茅島氏の優雅な生活 1

kayashimashi no yuuga na seikatsu

茅島氏の優雅な生活 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×228
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
21
得点
312
評価数
79
平均
4 / 5
神率
39.2%
著者
遠野春日 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
日高ショーコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
茅島氏の優雅な生活
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784344816374

あらすじ

何不自由ない生活を送るはずの資産家・茅島氏の心を初めて捉えたのは庭師の青年!? 大人気シリーズ待望の文庫化!!
出版社より

表題作茅島氏の優雅な生活 1

庭師
茅島氏

その他の収録作品

  • 茅島氏の優雅な生活
  • 休暇の過ごし方
  • 春の嵐
  • 晩餐会と学友と奥庭
  • 続・休暇の過ごし方
  • くちびるの快感
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数21

こんな設定慣れてるはずなのに!

なんだろうこの衝撃。いや衝撃って感じのお話じゃないからもうちょっと静かな驚きというべきなんでしょうけど、これは本当にもう一度日の目を見てくれてよかったなと思える作品でしたね。
今はなきリーフ出版から出てたようですけど、悪いけどレーターレベルがこちらの方が素晴らしいのでこちらで読んでよかったと思いました。すみません…。

茅島氏の静かで浮世離れをしていつつも、こと情事に関してだけは恐ろしく激しい物語です。
普段の茅島氏の生活や、行動、言動が静かで予定調和的であまりに「静」なだけに、庭師に向ける情熱と情欲が対比的にとても激しく「動」に感じるのです。
それだけ「動」であってもどこか浮世離れしていて上品で、でも取りすましてなくて、淫乱でも下卑てない、すごく不思議な描写につながるんでしょうね。

正直このレベルの富豪が出てくる話は、BLではなぜかもう「良くある話」になってる所がありますけど、このお話の茅島氏は絶対あり得なくお金持ちな上に浮世離れしてるのに何だか血肉を感じるんですよ。
ああ、そんな人いるかもしれないね、日本のどこかにはという感じで。
茅島氏はとても性格的に偏ってるのに、結局誰も彼に酷い事が出来ない状況になり、茅島氏の思惑どおりに事が運ぶのが、ご都合主義でなく「ああ、そうなるよね」と不思議に納得させられる。
ある意味少し狂った世界にいるのに、それすらも心地よい感じになる。なんとも不思議な魅力のある人です。

庭師はそんな茅島氏に最初はいらだちながらも結局は落ちるように惹かれて行ってしまう。
そこにあらがう気持ちになるのは何となく感覚としてわかります。
でも結局はそこへ落ちることを選んだ庭師の気持ちもわかる。
これだけ真摯に思われるというのは稀有な事だよなと思わせられるんですよね、読んでて自然に。
言葉でその辺を「解説」する小説が多い中、これだけ読んでて感覚で感じさせられるってのはすごいなと感心してしまいました。
私もすっかり茅島氏のとりこなのかもしれません!
時系列が前後しながらも、ストーリー展開は無理がなくとてもよくわかります。
わからないのはなぜ茅島氏が庭師にそこまで惚れ込んだのかという事くらいでしょうか。
しかし、恋とはそういうものという言葉で収まってしまい、それでいいような気がしてしまうのが茅島氏なのかもしれないですね。

あと、イラストがとてもマッチしてて素晴らしかったです。
茅島氏の雰囲気を描くだけで空気で感じさせてくれる感じがしました。

6

茅島氏と彼のはじまりの物語

10年前に発刊されたノベルズの文庫版とは思えないほど、新鮮な印象でした。
文庫化されていなければ私もこの作品のことを読むことは無かったと思うので、文庫化には本当に感謝です。
いつまでも手元において読み返したいと思える作品に出会えるのって、とっても幸せ。

