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藍生有 鵺
雀影
これだけ最初から最後までエロまみれな本読んだの、久しぶりかもしれない。 多希がなんにもされていないページを探す方が難しいくらい。 母の再婚で弟になった一卵性の双子、理と覚。 父と自分の転勤が重なったのをきっかけに、久々に実家に戻ってみると、そこにいたのは見違える程成長した二人。 ある日、多希が満員電車の中で痴漢に遭っているのを、理に見つかって、、、 この導入で、「血が繋がらない弟…
黒娜さかき
バックバージンとは、確かに意外な展開でした。 当然もう、縦長的なアレだとばっかり、、、、(意味のわからないお嬢ちゃまは、深く追求しないように) それにしても、連載開始当初から、ずいぶん絵の雰囲気が変わったような? もちろん、圧倒的にお上手のは変わらないんですが、 なんだか有田がずいぶん痩せたなぁ まるで、馬の付かない方の三浦くんみたいだ。 影の薄かった星野くんもお話に絡んで来て…
かわい有美子 金ひかる
昭和初期の時代背景を活かした、ちょっとレトロな言葉遣いが、耽美小説を髣髴とさせるこの本。 ストーリーは、猟奇な推理小説のスパイスをちょっと加えた、 ひどくまじめな青春小説でした。 お話は、仁科視点と花房視点で語られる部分が入り交じっています。 それぞれの思いは、フラットで、並列的に描かれている感じ。 そのため、読んでいても、作品世界に深く入り込むというよりは、複雑なのに平面的な、こっ…
依田沙江美
学園物には、大きく分けて 一つのカップルの、成長や変遷をじっくり追っていく、時と共に話が進むタイプ と 同じ場所を舞台にしながら、次々と変わりゆく世代を見つめていく、時が進んでいくタイプの話 等がありますが、このシリーズは、五葉庵生徒会シリーズとも呼べる、生徒会を舞台に、世代の移り変わりを描いています。 この3巻では、シリーズ1巻の怜一郎と伸哉の次の世代、吹原・幹太編と、 「五葉庵…
金丸マキ 山田ユギ
多分、初読みの作者さん。 クリスタル文庫で、表紙絵の山田靫(現:ユギ)さんってだけで買ってきたけど、この本も「当たり」だった。 生徒と教師という垣根の向こうには、 ある日から心の成長を止めてしまった、寂しがり屋の子どものままの大和が蹲っていて、 その垣根を、璃一は、愛されて育った無垢な心で、辛抱強く、半ば強引にこじ開けて、 行き着いた先はいっそ中毒、共依存といえる程の、、、 っ…
中高一貫の男子校。 季節はずれのかわいい転校生。 あたふたしているところを助けてくれた、落ち着いた眼鏡の彼は、クラスの委員長で、、、 と、怒濤のようなお約束展開。 でも、このお約束な展開を、 かわいく、楽しく、きっちりと、テンポよく まさに、これぞ学園物の王道、 学園BLのお手本 この第1巻では、伸哉と怜一郎の出会いから、学園物では絶対はずせない「文化祭で女装」や、中等部生の横恋慕…
榊花月 依田沙江美
昔、たしか「幻想の普通少女」っていうマンガがあったなあ、、、 普通って、何? 家庭環境が「普通じゃない」為、普通に人と接触できない望生。 教室の喧噪から逃れて、向かった先の旧校舎の音楽室で、日夏と出会います。 1年の時から気になる男で、今は同じクラスなので、出会ったというのはちょっと違うか。 初めて、言葉を交わします。 音楽室での僅かな時間の交流の中、二人の間にはいつしか… …
高井戸あけみ
絵がきれいで、ストーリーがしっかりしたマンガというと、常にオススメしている、高井戸さんのこの作品。 高校教師と、その教え子3人、4人の間で絡み合う愛と恋。 体と心、教師・生徒・親友、それぞれの恋する気持ちはままならい。 それぞれが、自分の心と向き合いながら、悩みながら、 繊細かつ複雑にお話は紡がれていきます。 また、繊細で白っぽい、雰囲気のある絵が、この絡み合った関係のストーリーを、ドロ…
山田2丁目
初コミックスがでた時から、気になる表紙ではあったんですが、 すぐに店頭から消えるわ 中古書店にはちっとも流れてこないわで、 ずっと買いそびれていた山田2丁目さん。 baby誌で何作か読んでからは、本気で探して、ようやくゲット。 店頭からすぐ消えたのも、 中古書店に流れてこないのも納得。 だって、おもしろかった。 鈴木ツタさんや、井上佐藤さんにであった時に匹敵する ビンゴ!…
久我有加 門地かおり
表紙買いなので、作者さんとは、多分初お目見え。 この作品は、アタリ、でした。 花街もののようでいて、でも表紙の、受けらしい子は目力の強い着流し姿。 タイトルと粗筋から想像する子と、この毅然と立っている子はちょっとそぐわないようです。 そして、この表紙の二人の絵姿こそが、この本の本質なのでした。 読み終わって、こうしてつくづくと表紙を眺めてみれば、すごく腑に落ちる、大納得な表紙絵なので…