茶鬼さんのレビュー一覧

ラヴァーズワールドエンド(Lover’s World End) コミック

松木加斎 

バラエティに富んだ一冊

実はこの表題は描き下ろしです。
短編集なんですが、04年から現在までのものがちりばめられていますので、その絵の変化は面白いです。
シリアスだったり、ショタ風だったり、表題においては松本ケンタロウさんか、中村明日美子さんか、みたいな画風も見られます。
しかし、初めて読んだ『ハッピーエンドにしちゃわない』がとても気に入った作家さんだったので、とても期待していたのですが、それは裏切られることはなく…

5

汚された聖王子 ~黒犬婚姻譚~(下) 小説

矢城米花  佐々木久美子 

犯られまくりの、ヘタレまくりの、ツンデレまくりの~ww

エルフ耳、ケモ耳尻尾、にエロエロ三昧で「おっ!」と思った上巻の続きです。
下巻になっても身体に埋められた”幽淫草”の影響で、フィリスは最初から最後まで犯られまくられておりました=3
しかも、従者夜刀とも気持ちが通じているはずなのに、誤解は続いたまま、ヘタレまくり、ツンデレまくり、それさえもラストまでww
もうっ!と思いながらも実は再びニヤニヤして読んでしまいました。
あれだけやられてもめげ…

2

指先へと百日紅 特典書き下ろしショートストーリー 特典

先生、ぞっこんです

本編その後、直海が加納と同居を始めた様子がくすぐったく描かれています。
田舎では、災難が降りかかると近寄ってはいけない直海の見た目のきれいさも、都会へ出れば芸能プロダクションのスカウトに会うのです。
そう考えれば、直海は奇異の目で見られることもなく、人々の称賛にあたいする外見ということですから過去にとらわれることなく生活できて、出てきてよかったってことですよね。
ただ義明は心配でw
思わず…

0

beauty & beast コミック

あじみね朔生 

子連れ狼・・・男!?

寄りそう男二人の表紙に、何やらシリアスものなのかな?と裏を返したら・・・ケモミミ~~!!
しかもチビッコがいるぞww
というので、つい手にしてしまった一冊デスv
ケモミミ結構好きなんですよー、男前にケモミミが付いて尻尾振ってるのもすきだけど、BL萌えとははずれるけれど、チビッコのケモミミはもう食べちゃいたいくらいキュンキュンで好きなんですぅー!

高校生活最後の日にキスだけしてそのままど…

2

心乱される 小説

英田サキ  高橋悠 

何かコメディになっちゃった!?

大好きだった男の忘れ形見を引き取り、育て、その子に愛される保護者の主人公。
結構、ドロっとした設定であるはずなのに、主人公のせいか、その周りの人々のせいか、どんどんと軽くなっていって、コメディ的な展開に?
重軽いと言ったらいいのだろうか、重い設定だけにライトになったので読みやすいと言ったらいいのだろうか?
摩訶不思議な作品でした。

主人公・一聡がこれまたちょっと女入っている性格かもしれ…

6

愛され過ぎて孤独 小説

剛しいら  新田祐克 

お父さんは一体!?

あまりサーファー萌えというのはないのですが、(女タラシが多かったせいかも?)湘南の海を舞台ということで、風景が頭に実風景と重なって描かれてくる、そんな風景描写もまた見もの、そして一応兄弟モノ(血のつながりはまったくない)、に複雑な家庭、という実にその設定が面白い作品でした。

まずその家庭環境ですねv
深海は長男で歯学部に通う大学生。
次男の千尋はプロのサーファー。
末っ子の涼は高校生で…

2

はじめてのひと 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

涙が出ちゃうのはズルイヨー!

大洋図書での二カ月連続刊行の二冊目は何と二段組み!!
思わずビビって、中々手を出せないでいましたがこれが読んでみると案外スラスラと一気にいってしまえました。
面白く読むためにあらすじも一切見ず、チラ読みも速読も止めてじっくりいきましたが、この作戦は正解。
派手さはないけれど、丁寧に綴られているので二段組になってしまったんだな、と思いますが、
主人公と祖父の関係、
主人公と喫茶店のマスター…

10

指先へと百日紅(さるすべり) 小説

水原とほる  祭河ななを 

和食を食べたような、あっさりした味わい

祭河ななをさんの絵ははかなげな印象で描かれているけれど、この作品に登場する主人公達はとても強い人達でした。
辛い過去を持ち、それを諦めて受け入れてただ淡々と日常をすごす主人公・直海が、都会からやってきた、やはり心に傷を持つ高校教師の加納と、心を通わせ、互いを必要としていくお話でした。
しかし、決して傷の舐めあいではない。
一見、そんな傷を持ちながらも互いを誉め合って、力づけ会っているそんな関…

0

日本橋心中 コミック

日の出ハイム 

しっとりと”和”です

やっぱり日の出ハイムさんには和モノがとってもしっくりきて、よく合いますね☆
今回のお話は江戸の元禄の雰囲気をしっとりと粋に、そして切なく甘く伝えてくれます。
作者さんが好きな世界だけあって、本当!よく描かれています。
まるで浄瑠璃をマンガで見ているような、でも絵が可愛らしくあっさりとしているので、情念という部分は前面出しはされていないので、とても読みやすいです。
この世界、衆道であったり、…

3

生徒会長に忠告(5) コミック

門地かおり 

イチャコラしたいのに思うようにならないの

国斎の天然のせいで(?)両思いだって互いに認識するまですったもんだがあったので、もう、思う存分イチャつくがいい、赤玉が出る迄~!!とか思ったりしていた前巻まででした(汗、、)
帯に「まさかの仲違い!?」とあったので、一体何が?と思っておりましたら、、、やっぱり悪玉が、アイツが、、やってまいりましたよ!
知賀と国斎が仲良くなっているのを邪魔するあいつが!!
しかも、ドSというか鬼畜で偏執狂でヒ…

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