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表題作禁忌を抱く双つの手

戸川理&覚:義理の双子の弟
戸川多希:親の転勤で実家に戻った会社員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

親の転勤と入れ替わるようにして実家に戻った多希は、義理の弟である双子と3人で暮らすことに。平穏な日々が始まるはずだったが、痴漢されている姿を目撃されたことで、双子に嬲られることに…
(出版社より)

作品情報

作品名
禁忌を抱く双つの手
著者
藍生有 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
シリーズ
禁忌を抱く双つの手
発売日
ISBN
9784592850441
3.1

(21)

(5)

萌々

(1)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
59
評価数
21
平均
3.1 / 5
神率
23.8%

レビュー投稿数9

完結した2人+1人

藍生さんがこのレーベルから出されている双子シリーズの初期のもの。
1通り読みまたが、この「禁忌を抱く双つの手」が1番好きです。

もともと双子+その兄っていう希少な設定が大好き!ですが、この話はキャラクターも立っていて、エロエロだけどちゃんと理由が説明されていて、近親相姦が好きでエロも好きででもお話もないと…って人に向いてるんじゃないでしょうか。

主人公・多希は同性愛者という後ろめたさから実家と疎遠になっていた優柔不断で大人しい社会人。その多希が転勤で実家に戻ることになり、双子の弟(血は繋がっていない)覚と理とまた一緒に暮らすようになるけど、多希の性癖を知った双子に襲われて…というお話です。

最初は抵抗する多希も、自分の性癖を認められず我慢を続けたことが災いしてか次第にほだされていきます。
エロいシーンが本当に多くて、というか一度そうなってからはラストまでほぼずっと濡れ場が続く…という感じです。
でも面白いのはそれでも単調にならずにシチュエーションを変えてきたり、話もきちんとすすんでいくという所。

最初の行為中に双子同士でキスをして多希がぽかんとするシーンがあります。双子で愛し合っているというわけでなく2人で完結した外から入っていけない世界を2人は持っていて、でもそれでは足りずその2人を肯定する場所として多希を求めている…という、3人の中に序列のないこの関係がとても好きだと思ってしまいました。

3Pだとありがちな、2人で1人を取り合う…というようなシーンもなく、2人を別々に、でも大事に見てあげる多希という存在を双子がとても大切にしている様が丁寧に書かれている作品です。

3

てんこ盛り♪

BL初心者の頃は「3Pなんて不潔!!(←意味不明)」と避けていたのですが、今ではすっかり大好物です。おまけに義兄弟や年下攻めも大好き。
なので、あらすじを読んで速攻で購入してしまいました。

とにかく、いろいろなエッチシーンが出てきます。いつもはエッチシーンではさらさら~としか読まない(途中で飽きてくるため)のに、今度はこれ!?次はこれ!?とどのシーンもしっかり読みました。イラストも話に合ってたし。でも、双子くんのちん○を2本入れるのはお兄ちゃんの体が心配になりました(汗)

お兄ちゃんの気持ちの変化にんんっ?と思うところもあったけど、3人とも幸せそうだし、良かったねと読後感は良かったです。
他のシリーズの本も読みたくなりました。

3

徹頭徹尾エロ

これだけ最初から最後までエロまみれな本読んだの、久しぶりかもしれない。
多希がなんにもされていないページを探す方が難しいくらい。

母の再婚で弟になった一卵性の双子、理と覚。
父と自分の転勤が重なったのをきっかけに、久々に実家に戻ってみると、そこにいたのは見違える程成長した二人。
ある日、多希が満員電車の中で痴漢に遭っているのを、理に見つかって、、、

この導入で、「血が繋がらない弟」で「一卵性の双子」
当然のように、「弟二人に嬲られる兄」のストーリーが展開していきます。

父母のいない、3人だけの家の中で、3人の行為は際限なくエスカレート。
多希は、このままでは、弟たちの将来をダメにすると、関係を拒むのですが、弟たちはあっさりそれを受け入れたばかりか、、、

