伊吹亜弓さんのレビュー一覧

同棲愛(1)(新装版) コミック

水城せとな 

浅い、若い…それこそが美しい

やはり…水城先生は、前からずっと水城先生だったんだなぁと感じます。
水城先生の作品の食えないところは、絶対に1対1じゃないところかなと思います。1対1じゃないし、対等という言葉すらも先生の辞書の中に無いんじゃないかなと思う。とにかく安定というものが絶対にない。
いつもあと一歩のところで裏切っていくし、かと思えば絶妙なタイミングで救いがあったりする。
だからこそ、椿、薫、光太郎、馬堀という…

4

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

あらたな境地…!

この表紙、びっくりですよね!ほんとに砂原先生の新刊なのか?って思っちゃいました。今回のお話は表紙のイメージどおり少しズドーンとした…割と重い部分がありました。

五年前、真岸兄弟と仲の良かったお爺さんが事故に遭ったことからお話は動き出します。彼らにとって理不尽な裁判により被告・志田は軽い刑になり、兄弟は復讐を誓うのです。
でもそういった気持ちって、やっぱり時間が解決するものですよね。実際に弟…

3

レジーデージー 小説

月村奎  依田沙江美 

リアル感がなんともいえない!

なんと言っても、大須賀のキャラがすごく良かった!
良い…とは言っても、いわゆる「イイコ」ではありません。卑屈で根暗で自信がなく、共に作家ユニットを組んでいる相方・君島へのコンプレックスに至っては、いっそ幼稚で「なんなんだこの人…!」といった人となりです。
でも、このダメダメ感が一貫していて、ラストで気持ちが劇的に改まるわけでもない…というところに凄くリアルを感じました。
二次元作品だと、主人…

4

好きって言わせて? コミック

山本小鉄子 

むしろ、これこそが変化球!

双子と幼馴染…となると、双子による取り合いがお約束な気がします。もしくは3人で…とかね!(なに言ってんだ)
ですがこちらに登場する双子の片割れ・英二と幼馴染・瞬は、お互いが気付かないだけでとっくの昔に両思い。英一は邪魔するでもなく、ただ二人の関係に気付かないでいるというドニブポジションにいます。
こういう設定って、BL的には…というか全媒体を通しても結構有りそうで無いんじゃないかなぁと思います…

2

Je te veux 小説

かわい有美子 

峰のエロスが萌え波動を起こしてます!

カップルは峰と衛守で、時期的にはそろそろ次の代の生徒会を本格的に決めようか、という感じです。
相変わらず頑張っている峰に対し、もうちょっと何かしてあげたいと思っている衛守。
でも峰は衛守が隣にいてくれるからいつも頑張れるという、 本編からずっとかわらない、一緒にいたいからいるという比翼連理な関係が続いています。

今回は近隣校とのテニスだったらしく、たくさんの女の子の相手をした峰の首…

4

滝村くんと森尾くんのそれから、 小説

砂原糖子 

むしろ「それからのそれから」が気になるっ

男性のファッション雑誌で編集をしている遊び人・滝村の心に最近風を吹かしているのは、 友人・上芝のいる女性ファッション雑誌で編集をしている、メガネこと森尾です。
森尾のことは最初こそダサい奴!と思っていたみたいなのですが…ある日突然それが変わります。
森尾の分厚いレンズの奥に隠された素顔を見たからです。
滝村のストライクゾーンど真ん中…いわゆる「メガネを外したら美人」だったのです!

3

再録集2 小説

砂原糖子 

砂原先生ファン、課題図書!

4作品レビュ無理なので、大好きな「セブンティーン・スイート」について。
侑が初恋の人で、キスもセックスも総てが侑と初めてな真面目くんは 付き合いだして時間が経っても、まだそういった行為や、侑自身にも少し戸惑っている様子です。
対する侑はヒロと一緒にいるのが嬉しくてしょうがないらしく、 いつも家のためにすぐに帰ってしまうシンデレラに、ちょっと悶々としている感じです笑。
王子様は高校生なりに…

5

ROSE GARDEN コミック

木原音瀬  禾田みちる 

素敵すぎます!必読ですっ

はぁぁぁぁああうッ
…だいたい私がこういう嬌声をあげる時は、なにかにつけて激萌えしています笑。
私は天使と悪魔という存在が大好きです。 羽根とか。キラキラとか。後ろ暗さとか。
こちらはアンソロジー「ergo」で連載されていた、木原音瀬先生の同名小説のコミカライズ作品です。
原作ではカイルの底意地の悪さが良い感じに露呈されていて、 そういう意味では自分の中の好みとはちょっと違った方面性…

3

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

萌え…というよりも爆笑☆

結哉は、引越しのあいさつに行った時に一目惚れして以来、隣の部屋に住んでいる和久井さんが大好きです。
でも引っ込み思案かつマイナス思考な彼は、毎朝こっそり彼の出勤を見送るだけで満足しています。
そこで(かなり強引かつアブノーマルに)背中を押してくれたのが、先輩でよく家にご飯を食べに来る(合意の上でのたかりってやつです)騎一です。
仲良くなるために(勝手に)作戦を立ててきてくれたのですが…
そ…

5

ポチとタマ コミック

玉木ゆら  舟斎文子 

かーわーいーいー!!

あらすじまで読んで買ったのに、電車内で読むまでずっと、擬人化か人外だと思ってました…!
むしろその逆、擬犬化・擬猫化(なんて読むんだろ…?)でした。
ポチ(修司)とタマ(太一)は、出会ったときに修司が太一のことを「猫っぽい」と言ったことが切欠で
それからずっと、「ポチ」「タマ」と呼び合っています。
最初から最後まで、とくに目立った修羅場もなく、喧嘩もなく、
ただお互いがとにかく大好きなこ…

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