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あれ、これ漫画で読んだことあったような…と何度も既視感を覚えたのですが、原作しか読んだことないのよね。
それほど原作のイメージ通りの漫画になっているということかな。
日高さんは大好きな漫画家ですが、この作品に限っては麻々原さんに軍配を上げちゃいます。主役二人もだけど、小泉くんや波多野さんや有末さんもすごく魅力的なんだもの。そうよそうよこんな感じよねきっと!と膝を打ちたくなるようなキャラです。
ああ、それにしても茅島氏の可愛いことったら!普段の前髪下ろしてぽやっとした感じも愛らしいですが、オールバックで正装姿は…たまりません。
2話目の表紙でも前髪をあげてますが…私はアレだ。メガネかけたり外したりより、前髪のあげさげにかなり動揺しちゃうようです。
しかし、これほど気品に溢れ自信に満ちた美しい名家の御曹司なのに、どこまでも庇護欲にかられるこの感じ!なかなかこんな風に異なった要素を詰め込むのって難しいんじゃないかなあと思いますよ。
さてさて、このシリーズも最後なのよね~寂しいです。
ちょうどきのう読んだ春日さんの他の作品に、チラっと茅島氏と小泉くんが出ていたもので、こんなふうに脇役で登場するのなら、全部の作品を追いかけないといけなくなりますな。
お目にかかりたいもの。これからも。
漫画では敢えて茅島氏のモノローグを避けたとのことでしたが、帰省する庭師にこっそりついてきたのが見つかったときの表情や、有末氏とのことを詮索されたときの戸惑った顔、キュッとしがみつく指先なんかで、充分心情が伝わってきます。
実家では「お兄ちゃん」仕事場では「先輩」などと呼ばれるだけで、とうとう名前を明かさなかった庭師は、ベッドの中でさえ茅島氏が名を呼ぶことを許さなかった両作者に脱帽ですよ。
今回添えられた小説では、波多野執事の想いを知ることができてこれまた感動。それと同時に、これほど主人のことを理解し愛している執事の後継者はどうなっとる?という心配もありますが、波多野さんのことだから、きっと良い人材をみつけて育てていくことでしょう。
ラストの見開きも素晴らしいです。
美しい茅島氏と素敵な庭師が、このお屋敷で使用人たちにいつまでも愛され、幸せに暮らしますようにと、おとぎ話の終わりのような気持ちにさせれ、ああ~ほんとに良い作品だったな~~と余韻が残りました。
コミックスもこれが最終巻。
元々、淡々とした話なので、最終回といってもこれから先もこのままなんだろうなあという感じで……でも矢張り好きな話なので終わってしまうのが淋しいです。
最後まで澄人さんは無表情のまま、何を考えてるか分からない御方でした。
しかし、そこがいい!
原作の挿絵は日高さんだそうで私も大好きなのですが、日高さんの無表情だと「この人はいつか自分を捨てる」みたいな突然の悲劇エンドを含んでいる様にしか見えなくて不安になりそうだなあと想像しつつ、麻々原さんだと何も考えていない感じ(褒め言葉です!)でいいです。
苦労していない人って、本当庶民には考えつかないくらい平和思考だったりするので、そういう面が出ていていると思います。
あと、庭師さんが何かにつけて傲慢だと表現されてますが、全くそんな事ないのですけれど。原作がそうなんでしょうか?肝は座ってる人だとは思いますが(笑)
ああ、本当にこれで終わりなのは淋しいです。
しかし、原作を読むべきか未だに悩んでおります。
ちょっとみた感じではコミックスは原作と違っていそうで、私はコミックスが好きなので、合わないかもしれないような気が。
もしかしたら原作好きな方はコミックスは違い過ぎて駄目だったりする気がしました。
ああ、でも両方楽しめるのが一番ですよね。
ちょっと落ち着いたら読んでみようと思います。
茅島氏は庭師と付き合いだして、随分と感情を見せるようになったし、行動的にもなってきたようです。
前半分はお盆休みに庭師が実家に帰るのを、一人で飛行機に乗って追いかけていく話。
田舎の普通の家庭での食事や、浴衣、手持ち花火などを体験する様子がかわいい。
何処へ行っても、何をしていても、自然にすっきりと姿勢の良い茅島氏。
こういう姿が見られるのはコミックだからこそ。
こんな茅島氏の姿を目の当たりにしたら、いつまで立っても庭師の彼の腰が引けているのもしょうがないかも。
そんな彼も、ようやく年貢を納めます。
うん、やっぱりコミックで読むと、「あんた」よびは全然気にならないな。
茅島氏シリーズの最終巻です。寂しい!
引きこもりな茅島氏が庭師の実家に行ったり一人で電車に乗ったりします。
相変わらず庭師が好きすぎてズレた行動を起こしてしまう茅島氏が可愛い。
すれ違いも本当にくだらない笑ってしまうような事が原因だったりします。
余談ですが秘書の小泉もお気に入りです。彼のスピンオフが見たい。彼もなかなか良い感じのBLの受けになれると思うのですが(笑)。若いのにとても優秀で飄々としている小泉の崩れる顔が見たいなあと思ってしまいました。
小説では茅島氏の主治医とのエピソードがありますが、なかなかスゴイエピソードなので漫画でも見たかったな。小説の方もオススメです!
澄人お坊ちゃまは、庭師さんが℡で法事で帰省する会話を耳にして、コッソリついて行ってしまいます。
田舎の両親が、自慢している跡取り息子の庭師さん。
妹の名前は出てきても、庭師さんの名前は相変わらず謎。お兄ちゃん、と呼ばれているだけ。
田舎で、澄人さんの紹介は、雇用主とだけ伝えます。
・・なんか、淋しい。
戻ってきたあと、クリスマスのプレゼントは、
庭師さんはエンゲージリングを用意していました。
澄人坊ちゃんは、ヘリコプター付の歌舞伎の券。
二人はずっと仲良し、を誓い合った聖夜でした。
羨ましいくらい、綺麗な庭園を見せてもらえてうれしいマンガでした。
全部挿絵付の小説と言った方が良いかも、原作に忠実なので、小説を先に読んでおいてよかった。