物語は茅島氏の優雅な生活について追っていくことで進められていきますが、冒頭の「彼」とのただ事ではない雰囲気のやり取りはひとまず放置されてしまいます。
澄ましているかと思いきや不思議な魅力を放つ茅島氏にときめきを感じ始めるころ、ようやく「彼」が登場、茅島氏と読者のハートを奪いにやって来るのです(笑)
秘密の関係ゆえに、いつ忍んでくるかもわからない彼を待つ茅島氏と、そんな茅島氏を翻弄して楽しんでいるかのような彼。
彼に抱かれて幸せで涙してしまう茅島氏は健気で、切なくて胸がぎゅっとなります。

すべてが時系列順に語られていないので、二人のなれ初めである嵐の夜の出来事や、茅島氏が彼に惹かれるようになったきっかけなど、物語を読み進めるうちに徐々に疑問だった部分が明らかになっていきます。
欠けていたパーツがそろっていく感覚がたまらなく好きです。
読み進めていくうちに茅島氏という人物を知り、読者も彼同様に茅島氏を愛さずにはいられなくなるのではないでしょうか?
高貴で何者にも囚われない茅島氏が、彼だけを一途に思う姿は素敵です。
この1巻では、片思いだと思っている茅島氏と、身分の差を思い彼に惹かれていく気持ちを抑えようとする彼が噛みあわないのがまた切ない。
傍から見たらどんなに熱い二人でも、一線引いている姿がもどかしく、またそれがたまらないのです。
普段の様子からは想像できないくらい、彼の前で淫らになる茅島氏、本当に可愛い・・・
彼のSっ気満載のエロスシーンは、エロいのに切なくて綺麗なのです。

それにしても茅島氏の高貴っぷりはファンタジックに壮大です。
茅島邸や英国式庭園の描写は、私の想像力と知識では脳内に再現しきれないのですが・・・
この雰囲気はとてもツボです。
BLにはロマンチックがなくちゃ!(笑)




4

コミックでも小説でもいいものはいい!

ほんとです、読むタイミングってありますー
(すいません。前のお姐さまのレビューを受けて書いてしまいました)
私は違法行為(笑)ついコミックから入ってしまって。
麻々原先生の可愛いめ茅島様の印象がぬぐいきれず、しばし放置してました。
今回、ようやく読めましたー。

コミックは萌2でしたが、小説は神ー。
1.庭師を好きだという気持ちにじんわり気が付いて、行動にうつすまでの
  心情がとってもよく分かったから。
  コミックだと 今一つ好きになった理由がぴんとこず。
  今回じわじわじわーーーっと茅島さんの心情が伝わってきて、
  すっごくよかった!
2.庭師側の気持ちも、文字になるとじっくり伝わってきて
  コミックもいいけど、小説もいいじゃーーーーーーーーん と
  とても嬉しくなりました!
  「こんなに完敗していることには気づいていなかった」なんて
  もうメロメロじゃん!私も完敗ー
3.コミックでは出てこなかった聖司(きれいなお医者さん)が、
  どう関わっているのかがわかって、なんだか納得ー。
  このキレイなお医者さんで何か読みたいーーー
  茅島様とも不思議に絡んでて、なんだかうっとりしちゃいました。
  (同人誌に載せてたやつを大幅改稿して文庫化したそうです)

しかしまあ、今から思えば、コミック、すごい!
原作の雰囲気を忠実に忠実に再現しつつ、麻々原先生の味をちゃんと出し・・
恐るべし。

2

天然な茅島氏が面白い

茅島氏シリーズ1作目。

茅島氏の浮世離れした言動や、自分にも人にも嘘をつけない真直ぐさが可愛いです。
お坊ちゃまだけどそれを鼻にかけず、むしろ不器用なところに好感がもてます。

そして、お相手の庭師のツンデレな感じも大好きです。
二人になると雇い主と雇われ側の立場が逆転し、
茅島氏に対して上から目線の強気な口調になるのが最高です。
この二人いいコンビです。

そして茅島氏の優雅な生活は、羨ましくなる優雅さでした。
社交パーティーやら骨董収集やら、資産家たちの優雅な世界観も
読んでいて面白かったです。
続きが早く読みたい。

2

これは腐女子の理想なのだろうか?

