茶鬼さんのレビュー一覧

二次元恋愛の実践法 小説

犬飼のの  香林セージ 

一筋縄でいかない主人公たち、な、?

ゲイでオタクの腐男子と、イケメンゲーム会社社長の組み合わせ。
『三次元恋愛の攻略法』で主人公の桃木が好きだったのに振られてしまった社長の柿本が主人公になったお話で、振られた夜の話から入ります。
このお話、つらつらと読んでいくと、攻めと受けの間に価値観や生き方の違いがあるものの、攻めにぐいぐいと引っ張られて、中盤までの展開ではこのままうまくいくのか?
受けの成長物語で終わるのか?と思ったりもす…

4

伯爵と俺様 小説

水月真兎  小路龍流 

ヴァンパイヤと言う名の個人限定ヒーロー

水月さんの手にかかるとヴァンパイヤもこうなるのか!
とても500年以上も生きていたヴァンパイヤと思えない現代への順応力と、何故かヴァンパイヤという名前のヒーローのような(笑)新手のヴァンパイヤが表現されていて、
そして水月さんらしい、勢いでドドドドーと攻めていく展開で、独特の世界がジェットコースターのように繰り広げられていましたw
そういう点で、情緒にはちょっと欠けるか?ロマンティックなヴァ…

0

onBLUE vol.6 コミック

納得の雲田はるこ

「新宿ラッキーホール」が発売になったのに合わせて特集は雲田はるこ。
以前cirotonでも特集があり、あの時それだけでも「神」と書きましたが、今回はそれを上回る「超神!」
なぜなら前回は「ねこっ毛」の特集onlyだったが、今回は、ズバリ!作家としての雲田はるこに切り込んでいるからです(リブレはどうも戦略があからさまww)
そして、描き下ろし漫画は『ばらの森にいた頃』テーマはヴァンパネラです♪…

3

お仕事ですから コミック

藤川桐子 

表題以外がよかったり・・・

とはいうものの、どの話もそつなくまとまり、訴えたいポイントが的確に表現されていて、上手いな~と思わせる短編集。
なぜにこれが表題になったのか不思議だな~と思いきや、あとがきで「タイトルがBLっぽいので」、、、安易だろ!?(笑)

会社社長令息のアズマには従者がついて親と離れて暮らしているのだが、その従者が腰をやってしまって、代わりに孫が従者としてくるという。
それはなんと!所属する弓道部で…

2

甘い指、熱い唇 小説

神楽日夏  みなみ遥 

ティーンズ向け?

イラストがみなみ遥さんのショタっぽい絵と、ピンクのカラーからも甘いお話だな、というのは一目瞭然だったのですが、作家さんが好きなので読んでみました。
して、その結果・・・
うう~ん、、、ティーンズというかお子様向きの少年少女小説を読んでいる気分になりましたorz。。。
悪くはないんですよ。
すごくまっとうで、真っ直ぐで、嫌な人は一人も登場しなくて、かわいらしくて、甘くて、正統派なんではありま…

1

ジェラシーの囁き 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

ちょっと厳し目ですが

多分エロシーンを抜いたら、本は半分くらいの厚みになります。
ちょっと評価が厳し目なのは、エロエロ展開なのはいいのですが、結末としては甘いのはいいのですが、何げに回収にもやもやしたものが残ってしまったため。
この主人公達の抱えた過去とか、人間関係、気持ちなどなど、とっても設定はいいと思うのです。
引き込まれるものがあるのです。
それが、軽くなってしまったことが実にもったいなかも?と思ったから…

9

キミがいる深夜2時20分 コミック

会川フゥ 

男子男子していてとっても好き☆

作家さんのデビューコミックのようです。
実は読んでいて、キャラクターが某少年漫画の色々なキャラクターと似ているな~とかそんな登場人物がちらほら。
何らかの二次活動もされているんですかね(調べきれなかったので不明)
しかしながら、とても勢いがあって、作品自体はどれもとってもよかったのです。
「男子」という登場人物の表現が自分の好みにドンピシャ♪(表紙のデザインもpopで結構好みです)
楽し…

3

夜、あなたの腕の中 コミック

村上左知 

内容は萌えだが、本としては趣味じゃない

この光文社から出ている村上作品のシリーズの主人公達の総出演のラブ甘短編集。
シリーズを知っている人には、それなりに、
知らない人には、多分さっぱりだが、興味を引けばシリーズをどうぞ
的なそんな意図で作られた本なのか、実に不親切な本になったなーと思わずにいられない。
シリーズものでも好きなものと嫌いなものがあるのだが、実はこのパターン構成は自分的に好きでない。
だから内容は萌えだが本として…

3

この気持ちわかってよ コミック

村上左知 

ハートをつかむにはやっぱり餌付けw

良くも悪くも村上佐知。
何を描いてもどこで描いても村上作品になるってすごいなーとおもう。
反面、するすると読めすぎてインパクトが薄く感じるのも実はある。
そして、なにげにどの作品の登場人物も何だか似ていて、どっかで見たような顔(別人だが)だったり、美少年とかイケメン設定なのに、全然そう見えないという、残念だか愛嬌だかな部分も特徴だったりするのかもしれないw

表題は年下攻め。
3歳年上…

0

殺人音楽 小説

西条公威  茶屋町勝呂 

壊れたモノを撮るカメラマン・エス

スペル・イー・エスシリーズの商業1作目が収められた単行本です。
このシリーズの短編4本の他に大変にJUNE的な短編が2本同時収録されています。

シリーズの始まりの話なのに、それはまるで以前から存在して継続していたかのような始まりで、平然とそこに存在します。
普通のお話のような何か前フリの説明があって、という流れをとっていません。
あくまでもエピソード短編の積み重ねの様を呈しています。

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