雀影さんのレビュー一覧

男の子だもの! CD

こっちの方が好き

この作品、3組のカップルの話が、高校の入学式から卒業式までの1年間の時間の中で描かれています。

最初が、表題作の「男の子だもの!」
タカトは高校に入学してすぐに、3年生の応援団長・柏木に一目惚れするお話。
好きになったら、突撃あるのみ
なんど玉砕しても、落とすまでは攻撃やめるもんか!
っていう、突撃キャラを、下野さんがテンション高く、声トーンも高く熱演。
迎え撃つ(っていうか、受け…

0

災厄のてびき コミック

草間さかえ 

初コミックス

初版が2003年の、初・商業コミックスです。
雑誌の初出は更に遡って2001年とか2年とか、もう10年近く前に書かれた作品なんですね。

独特な絵のタッチは、今見ても、っていうか、今見ると、かなり独特なようだけど、10年前だと、サブカル系では普通に在った美大系の絵、かな。
むしろ最近の作品よりは、おめめぱっちりだし、描線くっきり太いから、マンガチックかも。

表題作は、火事に興奮する男…

0

B型彼氏は説明できない コミック

新也美樹 

いくらB型でも

ここまで、こんなじゃなーい!
と、引きつり笑いしながらも、
やっぱり、ちょっとは思うのは、
B型って、こんな風に思われてたの?

そんな風に、身近なB型を思い浮かべつつ、ツッコミ入れつつ楽しく読んだ。

血液型、それも「B型」を題材にして、しかもメインキャラが二人とも同じB型だったら?っていうお話なので、誰が読んでも楽しめる。
これが例えばA型とAB型だったりしたら、こんなに楽しく…

1

まだ足りない!? コミック

浜野リカコ 

表紙の、雰囲気そのままです

さっぱり爽やかで、かわいくて花のあるキャラクター達の
さりげなく、かわいく、ちょこっとギャグも入って、うまいこと過不足なく纏まったお話の、
とっても、サラッと爽やかな、読みやすい短編集です。
BL初心者さんにもお勧めしやすいです。

それぞれのお話は独立しています。
最後の書き下ろしで、最初のお話の冒頭に出てきて、すぐに逃げ出しちゃった南君が、他のお話のキャラに次々遭遇していきます。

2

ごめんなさいと言ってみろ CD

あの声は反則

原作、既読だと思って聞きました。
が、
あれ?
読んでなかったっけ?
読んで、いるよね?
っていう、
まあ、定番中の定番っていうか、王道のお話ですが、、

このCD、安元さんに尽きます。
安元さんの、あの声だからこそ、こんな男でも許される。
あんな声で迫るの、反則です。
自分の潜在ゲイ度に全く気付いていなかったリツが、キャンキャンいいながらも落とされちゃうのもしょうがない。

2

奪われることまるごと全部【付録CD】Dear+2010年10月号ふろく CD

短いけど「神」です

たっつんと鳥さんって言うキャスティングがまず「買い」で、
オマケって言うより、コレクションコンプリートの方向で手に入れたけど、
このCD,短時間の付録CDにしては「神」でした。

なんと言っても、たっつんのアホかわいさと、鳥さんのSエロさがこの短いCDに凝縮。
付録CDだと、全くエチ無しでもやむを得ないかって普通思うけど、これ、短時間なりに、ガッツリいってます。
まあ、このCDの原作っ…

2

奪われることまるごと全部 CD

かわいかった

とりあえず、鷹緒役の鈴木さんが、あほで、かわいかった。
そして、美長役の鳥海さんがイイ声だ。

お話は、原作がコミックスだけあって、余白たっぷりにタカタカと進む。
内容?そんなもの、ほぼ、ない。
浮気して、仲直り、
浮気して、仲直り
要するに痴話ゲンカ。
鷹緒がほんっとーにアホ。
でも、この苛つく原作を、声優さんが演じると、あ~ら不思議。
鷹緒がアホはアホなんだけど、すごく可愛…

2

Cab vol.10 コミック

腰乃さん

前号が、ほぼ全編にわたって、淡々とした、エチ無しの地味~~な作品ばかりだったのに比べると、今号は、多少なりとも、色っぽさの濃度が増したかもーっていう感じが、あるような…

これも、ひとえに、腰乃さんのおかげ?

今まで、散々、「すったもんだ」していた、鮫島君と笹原君。
今回は、いよいよ、本当に、「すったりもんだり」。
ひらがなで書くと、「り」の字が付くか付かないかの、ほんの些細な違いだ…

0

この夜のすべて コミック

ミナヅキアキラ 

こう来るとは!

色味を抑えたカバー絵が、まず、すばらしい。
前のコミックスに比べると、本編の絵も洗練されて、格段に読みやすくなっている。

それにしても、こんなストーリーで来るとは!

この、硬質な光と影がくっきりした絵に、このハードで血みどろなストーリーは非常にしっくりと合っている。
地味な黒スーツに日本刀、白いシャツに飛び散る血しぶきのエロいことっていったら。

で、この血みどろな大殺戮の果て…

3

しもべと犬 小説

玄上八絹  竹美家らら 

ワンコは切ない

「愛されたい」
「愛しているから、愛せない」
お互いに深く愛し合っているのに、お互いを大事に思うあまり、求めることができなくて、すれ違ってしまう。
そんな、切ない、すれ違いラブ。

この「切ない、すれ違いラブ」を盛り上げるのが

犬として人の形に作られた生命体、人の血肉も、人の感情も持っているのに、人であって人間ではない信乃。
過去にある事件に関わってしまったがために、警視庁内の裏…

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