ドラマCD→コミックス→原作。
読んでビックリ、遠野先生のくり出すさまざまな仕掛けとシンプルな文にヤラれた!

茅島氏は早い話が、大金持ちのヒキコモリです。
まるでヴィクトリア女王のように「余は退屈じゃ」と暇をもてあまし、
ひがなテラスで庭をながめ、何にも興味を持たず、植物のような美青年です。
コミックスやドラマCDでは不思議ちゃんのようなイメージですが、
原作ではもっと鬱屈している。

ですが、それを打ち破り、茅島氏が執着にとらわれる、
それが作中に名前すら出てこない「庭師」なのです。
ここらへんは「チャタレイ夫人の恋人」を彷彿とさせますが、
原作でもっとも興味深いのは、腐女子の理想みたいな世界に出てくる女性たちです。

これはドラマCDにもコミックスにもあまり出てこないので注目していただきたいところ。
茅島氏と大学の同期で、大学助教授をつとめている美帆、
舞踏会で茅島氏と小泉の仲をいろいろ噂する良家の女子たち

彼女らは従来の貴族社会モノにありがちな、「なにもできないお嬢さん」ではなく、
自分の仕事を持ち、かなりのリベラル派で、しかもあわよくば茅島氏とくっつけようとする周囲に反発心を強く持っています。
女性がヒールとして描かれることも少なくないBLで
これほど親近感のわく女性たちもないのではないかと思いますが。

読者の大多数である腐女子と、茅島氏の周囲にいる女性の視線をかぎりなく近づけて、読者をストーリーの参加者にしてしまおうというもくろみなのでしょうか?

ドラマCDでも「庭師」の素性や名前、年齢いっさい伏せて聴者の想像にまかせてしまう手法が面白かったのですが、こうした「読者参加型」の手法がとても刺激的。

一見、古典的なBLと見えて、あちこちに面白い仕掛けがあります。

4

文庫版とコミックス

コミックスの方を読んだら、原作も読みたくなったので…(^^;)

挿絵が違うのでちょっと違和感ありましたが
内容(流れ)はほぼ一緒難です。
でもやはり小説の方が細かい描写まで書かれてるので
読んでてこちらの方が面白かったです
(余計にコミックスの方がアッサリし過ぎてるのを再認識してしまった)

私が新装版を買うのは書下ろしを期待してる為。
そして今回は同人誌からの掲載らしいです。(持ってる方は楽しみがないのかも?)

うわ~っ、定期健診をしてくれてるお医者さんと澄人さんの秘密って感じでよかった。
この2人には独特の雰囲気があっていいかもvv


3

茅島氏がどんな行動取るか予測不能

時系列バラバラな短編集です。
最初存在が突飛すぎて取っつきにくいかな?と思っていたんですが、読み進めると…めちゃ可愛いじゃないかーっ、茅島氏!!!

庭師の名前が最後まで読んでも分からん(´Д`)


1.茅島氏の優雅な生活
 執事の波多野に起こされる→秘書兼話し相手の小泉とお茶&本屋go→大学の同窓生・小川女史との交流→庭師とベッド…まで。

2.休暇の過ごし方
 茅島氏と庭師の初めての夜+2人で過ごす休日の話。
庭師目線。

いや…確かに吃驚だよねー嵐の夜に旦那様が自分のアパートに突撃訪問、しかもずぶ濡れ。
挙げ句にろくに喋ったこともないのに告白され…。

3.春の嵐
 茅島氏が常人じゃなくて良かった(>-<)
本人気付いてないけど(不快感は有)危なかったよー。
淫靡なパーティーでした。
茅島氏が庭師に心惹かれる要因となった回想有り&天使のように綺麗だと言わしめる聖司、初登場。
…聖司めちゃ気になる…幸せになってくれorz

