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安曇ひかる 三池ろむこ
茶鬼
家が隣で、3日違いの同い年、いつも何もかも競い合って兄弟のように育ってきた幼馴染がいつからか距離ができるようになり、ケンカ別れしたまま引っ越しにより別れてしまう、そして11年ぶりの再会。 それぞれに抱えた事情が大人の事情であるものの、この結末もあるのか? 何となく、ほっとしたような、その最後の最後まで下されない決断に、今更?いや、今頃?と疑問を抱きながらも、その長い遠回りにじれったさも感じる本…
鈴木ツタ
『3軒隣の遠い人』の主人公・山岸の先輩上司・潮見の物語でスピンオフになりますが、前作読んでいなくても全然OKです♪ 人気ブロガーだけに他人の観察に優れていて、察しのよい潮見。 だけど自分の事はそうはいかず、でも相手を客観的に見ることから自分を察することもできて潔い。 対するみやさん、こと人気作家の山岡はそのデカイ図体に似合わないほんわか系のちょいヘタレワンコ。 そんな二人の組み合わせ、潮見…
西野花 サクラサクヤ
ネタバレ
生まれてすぐ養い親に預けられ、ひっそりと暮らしてきた桃霞の身体には秘密があった。 そして18歳になった時、鬼牙島へ生贄として嫁に出ることになり、そのお供が猿・雉・犬・・・(爆!) ふたなり桃太郎(?)かな? しかし、桃霞には秘密があり、もう全編エロエロで90%くらいやってます! しかも、夫となる神威はもちろん、桃霞の秘めた力を引き出す為に、他の鬼たちにも抱かす抱かすwww しかし、女性の…
松本ケンタロウ
殴り描きのような絵で評価が分かれてしまう作家さんですが、やはり短編でもそのストーリーはまるで映画のようで、シーンやコマの見せ方もやっぱり映画なんです。 頭の中でその映像が浮かぶので、例え雑を感じる絵だろうと、それを凌駕してしまう何かがある作家さんなんだな~と、思います。 一読だけでは味がわからないかもしれません。 内容は、08年のものから現在のものまで。 ひょっとして過去作品のほうが描き込…
バーバラ片桐 梨とりこ
ヤクザの跡取りと警察キャリアで何やら陰謀もあり、題名も大仰なシリアス&ドロドロっかと思えば、その中身は!? 以外にあっさり風味? これは主人公のキャリア青年が努力型の平凡な男であることと、攻めになる男が自分の親とかに愛着を持っていなくて、受けになる男のほうが大事であるからかもしれないな~と思いました。 とにかく受けの主人公が格好つけしなくて、飄々としているのがある種の魅力なのかもしれません。…
四ノ宮慶 奈良千春
同じ作家さんだから、こういう組み合わせが好きなのかな? と思ったら『玩具の恋』のスピンオフ、あちらの主人公の少年・圭吾のネットで知り合いゲイバーへ連れて来てくれたガクのお話だったんですね! なるほど~ガクにアドバイスしていたくらいだから、似たシチュエーションなはず!と納得いたしました。 こちらも受けは、多少歪んでいるが不器用な猛進型の少年。 ただ攻めとなる男は、実に臆病で、ヘタレをクー…
真崎ひかる 高久尚子
05年ノベルス版に同人作品と書き下ろしを1編入れた新装文庫版です。 ネグレクトで戸籍さえない少年が、偶然出会った医者に引き取られ育って行ったお話は、その境遇に、静かに実に日本的に進む言葉にしないすれ違いの愛に、時として涙腺を刺激されます。 父親の借金のカタにヤクザに売られそうになったところを、そこへ出入りしている開業医の鳴宮康宏に引き取られた一葉。 そのヤクザの組の揉め事に巻き込まれ康宏…
宮緒葵 亜樹良のりかず
プラチナ文庫小説大賞の編集長特別賞だそうです。 最初、亜樹良さんとわからなかった表紙絵に、あらすじを見れば少々苦手な姫設定、どうせ・・・とおもいつつ放置してあったのですが、これが読み始めたら面白い!! いやぁ~読んでよかったですよ♪ 国の成り立ちの伝説より天姫の生まれ変わりとされる証の金色の髪を持つ珠玲は、超箱入りの為に世俗に疎く周りを見る目を持たず、自分の事だけ考えているそんな人間でお…
秋山みち花 周防佑未
秋山さんの作品は花嫁モノより極道モノの方が好き! ということで今回、極道×警察のかなり好みの作品が登場して何だか久々にワクワクしました♪ 作品的には高尾理一さんの『愛咬の掟』に似ているんですが、でも好物シチュなんで、似たようなモノでもすごく満足v どうもシリーズものになるらしいので、その後も期待大です! 今回の主人公は警視庁特殊機動隊(SAT)という職業。 珍しいですよね。 テロと…
大魚ゆっか(大魚YUKKA)
表紙だけを見てしまうと、「えっ!?」って一見敬遠してしまいそうな絵ですが、中身の白黒絵はそこそこいけますよv 短い短編がほとんどですが、的確に表現したいものが明確になっていてわかりやすいです。 表題連作は攻めが大工という設定に職業萌えの故に想いきって読んでみましたが、悪くない! 08年09年の線の細い作品が多く、最近の作品も載っていてそこには絵の変化が見られますので、もっとこなれてくるといい…