雀影さんのレビュー一覧

頬にそよ風、髪に木漏れ日 右手にメス、左手に花束(6) CD

医療サスペンス?

ラブ的な方面では、もうすっかり落ち着いちゃった夫婦の二人。
ストーリーのメインは、江南が受け持つ患者に纏わる事件と、篤臣の病気。
テーマは「本当に相手のことを思いやると言うことは」
ほとんどTVのスペシャルドラマみたいです。

そんなわけで、この第6作目、お話としては面白いけど、エチ方面はまた薄くなってしまいました。
長く続いているシリーズなので、まあ、これはこれでいいとしか。
その…

2

君の体温、僕の心音 右手にメス、左手に花束(2) CD

挽回します

1作目が、くっつくまでの10年愛だったのに対し、この2作目はちゃんと恋人同士になって、一緒に暮らし始めたばかりの所から話が始まるので、1作目が濡れ場少なめだったのを挽回するかのように、いきなりラブラブです。

でも、好事魔多し、というか、そこへいろいろとお邪魔虫が登場して…

1作目は二人のこれまでを回想する感じで、延々と永福のモノローグ&ナレーション状態でしたが、この2作目からは、お話は…

3

愛しい声 コミック

陵クミコ 

そうだったのね

カフェのマスター柳井と、その友人はアラフォー。
そこに、柳井目当てで通い詰めている衛。
衛の二十歳の誕生日、柳井は特別に店を貸しきりにして誕生パーティーを開いてくれるというので、衛は、今日こそ柳井に告白するぞと、固い決意で店に行くのですが、そこへいつものお邪魔虫、鵜瀬もやってきて…

結果から言うと、
衛は玉砕して、
鵜瀬に躰をなぐさめられて
親愛と、恋愛の違いを知っていく。
そん…

1

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

いよいよ佳境

一連の猟奇殺人事件を軸に、ヤクザと愛人、学生時代の先輩と後輩、二組の男達それぞれの関係が、縒り合わさるように描かれてきたお話も、とうとう真犯人らしき姿をとらえた第3巻。

もしかして、真犯人って!
だとしたら、○○さんは!
そして、刺されちゃった葉月は!
さらに、祥はどうなるの!

実は、前の本が出てから間が開いちゃうと、結構ザックリ設定を忘れちゃったりしてるのだが、この1冊だけでも…

2

ランブル・ラッシュ コミック

高緒拾  神室晶 

飯島課長!

ついていきます!

このお二人の本って、とってもエッチ。

ガッツリ汁まみれ具合なら、他にももっとグチョネチョな作品をお描きになる作者さんは数多いるだろうけど、このお二人の本は、群を抜いてエッチ。

画力にも、ストーリーのセンスにも、文句のつけようがないです。

ネタ的にはありふれた妄想の、結構しょうもないネタなんですが、
それが、あ~ら不思議、
この画力と、
このセンスで見…

2

お前でなきゃダメみたい コミック

白桃ノリコ 

受け攻め関係無しで

片方が、「なんでお前でなきゃダメなんだろう」って絆されデレる系の短編集。

とりあえず、基本的に白髪=イケメン設定。
で、このイケメン君達がみんな、微妙に残念な感じのキャラ。
自分勝手なヘタレだったり(表題作)
うっかり流され系だったり(かわいいのが~)
優柔不断だったり(眼鏡さんと~)
空気読めなかったり(月の中で~)
わがままなビッチだったり(犬も食わない)

この、全体に…

1

猫の目のホロスコープ コミック

スナエハタ 

かわいいのに…

童貞で、残念なヘンタイさん達が繰り広げる、可愛らしくもいかがわしい初恋のお話。

登場するキャラが、もれなく残念なヤツばかり。
童貞が基本仕様なのは、キャラを残念な変態にする土台なので、まあ、それは置いておいて、
この、「残念の方向性」が、私の萌えツボには微妙な感じでヒットしない。
それこそ、とっても残念。
っていうか、むしろ、単に「最低なあなた~」が地雷キャラだから、最後に本全体の印…

0

右手にメス、左手に花束 CD

長いプロローグ

長い時間をかけて、ようやく二人がくっつくまでのお話。

この二人、ちゃんとくっつくまで、結局何年かかったのかな?
大学の入学式から始まって、研修も終わって、、
江南の方はそれなりに思いを秘めていても、永福はそんな事は全く気付かずただ友人としてつきあっていて、
それが、いきなりレイプで、告白でとなっても、そう簡単に永福の気持ちは江南の思いを受け入れられるわけも無く、二人は絶交状態に。
だ…

2

その手に夢、この胸に光 右手にメス、左手に花束(5) CD

病院ものらしくなって

本編ディスク・ボーナストラックのキャストコメントの第一声がこんな感じで…

ストーリーは、アメリカ留学から帰ってきた二人が、もとの大学病院でまたそれぞれの仕事を始めるお話。
もう、二人は、すっかり夫婦の絆が出来上がっちゃっている状態だし、
大学病院らしく、教授選考やら、医療過誤やら、それこそ病院ものっぽいアレコレに終始するので、色っぽいシーンはほとんど無い。
シリーズものって長く続くと、…

1

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

BLらしいBL

なんか、とっても、BLらしいBLをしっかり読んだなぁ、って感じ。

BLらしいって言うか、
古典的?
王道的?
やんちゃな受けを、攻めは、好きで、好きで、大好きでしょうがなくって、
で、愛されていることに無自覚で鈍感な、ある意味幼い受けが、見当違いな方向へ暴走したり、じたばたしたりするの。

この作品のおもしろさは、そんなことをしている二人が、実は25歳のいい大人だって事。
25…

1
PAGE TOP