4.晩餐会と学友と奥庭
 大学時代の話。久住という学生をパーティーのパートナーに誘います。
彼と話すうちに「好きな人が同性」「恋愛感情」について考えるように。
…めちゃ唐突だな、おいと思った告白…実は少しずつステップアップしてたんですねぇ。

5.続・休暇の過ごし方
 庭師とドライブ&ラブホ…「1.茅島氏の優雅な生活」でチラッと出た観葉植物パキラの使い途はそれだったのかー
庭師やるな(*´艸`)

6.くちびるの快感
 聖司GETー(笑)
担当医にしちゃいます。
なんだろーキスとか触りっこ(上体)あるけど…のほのほ~って感じ?
二人とも可愛いのですよっ!

3

その不器用さがなんともかわいい。

一度手にしてみたけれど、イマイチ島氏のキャラに馴染めず数ページでリタイアしてしまい、長らくの間本棚のすみっこに…。
なんとなく気になり、再び読みはじめ…見本にハマる。
つくづく読むタイミングというものがあるんだなと思いました。

ジワジワ~っと染みてくる茅島氏の魅力。
コミュニケーションはとれない、言葉も足りない、偏屈で不器用で気難しい。
けれどおそろしいぐらい純粋で裏表がなく、取り繕うことをしない茅島氏。
潔いまでの自己中心的に、『こんな人間になってみたい』と憧れがあったりするのかもしれません。

茅島氏が悩み揺さぶられる、唯一の存在といっていいぐらいの存在、庭師。
けっこうクセモノだなぁ。
どう攻めてくるかわからない茅島氏に振り回されている姿が楽しいです。

完全ヒキコモリの茅島氏。
一日中屋敷にこもり、自発的に何かを求めたりしないそんな彼が、庭師のことになると行動的になり饒舌になる。
ちょっとずれていて、それでも一生懸命庭師を好きだと言う不器用で可愛い茅島氏にすっかりハマってしまいました。

3

タイトルで敬遠しててゴメンナサイ

だいぶ前から存在は知っていたのに、タイトルで敬遠して長いこと読んでいませんでした。どうにも語感から坂田靖子先生の名作コミック「バジル氏の優雅な生活」のパクリ!? みたいに思ってしまって…。ですが、ある時ふと思い立って手に取ってみたら、これが存外面白く。
確かにタイトルは、「バジル氏〜」を意識しているのではないかな? とは思います。上流階級を舞台としていることからも。ですが、こちらはこちらとしてとても素敵な作品でした。よく知らずに長いこと敬遠してて本当にすみません。

舞台を日本に置きながら、浮世離れした人を登場させる設定と語り口が秀逸です。リアリティどうこうではありませんが、茅島氏の心を捉える庭師の名前が出てこないところとか含め、雰囲気を出すのがとても巧み。1巻目を読んだら、立て続けにシリーズを読破してしまいました。

よく知らずに評価しちゃうのはよくないですね、と自戒。

2

じわじわ



じわじわきますね。茅島氏。
世界観がステキに独特です。

商業らしく、といったら何ですが
読者が興味をそそられる展開というかシュチュエーションをよくご存知で。という感じです。
茅島氏にぐわんぐわん振り回されました。

1~3巻通してのレビューにしますが、
澄人さん可愛くてしょうがないですっ!!

しつこく詮索してしまう自分を無作法だと恥じらったり、セックス時の恥じらいはあるものの素直な反応も愛らしい。
庭師にだけ臆病な彼はもう萌えすぎてなんかでそうなレベル。

庭師もいい具合に男前。
茅島氏と並ぶと野獣感が増しますよね。
んー素敵。

あと忘れてはいけないのは、脇キャラの面々。皆ほんとにいいキャラしてます。温かい人たちです。

ということで、平和で面白く、読みやすい本です。


1

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