花散る恋の行く末

hanachiru koi no yukue

花散る恋の行く末
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
シリーズ
アズ・ノベルズ(小説・イーストプレス)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784781604671

あらすじ

弁護士の室町はある日、愛人だった大企業の社長から慰謝料を取ってほしいという青年の依頼を受けたのだが……相手側の顧問弁護士は家を飛び出したきりの義理の息子で、今やTVでも人気のやり手イケメン弁護士、千芳史だった。十年前、高校を卒業したばかりの彼との間に起きた…記憶の底に沈めたあの出来事が、室町の胸に蘇り…。一方、厄介なクライアントには意外な素顔が…。背徳に縁どられた熱き想いv

表題作花散る恋の行く末

室町千芳史 大手事務所所属の人気弁護士・義理の息子
室町公平 友と連名で事務所を持つ弁護士・義理の父親

その他の収録作品

  • 青い恋と切ないキス

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レビュー投稿数1

ほろ苦く甘酸っぱい

おやじ受けというか年下攻め、しかも義理の親子。
片や親子ほどもの歳の差カプ。
ということで、弁護士同士の義理の親子を通して歳の差カプの物語も展開していくという、実に欲張りな内容でした。
別々に1本でもよさそうかな?とも思いましたが、そこはベテラン作家さん、スベることなく上手く絡ませ、程良い配分量で弁護士達が歳の差カプをまとめあげていくというストーリーは、ちょっと悲しく、でもほのぼのと、甘いばかりでなく、ほろ苦さも含んだものでした。

弁護士の室町は年上子持ちの女性と結婚していましたが、病気で妻は早くになくなり、義理の息子と2人暮らしをしていたのですが、だんだんと疎通がなくなり、ある出来事をきっかけに全く絶縁のような状態になっていました。
でも父親の室町は、義理の息子・千芳史を気にかけ、弁護士としての働きも密かに身守っていたのです。
そんな2人が、有名会社の社長の愛人だったという男が慰謝料を請求するという依頼により久々の再会を果たします。
人の為を思う気持ちは同じだけれど、人情を重んじる室町と、大手事務所で事務的に処理する千芳史。
依頼人達の関係をひもときながら、2人はだんだんそれぞれの気持ちを通わせていくのです。

お父さんの室町が、ちょっと鈍感で天然?
千芳史の気持ちに気が付いていたかというと、そうではなく、本当に息子として愛していたみたいなんですが。
ただ、千芳史が一方的に焦がれて、ままならさに絶望して、どうしようもできないから離れていってしまったという部分で、ちょっと父親に対してはツンな態度気味。
”貧乏くじを引く”という表現がぴったりな程、室町は人情派ですね。
でも、それがかたくなに事実を語ろうとしない依頼人・英の心を溶かすのには役立つ。
知性派と人情派がうまくミックスすることで、英と年上の恋人・武尾の関係もひもとかれていくということで、いいコンビ具合でした。
このカプについては、息子が強く押している感じで、お父さんは「好き」という気持ちがどこから生まれたか、何となく弱くて(本人にも語らせている)ま、いいか~な感じなんですが、
もう一方の竹尾と英は、少し現実的問題も含みながら切なかったです。
互いに相手を思いやるがゆえの、すれ違い。
理由がわかるにつけ、もう~ラブラブじゃん!というのがあるのですが、竹尾が英を遠ざけた理由が悲しいので、そこがわかるまでがすごくドキドキ・ハラハラして飽きさせる間もありませんでした。
この歳の差カプのみだったら、重くて悲しくてやりきれなかったでしょうね(涙、、)
だから相乗効果は抜群に効いていたのだと思います。

何気に出てくる室町の共同経営弁護士の芦屋も、千芳史のパラリーガルの小日向も、いい味出してまして、妃川さんはシリーズものにすることが多いので、ひょっとしてこの二人のどちらかでスピンオフが?と勘ぐらずにいられませんでしたよ。

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