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表題作ただ一人の男(4)

尾崎一雅・元ヤクザの組長の不動産会社社長
如月巳波・感情の起伏がないバーテンダー

あらすじ

幼い頃のトラウマから人間を『もの』としか見られなくなった如月巳波だったが、元極道の尾崎一雅と恋人として結ばれて以来、徐々にではあるが感情を取り戻しつつあった。そんな平穏な日々に一つの小さな波紋が生じる。如月の両親を殺害した犯人が捕まり、その弁護士がやってきたのだ。だが今まで明確な姿を持たなかった犯人を前にしても、如月の心は動かない。彼の最大の関心事は、関わっている大きな事業が大詰めを迎えて多忙な尾崎の不在のみ。そのはずだったのだが――
大好評ビター・ロマンスついに完結。
出版社より

作品情報

作品名
ただ一人の男(4)
著者
火崎勇 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
シリーズ
ただ一人の男
発売日
ISBN
9784778106089
4

(4)

(2)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

如月が

シリーズ1巻からここまで読んできて、ここで初めて「神」評価。
正直言って、3巻までは、感情の壊れた男とヤクザの同棲物語って設定のありがちなエピソードっていう感想だったけど、そんな定番エピソードを消化してきてのこの第4巻は、如月のトラウマの元凶とガッツリと取り組みます。
ストーリー全体が、如月が自分の感情と闘う話なので、結構重くて辛いですが、こうやって如月が自分で自分の心の問題に決着をつけられたからこその、これからの二人の生活がちゃんと始められる。
そんな幸福なエンディングでした。
「これからの日々」のデレデレバカップルぶりもごちそうさまでした。

1

ついに

完結編です。
あー、なんかシリアスで難しかったなぁという印象です。
主人公がメンタル的に問題があって、今回はその根本的問題を突き詰めるに至るのですが、そのメンタル的な問題のつかみがちょっと複雑だった。
これまでの3冊もその傾向はありましたけど・・・。

ストーリーは、如月の両親を殺害した犯人が捕まり、弁護士から連絡を受けた如月と尾崎はその公判に出席する。
はじめは何も感じなかった如月だが、ある夜、両親の殺害シーンの夢を見たときから悪夢をみるようになり、尾崎がその犯人に殺される夢を見始める。
如月はそれが現実になるのを恐れるあまり、誰もが予想できなかった行動に出ます。

主人公たちが、2人で一緒に如月の問題を解決していこうとする姿が、いい関係築いてるなと思います。

1

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