茶鬼さんのレビュー一覧

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

片想いの行方

表題が高校時代の切ない片想いの三角関係を高良視点で
後半、【ずっと~】がそれからの再会と恋の行方をマヤちゃん先輩視点で
しかし、全部を通すと何だか先輩がヒロイン的立場で主人公のような、切なさがちょっぴりこみ上げてくる一冊でした。
今回どうしても表題の入りの部分がひっかかって、気になったのが視点描写。
高良視点ではじまるのに、「高良は~した」という第三者視点と当人視点が混在していて、その文章…

5

さわらないで、壊れています。 コミック

カシオ 

シニカルでちょっぴり胸が痛いカシオ作品集

本当に、最近どんどんとカシオ作品って進化してきていて目が離せない!
ヒョロっとした線に一瞬頼りなげな雰囲気をまとった登場人物たち。
だけど、そこから繰り出される物語はその絵柄を裏切るように、実にズキンと胸に突き刺さるストーリーを展開させます。
そんな短編が3本入った1冊。

表題は、部員を殴ってサッカー部にいられなくなった1年生・才谷が、全員部活所属という学校方針の為に入った一番楽な部「…

3

龍と焔 小説

火崎勇  いさき李果 

復讐と欲望と憐憫と愛

攻めの一人称で進む、いつもの火崎さんらしい作品。
ヤクザが主人公で任侠の世界が舞台ですが、比較的軽く穏やかな組ですので、展開もシンプルに主人公達の関係性に絞って進んでいくので非常に読みやすいです。
好きや嫌いや好みの差や展開のパターン化はあるものの、いつもそこそこの一定水準を保つこの作家さんはすごいなーと思うのですよ。

博徒が発祥の家族的な白竜組の若頭・森谷は、その庇護下に入った上部団体…

5

エンド・ラブ コミック

カキネ 

人は恋をすると臆病になる

表紙からして思いっきり切ない雰囲気漂うイメージです。
確かに切ない感じで進行はするんですが、そこはやはりカキネさんだよね♪って感じで。
裏を返すと結構そんなに悩まなくてもいいことで真剣になっちゃってる、そんなヘタレ部分が切なさをかもしているような?それが恋だよね、ってそんな感じがしたのですが。

表題は、高校の時の恋人が身体が弱くセックスもできない間柄で、それが為に医者の道に進んだのですが…

3

言えるものなら言ってみろ コミック

楢崎ねねこ 

この妄想に萌えられるか?というと・・・複雑・・・

ねねこさん、3冊連続刊行の2冊目はディアプラから、声優さんを主人公にしたお話。
実を言うとですね~声優設定って、どうにも現実がかぶってきて萌えられないシチュの1、2を争うものなんです(自分的)
でも、好きなねねこ作品だし~とある種の賭けに出ました。
駄目だ!やっぱり萌えられないーーー!(涙)
ただ前半が若者組、後半がベテラン組の2カプの話がありまして、
若者組は今一つだったんですが、ベテ…

3

恋の靴音 コミック

青山十三 

全体的にかわいくてキュンするのです

『恋のつま先』の靴屋店員・住田の話と、王子さまと家来の話と、ホストの話と、どれもそれぞれに感じたのは、可愛らしさでした。
一番好きだったのは、ホストの話だったのですが☆

【恋の靴音】
朝、住田の靴を踏んだ高校生が穿いていたのはかかとを潰してはかれている高級ブランドモーガンの靴。
こんな素晴らしい靴を!と怒り心頭の住田は待ち伏せしては、その高校生の靴をメンテするのですが。
その高校生・…

6

個人秘書 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

ライオンvs豹

11年に朝南かつみイラストで出た『ワイルド&セクシー』のスピンオフですが、前作を読んでなくても全く問題ないほど独立しています。
今回、おや?と気がついたのが奈良さんの絵がまた変わった感じに見えること。
鋭いとんがったイメージが弱くなって、若干の柔らかさを感じ、裸体の描写に影がはいり肉体表現に生々しい感じが。
作品に会わせて変えてられるのかもしれないですが、また雰囲気が違って素顔を隠す主人公と…

6

君主様には敵わないッ コミック

秋山花緒 

予想を裏切る面白さ・・・!?

題名が題名だし~あらすじを見ると俺様×お世話係。
よくあるヤツかな?と思いながらも何だか気になって・・・大成功!
多分設定と大筋は定番的なモノが置かれているのですが、キャラクターの設定がかなり極端にされれおり、俺様といっても身体は大人でも心は子供というジャイアンでオタクな俺様だったのが、楽しめた重要ポイントなのかも?
身分差、トラウマ、それが主人公のポジティブパワーでぐいぐいと引っ張っていく…

6

ヤバイ目で見ンなよ!! コミック

定広美香 

作者さんの萌えが詰まってる

大衆演劇の女形と、彼が初恋の相手だった高校生との組み合わせ。
最近、着物趣味が作者さんにあるということでこういう設定になったそうです。
そして定広作品といえばリバ!
久々にリバが登場し、ごくごく自然にこの設定を上手く活かして表現されていました。
やっぱり、互いが互いを自分のモノとしたいという欲求。
そして男であるからこそ。
この作家さんのリバは説得力がありますね。

【6年目の花道…

6

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

意外にもあっさりサクサク

プリズム文庫みたいにキラキラしたケースから現れた御本はとっても素敵な黒地に切り絵のように浮かび上がる、まるでブックカバーのよう♪
本仁ファンにも嬉しいこの装丁でした。
濃厚なセックス描写の山藍作品しか知らない自分には、意外にもあっさりとしたこの作品にビックリいたしました。
ねちっこくないの。そしてライト。
怒涛の5Pっていうから、どれだけだくだくなのかと思えば。。。
また、同時掲載の作品…

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