この3人、双子達は、元々子ども時代から、お互いの境界が曖昧で一人の人格が、たまたま二人に分裂して存在しているよう。
そして、多希はその二人を唯一、二人等しく、区別せずに接してきた存在です。
3人の共依存状態は結局解消されることなく、エンディングでは、諦観を伴うカタルシスというか
ここまで来たら、これしかないよね
っていう、、

近親、年下攻め、痴漢、二本差し等々、
お約束設定満載のエロエロ。
基本は「愛」で、痛いことはしないので、「お約束なエロエロ」を満喫するにはぴったりかも。


2

双子シリーズ第一弾!

藍生さんの双子シリーズ、記念すべき第一弾。
といってもこのシリーズに関連性は今の所無いのでどれから読んでも全く問題無し。
藍生さんは他作品も読んでみたんですが個人的にはイマイチピント来なくてどうもこの双子シリーズだけがツボってるっぽいです。

さて今作は大好きな兄弟物、しかも兄受け~~~。
兄である多希[受]と双子の弟、理と覚[攻]は再婚の連れ子同士なので血の繋がりはありませんが、義理でも兄弟って設定だけで近親スキーとしてはドキドキするんですが!

多希は一度家を出て暮らしていて、仕事の都合でまた自宅で暮らす様になり成長した双子の弟達とも上手くやろうと考えていて、実際途中まではそこそこ上手く行っていました。
彼が通勤列車内で痴漢に遭うまでは。
痴漢に遭っていた所を、理に目撃されてしまいそれを切っ掛けにして理と覚は最初は母親を引き合いに出して脅し、セックスへと持ち込みます。
一度禁忌を破ってしまってからは、もうなし崩しでデジカメで撮影された画像を盾に双子達に風呂場で剃毛されたり今度は彼等に痴漢されて嬲られたりと陵辱され放題。
彼等の「お兄ちゃん」「兄ちゃん」呼びが萌えます。
こう禁忌って感じがしますー、この呼び方はイイ~~。
普段の生活での双子達はそんな顔は見せないだけに、それだけにそのギャップが引き立ってます。
ラスト近くで一旦双子達は多希に性的な関係を持つのを一切止めて普通の兄弟に戻るのですが、言葉無しでも通じ合う彼等を見て多希は疎外感に襲われてしまうのですね。
最後は3人でぐんずほずれずで二輪差し、3Pの醍醐味BLドリーム二輪差し!わーい!

やられ放題ですがあまり痛くはないです。
双子が揃って兄ちゃん大好き!!ってとこが萌えました、互い同士が最も大切な存在である双子から愛されるってとこがツボ。

鵺さんの表紙は躍動感たっぷりな奇麗な表紙で目を引きます。
黒髪キャラがいると本文内挿絵も生えますねー。

2

受がよかったり悪かったり…

双子シリーズ、第一弾 双子×兄

3Pってだけでなんだか後ろめたい気持ちになりそうなのに、さらに義理であれ兄弟同士とはなんともすごい小説です(^_^;)
終始、おぉ…とつぶやきながら読んでしまいましたw

でも全体的によかったですよ~◎
受の多季が結構かわいい顔なのか電車で痴漢されまくるわけですが、そこで嫌なのに感じちゃうという定番ながらもおいしい設定(*^0^*)
やっぱり受はこうでなきゃっ★なんてひとりで考えてみたりw
しかし多季は根っからのMですね!
自分も一般よりMだとは思いますwがうらやましい限りですww
あんなにかわいくMっぷり発揮すれば、そりゃ少しは嗜虐心もめばえるって

1つだけ不満を挙げるとしたら、多季が女々しすぎること
1人でぐるぐる悩んだりしている場面が多い中、あそこまで女々しいとうざったいなとか思ってしまいます
双子によって若干フォローされた感はあったけど後味が悪かったです
Mはそこらへんの境目?みたいなのが難しいですね

2

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