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雀影
ネタバレ
本編が結構ハードだっただけに、こちらのペーパーはお口直しのライトテイスト。 頼まれて他の店に手伝いに行くという設定は、本編と同じようではありますが、実はそのお店は…。 そこでの仕事も、ただのバーテンではなく、ちゃんと衣装に着替えての…。 如月の、人に対しての感情は、まだ壊れたままといえるのですが、ただ尾崎にだけは、いろいろな感情を覚えるようになってきていて、手伝いの姿を見られたくない、見られ…
火崎勇 亜樹良のりかず
シリーズ1巻からここまで読んできて、ここで初めて「神」評価。 正直言って、3巻までは、感情の壊れた男とヤクザの同棲物語って設定のありがちなエピソードっていう感想だったけど、そんな定番エピソードを消化してきてのこの第4巻は、如月のトラウマの元凶とガッツリと取り組みます。 ストーリー全体が、如月が自分の感情と闘う話なので、結構重くて辛いですが、こうやって如月が自分で自分の心の問題に決着をつけられた…
いつき朔夜 金ひかる
イラスト買いしたものの、あらすじで躊躇して積み本箱に入っていたのを発掘。 「征服者」とか「傲慢」とか、私としては地雷臭芬々な単語で、 没落貴族の居城を買い取った傲岸な日本人実業家が「あなたも込みで城を買ったのです」とか言っちゃったら、普通は有無を言わさず陵辱コースって思うじゃない。 ところが全然そうじゃなかった。 攻めの牟田のキャラ付けとしては「無表情ながら冷血漢ではない」の方が肝で、無表…
岩本薫 高崎ぼすこ
横暴プラス傲慢、強引は大地雷にもかかわらず、読み終わってみればすっかり神蔵応援モード。 それもこれも、アメリカから帰ってきたかつての同級生、全寮制の学園生活で、神蔵と共にシンゴを護っていた永瀬貴水が登場したからかな。 貴水から聴かされた、シンゴが全く気付いていなかった神蔵達の苦労や、神蔵と絶縁することになった事件の背景。 響視点の短編や、再会エピソードの貴水Ver.の書き下ろしが入って、益々…
横暴、傲慢、オレ様な攻めって言うのが大っ嫌いなので、読むのを迷っていた評判の作品。 とりあえず、恐る恐る読んでみたのだけれど、意外と大丈夫。 8年の絶縁を越えての偶然の再会に、横暴で傲慢に振る舞いながらも強引に距離を詰めてくる神蔵に、露悪的に振る舞うことでしかシンゴに近づけないが、切れていた糸を何とかして繋ぎ直したいという、切羽詰まった思いが垣間見えるからかな。 それより、シンゴがあまりにも…
宮緒葵 座裏屋蘭丸
好きが拗れて、大変なことになっちゃっているお話。 勝ち組生活を謳歌していた春名が、高校生の頃に散々快楽に溺れて、その快楽のあまりの深さに恐れをなして逃げ出した、そんな因縁の同級生、椿雪也に再会したのは、ある事情から切羽詰まって参加した同窓会で…。 もう、過去の回想の時点でやばげな臭いがぷんぷんしている椿雪也。 春名としては、表面的には8年も勝ち組モテモテな青春を過ごさせて貰ったんだか…
キサユキ
自由を求めた子ども達の話。 夕來は自分が「跡継ぎの優等生」っていうだけの「物」としか存在価値がないと思わされて育っている子なので、自分の身体を「売り物」として粗略にすることで反抗心とバランスを取っているけれど、そこにはどうしても無理がある。 そんな時に、街で偶然であった旭が夕來の学校に転校してきて…。 旭も、大衆演劇の旅回り一座で跡取りとして期待されていて、転校続き、舞台と学校の両立など…
風緒
高スペックぽんこつな攻めで2編。 湊は、自分の働いているカフェで、湊お気に入りの駅前オブジェの作者の拓巳と知り合います。 拓巳の落ち着いた優しさに惹かれる湊ですが…。 男運の悪い湊がDVクズ男とようやく別れて、拓巳とつき合い始めたけど、拓巳もまた、違った意味でのダメ男なのかな? 大人カップルの話なので、それなりにエチシーンはありますが、ストーリーの流れに沿って、切ない成分多めで展開するので…
秘めた片思いを、靴箱経由の手紙に託す、純情高校生物語。 男同士だからこそ、片思いでも思いを告げることすらできなくて、ただのクラスメイトとして振る舞っていた麻生。 ある日偶然、片思いの相手である雨夜が、靴箱に入れられた手紙はすぐ捨てたりしないで、ちゃんと持ち帰るのを知って、以前自分の字を褒めて貰ったことや、名を明かさなくても手紙でなら自分の思いを伝えられると、靴箱に手紙を入れるようになります。 …
野花さおり
傷つくのが怖い恋愛初心者の男の子達の初恋物語。 中学時代のトラウマから、人付き合いそのものを表面的に取り繕って避けていた柏谷。 そんな柏谷の違和感に気付いてしまった桐原は、なんだか柏谷が放っておけなくなってしまい…。 淡いピンクとクリーム色をバックにした二人のカバーイラスト通りの、サラッと甘くて軽やかなお話でした。と、言いたいところだけど、柏谷の中学時代の話が、意外とえぐくて、ま、それに…