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鳥人ヒロミ
茶鬼
蘇芳ら3兄弟の母親が赤鬼(五道)に語る、蘇芳の業の過去の続きから。 体に流れる血族の因縁が色濃く出てしまった蘇芳は、弟・丁子への気持ちをそらすために義兄との駆け落ちをしたのに、とうとう丁子と契ってしまう。 いくら血のなせるわざだからとはいえ、彼等に与えられた業は深く、兄弟だけに切っても切れないこの因縁。 これを考えると、現在の兄弟の苦しみがとてもよくわかるのです(涙、、) 五道に話した…
高尾理一 小笠原宇紀
幼い頃からご主人様一直線の一途な下僕ストーリー。 元のテーマが「伯爵と下僕」らしく、ご主人様は生まれながらにして高貴で我儘で、態度はデカく。 しかしちゃんと悪いと思えば素直に謝ることもできる頭のよい坊ちゃんでしたので、気持ちのよいスマートな主人と下僕の物語でした。 また、犯人は誰?みたいな推理も含まれており、舞台はほとんどがお屋敷の中だけで登場人物もたった5人という、コンパクトな作りがまるで…
このCannna、割とかわいい系・草食系の男子の絵のものが多く、その中にちょくちょくと個性的な作家さんの作品が入ってという構成の為、今一つ自分的にインパクトの弱い雑誌。 岡田屋鉄蔵さんの「ライアテア」も先月で最終回だったし、どうしようか?と悩んでおりましたが、前号から始まったプチ特集が今回は何と「漢の娘」!! 女装男子が流行ですが、「男の娘」じゃないんです。 わざわざ”漢”としてあるところが…
かわい有美子 杜山まこ
ネタバレ
ジェットコースター小説(?)だった、何でそこまでして出世にこだわるんだ!?という大蔵官僚の物語もこれでラストです。 散々に打ちのめされ、司馬とも距離が出来てとことん落ち込む桐原は、なおそれでも仕事を続け、 妻との確執で子供が傷付き、また自分も子供を愛するあまり一緒に泣く司馬。 いよいよラストは、どんな終着点がまっているのだろう? 作者さんは、彼等にどんな道をつけるのだろう?期待に満ちた4巻…
神奈木智 水名瀬雅良
仕事一途で超鈍感な男が、隣人で幼馴染の恋心に全く気がつかずにいて、というお話。 熱血刑事の事件解決(?というか顛末)がメインで、アテ馬もかなり優秀に配置され、鈍感男の気持ちを認識させるのに上手く事件と絡んでとってもスムーズに展開されて違和感もありません。 シリアスなのに軽く、コメディ感もあって、まったくもって上手いな~と思いました。 しかし萌えるかというと、そこが微妙ーーーう~む、、 主役…
鹿乃しうこ
今でこそ鹿乃さんの作品はシリアスに切なさをミックスしながら明るく楽しく程良いさじ加減で熟成しておるなぁ、と思うのですが、この表題、思いっきり暗くて、しかもオヤジ(52歳!)で犯罪モノ。 こんな作品も新鮮でいいですね。 子供の頃、大人の男性にイタズラをされたのが心の傷になって残っている高校生。 彼はその犯人に印を付けていたのです。 生徒と教師として、学内で再会した時、その過去の傷をえぐり…
パティシエ一の話『甘い運命』刊行時にシリーズの完結で応募者全員サービスとなった小冊子です。 『愛と混乱のレストラン』終了その後のレストランの様子は順調なようです。 支配人の鷺沼もきちんと食事を摂るようになったようで、摂らないと久我に怒られちゃいますからww 今回は久我がフランスで修行していた店の孫娘ニコールが大きくなってレストランを訪れます。 鷺沼のちょっとした嫉妬がまたかわいらしく、…
鹿能リコ 山田シロ
本当は類似業種だけにライバル関係になりえて、しかもその社長同士であるので恋人なんてとんでもない! な、2人なんですが実に軽くコメディタッチでエロくて愉快に読める一冊。 攻め受けのキャラも絶妙で楽しかった♪ 創業400年の老舗香木店の社長・京介に一目ぼれしたのは、日本人ながらアメリカ国籍を持つアメリカ人の英二。 わざとらしく京介に倒れ掛かってキスしてみたり、ウインクしたり、リアクションオ…
妃川螢 桜井レイコ
おやじ受けというか年下攻め、しかも義理の親子。 片や親子ほどもの歳の差カプ。 ということで、弁護士同士の義理の親子を通して歳の差カプの物語も展開していくという、実に欲張りな内容でした。 別々に1本でもよさそうかな?とも思いましたが、そこはベテラン作家さん、スベることなく上手く絡ませ、程良い配分量で弁護士達が歳の差カプをまとめあげていくというストーリーは、ちょっと悲しく、でもほのぼのと、甘いば…
樹生かなめ 奈良千春
清和くんが死んだ!?な事件は3巻に渡り、この巻で一応の決着を見たものの、また新たな困難や課題が見えてきたような雰囲気。 このシリーズ一体どこまでいくんでしょう? それにしても、眞鍋組は最強の組ですよ♪ そして、その事件の前にエビのカラダリ王に見初められる番外のような話しもありましたが、それも微妙に今回の顛末とリンクしていたという、奥が深い作りに感心いたしましたv なんといっても、今回目…