茶鬼さんのレビュー一覧

真実のキミを捕まえたい~of montage~ コミック

鳥ノ海ユミ 

荒削りだけど、化けそう?

作者さんの初単行本。
表紙のカラーページは手書き風で素朴な感じが。
中扉のカラーはデジタル風のあっさりした感じ。
そして、本編の白黒ページは・・・実に見にくい!
セリフは多いし、コマは小さいし、その分活字は小さいし、登場人物の描き分けがわかりづらく、しかも誰が話しているのかよくわからない。
鈴森が、最初裸で登場するのですが、「女の子と思ったでしょ?」というわりに、がっつりでっぷり体格に描…

2

恋の半分はハートでできています 小説

水瀬結月  Ciel 

病は気からww

誰にも決められないー!そんながっつり4Pものです♪
お話はごくごくシンプル。
真面目で素直で、それが天然を引き起こしてる主人公・未青(みさお)を巡る、腐れ縁の幼馴染・真鍋と、ワンコのようにくっついて慕ってくる芸能人の後輩・圭斗と、色々と在学中からお世話になっている先輩・浦沢の、共同戦線の均衡が崩れた時のお話。
それぞれの攻めキャラが、策士・硬派・ワンコ、と持ち味を生かして愉しめるのが特徴v

2

華族花嫁の正しい飼い方 小説

犬飼のの  つくだ仁南 

一筋縄じゃない面白さ!

題名にダイレクトに花嫁って出てるし、でも作者さんは最近高評価の犬飼ののさんだし、、、
正直迷いました。
しかし!!やっぱり一筋縄じゃなかった、一皮むいたら花嫁じゃなくて「犬」っていうか「M男の奴隷」?
甘さを期待すると、中々そこに愛が見えなくてちょっと辛かったり痛かったりするので要注意・・・かも?
ええー?みたいな展開から始まるどんでん返しに驚愕させられた、素直に喜んでいいのか、主人公いい…

4

花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

墨絵のような美麗表紙に釘付け!!

この表紙が発表になった時に、その題名といいもうすでに虜でした!!
朝南かつみ氏のなんともいえないそこはかとなく匂う坊主絵ですっ☆☆☆
ただ欲を言うなら白黒の坊主絵は2カットのみ、昨年出た『凍る月』のほうが白黒絵の坊主フェロモン度は高いです。
というのも、中身の大半は僧籍にまだない過去の回想で埋められているからですが・・・ただ坊主苦手と言う方もあるかもしれないので、その点は多分何とかクリアでき…

5

帰り道で恋に惑う コミック

水渡ひとみ 

タラシのお父さん?

水渡ひとみさん2冊同時刊行のこちらはバツイチシングルファーザーと子供の通う幼稚園の職員との恋の話。
このカプリング、シングルファーザーものとしては王道の設定だとおもうんですが、余りに王道すぎてちょっと面白さは、もう一冊のヤンキーものの方が面白かったかな?という感じです。

やはり幼稚園教諭のほうがゲイで、ほのかにシングルファーザーに心を寄せいて、ある日自分がゲイである場面を見られてカミングア…

1

堕ちた太陽 コミック

九州男児 

素直になればいい?

九州男児さんの作品、いつもバカだなーって素直に笑っていいものか、ひょっとして何か訴えたいものがあるんだろうか?と裏を探ってみたり、単純に腹の底から笑えない複雑さを醸し出すんですが、今回も実に気持ちは複雑。
多分シリアスよりはギャグなんだと思いますが、いつも紙一重だからな~w

というのも、多分太平洋戦争期の満州あたりの大陸でのお話。
やけにリアルに民族や戦争の本質というものに触れていて、そ…

3

造花の解体 小説

西条公威  茶屋町勝呂 

肉体と精神の物語

実に9年ぶりの西条さんの新刊!
といっても、「スペル・イー・エス」のシリーズの未掲載分とウェブ発表短編、そして書き下ろしが1本のまるまる新作というわけではありませんでしたが、西条ファンとしてはこれが足がかりで電子書籍以外の紙媒体の新作をまた見られるきっかけになるといいな、と密かに期待と応援をしております。

壊れたモノ(身体)を専門に撮るカメラマン・エスと、彼に仕事を依頼してくる人々のお話は…

8

夏、恋は兆す 小説

小川いら  水名瀬雅良 

良い「愛してる」だった~♪

『春、君を想う』で振られてしまった世話好きで憎めないとってもいい人だった尚が主人公になった本作。
そんな彼にピッタリの男性が・・・現れましたとも!!
相手の男性が外務省勤務で、そういった政治的なお話もガッツリはいっているのにそれが全然苦にならなくて、むしろそういう設定が尚の世話好きな性格にぴったりハマリ、彼等が初めてデートして関係を持つくだりは、あまりにも自然で、大人的キュンキュンが押し寄せて…

5

ひとひらの祈り 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

新妻基くんv

「鈍色の空、ひかりさす青」の同人短編と書き下ろしが1本が入った作品でした。
本編で、悲惨な過去を持つ基にやっと幸せが訪れてよかったな~という、崎谷作品の中でも好きな上位に入る作品だったので、同人再録とはいえこの続編は愉しみなものでした。

もう何も言うことはありますまい。
基は確実に幸せになりました。
恋人の那智をはじめ、彼の親友の大人たち、そして友達になったマサルと、彼等に見守られて、…

2

どうにもなんない相思相愛 コミック

山田パピコ 

ケンカップルというよりは、いじられてるというような・・・

山田パピコさんの初コミック。
キーワード的に「ケンカップル」となっているが、というよりは、子供の頃はそうだったかもしれないが、本筋高校生編はボケツッコミな感じがする。
主人公の源二が大阪弁(?)で、相手の恵太は東京もん(?)なんで、その対比というのもあるかもしれないかな?

何かと源二につっかかっている恵太。
検便ネタは小学校の鉄板でしょうww
でも、そんな意地悪な恵太のトラウマを知っ…

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