ晃 

かわいいおとぎ話

私、人外物だと、基本的にタヌキが好きなんで、
この、あからさまに間抜けでおバカの佳寿が実にタヌキらしくて、かわいくて、
多分、この佳寿が普通に人間だったら、全く好きになれそうもないけど、
タヌキだから許しちゃう。
あほっ子タヌキが、お間抜けに一生懸命奮闘する、こんな単純なお話、好きです。

佳寿が、年齢不相応に幼くて、なかなかラブに発展しなくても、
キツネの依吹の恋愛スイッチがいつ入…

1

雨の下の君に捧ぐ 小説

千地イチ  國沢智 

予想外によかった

このタイトルと、このあらすじと、カラー口絵のキスシーン。
しっとり切ない、ジリジリ系の再会もの?
なんとなく雰囲気の予想が付かないまま読み始めてみると、
登場した主人公の二戸島は、考え無しのお気楽キャラみたいで、
それが、意に染まない転勤を命じられ、高校時代と全く変わってしまったような先輩・橋本すばるの下で働く事になって、
まあ、いろいろと、お仕事的に成長していく物語で、
成長物語とし…

3

ヒマなのでハジメテみます。 CD

こっちがこれで、これが自分?

原作未読。
幼馴染み、同居物です。

最初に言っておきますが、私、羽多野渉さんのお声が大好きで、このCDも、原作未読にもかかわらずキャスト買いです。

羽多野さん演じる希は、最初は高校生。
甘えた感じのアホっこなので、いつになく高めのトロくさい話し方。
後半、大学生になっても、多少低めの声にはなっても話す早さは相変わらずゆっくりトロくて、こんなタイプのキャラ、羽多野さんにしてはちょっ…

1

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

ラノベ?

丸木さんの作品、あんまり読んではいないけど、イメージ的にはドロドロのハードエロ。
怖いもの見たさで読む感じ。
それが、こんなにポップな、ラノベみたいなタイトルのご本で、いったいどんなことになるのかと読んでみたら、、
エロゲのシナリオライターをやっているオタク君が、ラノベなノリで、
美丈夫な青年実業家(それも生まれついての大企業グループの一族で)に、(丸木作品イメージの)ハードエロなノリで、…

5

新庄くんと笹原くん (1) コミック

腰乃 

このハズシかたが好き

湿度の低い絵で、ドタバタとしたギャグの味付けで展開する、ちょっとひねくれた、純情高校生の初恋物語。

この真希ちゃんの一人迷走、暴走っぷり。
男子高校生は、こんな風にオバカでピュアで迷走している方が、生き生きしてて、おかあさん安心だよ。

嵌る人には堪らない、
ダメな人には完璧ダメな、
そんな腰乃作品の中でも、かなり極北なこの作品を、たっぷりのボリュームでお届け。

これで、まだ…

4

いとしの未来くん コミック

吉田ゆうこ 

子どもと恋

子どもが恋を知り、変化していくお話。
この繊細な雰囲気は結構好きです。

でも、評価を迷う。
未来の幼馴染みで今は同じ家に住んでいる日平が、未来と3人の男との交際を見ているうちに、未来への気持ちに気付いて結ばれる。
読後の最終印象は、そんな風に単純でわかりやすいハッピーエンドのようだけど、
未来が付き合った相手が、3人とも気持ち悪いというか、
そんなのと付き合う未来の「生来のものなの…

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