雀影さんのレビュー一覧

にゃあと鳴いたら コミック

村上左知 

リバップル上等

受け受けのリバップルのお話。
こんな大好物、私が「神」評価しないでどうする!
この設定だけで「神」じゃん!
的な、

まあ、そこまで興奮して力説するほどの事でもないのですが、なかなか、ありそうで無い、受け受けリバップル。
どちらもお互いにネコ自認の、元同級生の腐れ縁。
透は学生時代からゲイをオープンにしていたが、杏里の方は薄々自分もゲイだと気付いているものの自分で自分の性癖を認めきれ…

2

ひだまりが聴こえる CD

音楽がいい

丁寧に作られたエロ無し作品です。
航平と太一のやりとりはすごくいい。
素直な太一の反応に、閉じこもっていた航平の心が少しずつ開いていくけど、でも、ほんの少しのきっかけでまた心を閉ざそうとするが…。

男性キャラ陣はみんなすごくいい。
主演のお二人は、BLCDの出演経験の少なさが、恋愛慣れしていない若者の初々しさとなってうまくはまっている。
音楽もこの静かな雰囲気に合っていていい。
こ…

5

イノセント コミック

イイモ 

作者さんの後書きに激しく同意

後書きで作者さんが謝っておられますが、まさにその通りな本でした。
良くこれを商業ベースで出版したな、編集長さん。
ホントに、マジでエロ妄想のみで終始している作品ばかりで、読んでいて、「おいおいおいおいおい、このまま終わるのか?」と、逆に意外だったりするけど、それを、これだけきれいなかわいい絵できっちり描ききっている才能は、ちゃんと商業出版物として、本にして世間に広く知らしめたいという気持ちを抱…

3

2016年シェリプラス・ふゆ号ふろくCD「ギヴン」 CD

モテとは

バンドメンバー4人の普段のおしゃべり。
春樹が、真冬と立夏に、秋彦の件で愚痴っているのですが、、、

望みもしないのに合コン貧乏に陥っている春樹。
真冬と立夏の高校生活の話を聞いて、遠い昔を懐かしんでいる?
大学生の日常と、高校生の日常。
ほんの数年の違いなのに、そこには随分と断絶があるようです。

このCDだけを聞いていると、ただ、ほのぼのと、和気藹々としているようですが、本誌掲…

0

ギヴン 2 コミック

キヅナツキ 

映画化で

まず、ブックデザインが素敵。
紙の、色や堅さや手触りや、本を手に取った時からわくわく。
ステージに立っているバンドメンバーの、モノクロイラストの中で、真冬のギターだけが赤い。

内容は、
もう、これ、言うまでもないっていうか、
バンド物コミックとしては極めて王道、これしかないって言う展開で、
こう展開するって言うのはわかっていても、全く抗えないまま完敗って位に好き。
この作品、

2

青春戦争 コミック

りべるむ 

じれったいのが好き

リバ上等派なので、このカップルはいずれリバるなと思いつつ読んで、最終的に落ち着くとこに落ち着いたという意味では良かったです。
高校生活のエピソードも、この右往左往っぷりは納得できるというか、共感しやすかったというか、じれじれ、だらだらしてくれるのを楽しみたい私としてはかなり楽しかったです。
ストーリーの展開で、所々もうちょっと説明して欲しいなと感じることはあっても許容範囲内。
絵も、主人公達…

2

少年と薬売り コミック

吉田実加 

アマネの着物と山の家の生活

少し昔の日本を舞台にした、和風コスチューム物。
心が読めちゃうという不思議な力のせいで村を追われたアマネと母だったが、病で母はとうに亡くなり、アマネは山犬のリクに助けられつつ成長していった。
そんなある日、アマネは山で金髪赤目のキサラギと出会い…。

絵もきれいだし、お話の大枠はなかなかいいと思う。
ただ、一人で成長しているはずのアマネの姿がきれいに整いすぎていて、読んでいても、その辺が…

1

女王と仕立て屋 コミック

スカーレット・ベリ子 

そっちなのか

この絵の美しさは、もう、神!と言ってもいい。
キャラクターもいいけど、インテリアとか、細部が特に素晴らしい。
お話の展開も、ネタバレ全然知らずに予備知識0の状態で読んだから、見た目の印象的に、わがまま坊ちゃんを百戦錬磨のテーラーが調教(志田×城野)パターンか、ツンデレ坊やをいかもの食いのビッチな年上が襲い受け(城野×志田)パターンを予測しながら読んでいたので、よもやの絆され受けでラブラブハッピ…

2

鴆 -ジェン- コミック

文善やよひ 

鴆の全身イラスト、カラーでもっと見たい

コスチュームといい、鴆の羽根といい、細かい描き込みが素晴らしい。
カバーイラスト以外にも、ちゃんとカラーで口絵がついているのもこの作品にとってすごく重要。
中華コスチュームプレイ好きにはたまらないと思う。
最初のうち、鴆の全体の姿がなかなか具体的にはっきりイメージできなくて、一回目に読んだ時はサラッと流しちゃったけど、最後まで読んで、鴆の姿をちゃんと理解した上で読み直すと、俄然切ない。
鴆…

2

狼は花と散る 小説

佐藤ラカン  山田ユギ 

楽しいったらない

心に飢えた狼を飼っている。
そんな、ボクシングにかける男のお話。
かなり古い作品なんだけど、実に昭和臭くて、読んでいて非常に楽しい。
主人公の手塚明良は、引退して既に10年以上も経っている元ボクサーで、年齢こそ30過ぎているけど、年齢だけじゃオヤジと呼べない。
引退しても、ボクシングから離れきれずにストイックにトレーニングを続けていて、あるトラウマから心の一部は封印されて、そのまま止まった…

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