伊吹亜弓さんのレビュー一覧

15センチメートル未満の恋 小説

砂原糖子  南野ましろ 

イノベーション!

「はて?15センチとはなんぞや」と考えた時、日に日に卑猥な思考になる私は
アレのサイズが15なのかとか…女子として、大丈夫かという発想をしてしまったわけですが
読んで、可愛いお話だったので…砂原先生に土下座したい気持ちでいっぱいです…!
15センチというのは、なんと雪見の身長のこと!
雪見は、四年前まで同じ美術学校に通っていた伏木野に個展の招待状を貰い、
向かった先の展示場で階段から落下…

2

茅島氏の優雅な生活 2 小説

遠野春日  日高ショーコ 

どんどん愛しくなる茅島氏から眼が離せない!

「1」では何かと珍行動・珍思考が浮き彫りになった、優雅な暮らしの茅島氏。
先ず最初は、会社社長の主催するパーティーから始まる「パーティーとお嬢様と英国式庭園」。
ホストである冬至社長による、庭好き茅島氏を別荘に招待する、茅島氏娘婿作戦です。
庭に釣られてしまい危険信号かと思われますが…お嬢さんにはその気は無いので回避です。
それにしても冬至家別荘の見事な庭を見れば、彼にも見せたくなるという…

3

千年の眠り花 小説

沙野風結子  小路龍流 

気高き応龍…大好きになりました!

「花」シリーズラスト。お話は、やはりマフィアと企業の駆け引きや取引についてで
漢字ばかり(しかも中国読み…)の企業名で私は終始チンプンカンプンでした…汗。
ええと…、零飛が取引したい相手が、
零飛が幹部である組織・千翼幇(チェンイーバン)の敵の黒爪幇(ヘイツァオバン)に脅されていて…
だから零飛が、「人質の娘を助ける代わりに、あなた私の要求呑んでね?」
みたいな感じです。 安易過ぎる。す…

5

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

恋することをおそれてはいけない!

“普通”でいたい営業のオジサン・的場×かわいい編集の妖精・花島

出版社に勤める営業さんと編集さんのお話です。
リーマン物はお仕事の内容が結構描かれていて、必ずしも恋愛要素だけではないのが好きです☆
2人は直属の上司と部下というわけではありませんが、
編集経験があると嘘をついて入った花島の為、的場は営業先へ連れて行ったりと世話をします。
この的場さんという人が、まぁ入れ込みすぎだろうと…

4

未完成 小説

凪良ゆう  楠本弘樹 

リアル10代が読んでも、すごく共感する所があります!

生徒と先生もなのですが、まず瀬名がすごく“リアル”な感じでした…!
一般的なお家にここまで家庭が荒んでいるのは中々無さそうですが、
瀬名の中の、この頃の少年少女の殆どが持っているであろう、
何も解ってくれていない(と感じる)親への反発や、仲が良いはずの友人への苛立ちや、
微妙な年齢ゆえ誰にも向けられなくなってしまった(と感じる)甘えたい気持ちがすごく伝わる…。
そんな年代の子を扱う阿南の…

5

茅島氏の優雅な生活 1 小説

遠野春日  日高ショーコ 

お話自体は勿論、構造にヤラれた!

全3冊からなる茅島氏の麗しき生活…そして性活をお送りする作品。
その一般離れした豪華絢爛贅沢三昧と彼の無機質さのミスマッチが興味深い!
発行の2週間前に、他の絵師の先生が花音よりコミックス化をなさっています。
原作のこちらは、日高ショーコ先生により掴み所の無いクールな茅島氏が描かれています。

時には大臣クラスの人間も脚を運ぶという格式高いお屋敷の当主である茅島氏は、
元から豊かだった…

4

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

誰もが、大人で子供。

のらりくらりのカメラマン・日和佐明×元彼の弟…中澤千夏史
2人の出会いは、千夏史が9歳、日和佐が18歳の時。
いつも千夏史のマンションの駐輪場にいる彼と、出会いは悪めだけど仲良くなっていきます。
日和佐はこの時から既にちょっと掴めないような空気があります…。
日和佐がいつもそこにいる理由…千夏史の兄・由多夏の恋人だから…
を、千夏史が知った時、千夏史は2人に憧れめいた物を抱きます。
千…

3

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

朝焼けは恋の炎…!

働きマンな局員さん・後藤京平×天真爛マンなバイトくん・羽村結
舞台はテレビ局…朝のお茶の間でさえ忙しいのに、まして更に忙しい朝の報道番組です。
なんでも雑用をやっちゃうバイトをしている結の周りには、
さすがテレビ局だけあって、いろんな性格で色んな才能ある人がいます。
有能ディレクターの悦巳、奔放なバイト仲間の佳代。
そんな中結が気になるのは…優秀で真面目な局員の後藤さんです。

BL…

4

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

うさぎさんはもう独りではいられない!

95年に商業誌に出たものなので、2人の出会いは雑誌にあったゲイの文通募集という設定です。
私はそういったものを知らない世代ですが…そういうちょっと懐かしいような空気とは裏腹に、
近未来を思わせるような車折先生の挿絵の空気のバランスが凄く好きです。
浩一は、友達と一緒に冗談で出した手紙に返事が来てしまい、親友には止められましたが
待ち合わせのその人に会いに行ってしまいます。
そこで見たのは…

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