雀影さんのレビュー一覧

ご主人様と犬 小説

鬼塚ツヤコ  門地かおり 

いくらなんでも

いくら何でも、この表紙はあんまりだと思う。
新刊の帯の掛かっていた時ならまだしも、帯とっちゃうと、、、

犬が人間に変身して、ご主人様と…
ギャグでエロいファンタジー

平のアホ犬ッぷりと、竟輔のできすぎ犬
どちらの犬もご主人様大好きで、お馬鹿な話ではあるけれど、犬なだけに一途に思う気持ちが切ないお話です。

1

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

むずかしい

好きな作家さんの本でも、感想を書きやすい本と、書きにくい本とがありまして、
この本は後者、

この作品について、どういったらいいのだろう
この二人、どっちもどっちで、
「ふたりとも、しつけーし、きめーよ」
って言う、やさぐれた私と
「思い続ける一途さが、グルグルも含めて切なくってステキ」
って言う、ウルウルした私が
どっちもホントで、どっちも違う

ただ、紗幕を通した向こうの…

4

運命の華 1 コミック

角田緑 

魔女っ子リーマン

後書きにあるように、魔女っ子リーマンでって発注されてできあがったらしい本作品。

魔女っ子で、リーマンで、BL、

力ずくだな……

攻め系魔女っ子リーマンに、セックスなしでは生きていけない魔法生物の押しかけ男嫁
こういう、昔のやおい系少女マンガみたいな、かわいいセックスファンタジーって、なんだかノスタルジックで、かえって珍しくていいかも。
角田さんのかわいい絵柄も、こういう古くさ…

1

ナイトクルーズ 0.5 コミック

紺野けい子 

りっちゃんの秘密

「Love me thru the night」の翌朝話
律とヒロが初めてセックスした翌朝、実際に受け入れることの大変さをわかっていなかったヒロのダメージを、律がいろいろと気遣ってあげているのが何ともリアル。
商業誌の作品だと、ここまではあんまり描かれない。

そして東京に戻った律は、正社員に誘われていて、そこには能勢もきていた、、、

って、能勢って誰?

この本、たまたま店頭で…

2

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

確かに読み応えあった

買ってきて、ずっと放置していたこの作品、
ようやく読みました。

恋愛を描いた作品としては、確かに読み応えあったし、作品としての出来は極上だと思う。
一般マンガまですべてを含めた「今年の収穫」的な「今年度ベスト」的なものになるような、すごくいい作品だと思う。
それは間違いないけど、この作品はBLじゃないでしょう
っていうか、私の思う「ファンタジーとしてのBL」の範疇の作品じゃない。

8

冥愛の鎖 小説

華藤えれな  高階佑 

1冊で終わる本は、ちゃんと前向きな結末で終わる。

この本を一言で要約すると、
色々性格に問題ありな攻め様が、
純真な受けを貶めようと抱いたつもりが、
その純粋な心に触れるうち、真実の愛に目覚める
という、実にポジティブなラブラブ話。

CD化するなら
近衛@三木眞×三神@前野orゆうきゃんで、

4

サウダージ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

タンゴの調べと、ベルガモットの香りと

異国情緒たっぷりに始まる、外国シリーズ。

行方不明の兄を捜して、アルゼンチンのブエノスアイレスにいった朔弥
わずかな手がかりを頼りに訪れた店で出会った、兄を知る男こそがマフィアのアンダーボス、レオン・カナレス・セラーノで、朔弥は、兄と命の保証と引き替えに、自分の人生をかれに捧げることを誓わせられる。

ってかんじで、こっから、薬を使われたり、首輪をつけられての調教が始まるんだけど、

4

共棲愛―シンクロニア― 小説

華藤えれな  海老原由里 

ちょっと地雷

健気な、すれ違いラブ。

白血病の自分に、骨髄移植の提供した兄。
移植は成功したのに、兄は病院に見舞いに来た帰りに交通事故であっけなく死んでしまい、、、

死んだ兄の身代わりを、自分に課して生きているような羽月は、新しく来た講師・新堂に言われた言葉で、自分を抑えきれなくなって、、、

華藤さんの文体と相性がいいのか、いつも通り、とっても読みやすい。
泣かせ所もあって、結構泣かされち…

3

好き式友情術 コミック

門地かおり 

絵はそれほど変わっていない

デビュー作のビブロス版コミックス。
リブレで新装版は出ていないようなので、古書でゲット。

表題作は、かわいらしくてじれったい幼なじみもの。
18歳の優柔不断な万能感
キスしかしていないけれど、このグズグズ感に、ほっこり萌える。
カバー絵では半裸な二人だが、平らだけがよこしまな気持ちでいるだけの、単なる部活の着替えシーン。
本編中では、お話の季節が秋から冬とあって、着衣率200%位?…

1

部長の恋 コミック

九州男児 

性欲の深淵

今になって思うと、課長シリーズが、なんとお気楽なギャグだった事よ

部長シリーズになって帰ってきたら、性欲の深淵について考察する、とんでもギャグになっていました。

I.O.離島支部部長となって赴任してきた大宝氏
そこは、離島であるが故に、閉鎖的でゆがんだ世界。
その歪んだ性道徳を語ることで、性の深淵に真っ向から立ち向かう、壮大なストーリー!!!
って、大げさな、、、
でも、それが…

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