雀影さんのレビュー一覧

パーフェクト・ビュー コミック

茶渋たむ 

軽く救われない

読了箱から発掘した未読本。
幼なじみ物と、大学生物の2本入り。
表題作が、幼なじみでセックスもしている高校生のお話。
同録作品が、ハッテン浴場で名も知らぬ相手とセックスしている大学生のお話。

あらすじの「切ない恋心を描く~」に期待すると、ちょっと違うかも。
表題作の方は一応、ざっくりまとめれば、切ない恋に身を焦がす主人公の恋の成就のお話ではあるんだけど、恋のお相手が、恋心以前に人間の…

4

美味しいオカズをいただきます。 小説

栗城偲  駒城ミチヲ 

冬瓜のあんかけ食べたい

ご飯やさんのおいしいお料理の「おかず」と、独り寝の右手の友の「オカズ」をかけた、胃袋掴みラブ。

自分では、ずっとタチのつもりでいた天羽が、作元に出会って、餌付けされて、やさしくされて、作元を自慰のオカズにしていくうちに、だんだんと…。

天羽の、迷いつつも快楽に素直なところがいいな。
この辺までは、おいしそうな料理に、天羽と一緒にうっとりしながら楽しく読んでいたんだけど、それだけじゃ、…

2

武家の初恋 購入者特典書き下ろしペーパー 特典

結局は 喋る攻めなの 典雅節

本編後、榊の屋敷で音弥も一緒に暮らし始めてからのお話。
今夜も音弥が寝所へとやって来たのを待ちかねて、声が掛かっただけで、つい自ら障子に駆け寄って開けてしまう始末。

本編では、全然感情を表に出さない、寡黙で冷静な武士然としていた「鉄さま」。
まあ、榊にしてみれば、実際に声に出して言ったり、自在に表情が変わらない(変えられない?)だけで、内心ではいろいろ忙しく独白しまくっていたわけだけど、…

0

ボーイズラブ! 1 コミック

松本ミーコハウス 

一筋縄ではいきません

恋に目覚めたばかりの男の子達3人が、肉欲のままに3Pになだれ込む、エロエロストーリー。
だったらねぇ、、、
それだけだったら、簡単に、
「ふうん、かわいくていんじゃね」
で読み飛ばせるんだけど、そこはそれ、そうは問屋が卸さない。
あの「美しい野菜」の松本ミーコハウス先生が、その on BLUEでの次の作品として描き始めただけあって、第1話こそ若気の至りの、軽はずみな3Pの、ウフフなエロエ…

6

「No.1ホストが指名しています」特約書店特典ペーパー 特典

これは、好きな年上受けネタ

本編描き下ろしエピソードの、また後日のお話。

ナオヤくん、聖さんのナンバー1のセックスっていうのがホントに気持ちよかったみたいです。
ハダカでベッドの上、聖さんを押し倒して、逆光キラリンのキメキメ顔で
「今日は俺が、聖さんに最高のエクスタシーを与えてやるよ…」
とか、聖さんを見習って、クッサイセリフを言ってみちゃったりしましたが…。
一千万年早い男ナオヤ。
真似ッこの格好付けより、…

1

No.1ホストが指名しています コミック

フジマコ 

リバにプラス1萌

夏前に新刊で買ってそのまま埋まっていたのを発掘。
めっきり秋めいた今日この頃、気温と共にBL体力も弱ってきているのか、やっぱり胸焼けだよ。

表題作はホストクラブを舞台にした、ホスト同士の身体から始まる恋。
そしてお客の御曹司とその守り役の恋のさや当てに巻き込まれての四つ巴バトル。
他に、芸能界でマネージャー同士物と、先生生徒の再会物の3本立て。

今時BL風の可愛いお顔にいいからだ…

2

ろくでなしバーサス! コミック

葉月つや子 

体力奪われる系エロ

夏前に新刊で出た時に買ったまま埋もれていたのを発見。
で、めっきり秋めいた今日この頃ですが、最近ちょっとBL体力が弱っているのか、刺激が強すぎて若干胸焼け。
レディコミや劇画タッチのアナログ絵で繰り広げられるエロエロ展開に立ち向かうには、それ相応の体力が必要というか、なんというか、
気力体力充実してたら、きっと楽しいはず。

水商売が天職な一家とその周辺みんなホモ化のお話達。
最初が、…

2

ただ一人の男(5) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

面倒だけどそれでいい

本編シリーズ&スピンアウトシリーズ終了後のご褒美ストーリー集。
如月の従兄登場編と、尾崎の学生時代の友人登場編の2編収録。
どちらも、多少のハラハラはあるものの、ちゃんと落ち着くところに落ち着く「末永く幸せに暮らしましたとさ」を補強するストーリーです。
このシリーズを通して、幼児の強烈な体験のせいで、感情の一部を欠落させたままだった如月が、尾崎と出会い、いろいろな感情を獲得してきたわけですが…

1

はるのしんぞう 東京心中 6 コミック

トウテムポール 

誕生日プレゼントは…

一緒に暮らしているからこそ、混迷が深まる第7巻。
雑用係のADから、自分で何かを作り出す制作者へと踏みだそうとする宮坂の成長の話であり、
宮坂と一緒に暮らすことの意味を本気で考えたことがあったのかどうかと気付く矢野の話でもあり、
まあ、宮坂が一人で勝手に浮いたり沈んだりグルグルしたりしているのはいつもの事だけど、今回は矢野にもちょっとは悩んで貰って、二人の関係はより強固になったのかな?
そ…

1

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

これが王道

未読箱から発掘。
でも、とっても凄く既読感あるのは、実際に既読だからか、はたまた、超王道展開だからか、果たしてどっちだろうと、最後までどちらとも決定できないまま読了。
確かに、他の方も書かれているように「The BL」な展開で、適度なエロを挟みつつ、切ないすれ違いから誤解が解けてのハッピーな結末。
最後の方、ちょっと急ぎ足で畳みにかかっている雰囲気もなきにしもあらずだけど、全体にわかりやすく…

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