茶鬼さんのレビュー一覧

おとなの秘密 小説

石原ひな子  北沢きょう 

大きなせんせいは頼りになる人

ずっと仕事人間が故に離婚して、子供を一人で育てる父親と、その子供の担任になった保育士とのお話。
子連れモノとしてはよくある展開で、一時沢山出ていたものを随分読んでしまったせいか目新しさはない。
ただ、可もなく不可もなくというという点で突出したものはないけれど、とりあえず上手くまとまっているのでこの評価。


保育士・恩田の勤める保育園に新しい園児で父子家庭の子供・賢くんがやってきた。

1

スニーキーレッド コミック

たなと 

卑劣な赤

「スニーキーレッド」連載の頃からこの意味って何だろう?って思ってました。
暴力を受ける三崎は顔に殴られたアザができたり、口の端が切れて出血したりしているんだけど、そうやって暴力を受けて出来た痕跡の色の事だろうか?と想像した。
単行本になって、カラーの表紙が付いた時に描かれた三崎の顔の頬の色にこれがスニーキーレッドなんだと実感した。

軽く言えば ”ボコられ愛” とか、”ドSとドM” ”破れ…

10

遊星の恋人 コミック

伊藤倭人 

はてさて、あれからどうなったか?

爬虫類顔の宇宙人がこんなにカワイイなんてー!!
超楽しかったコミックス『遊星の恋人』の、エッチはそれでどうなるのよ!?で終わったその続編、マジ続編がこの冊子ですv

色々勉強熱心でしたもんね~宇宙人の航。
もちろんエッチもしっかり調べているようで「僕ね、色々調べているから大船に乗った気でいてくれていいからね!」と友哉にのたまった(笑)
えっ!?航くん、受け臭いんだけど攻める気なのか?

3

とじこめたいっ! コミック

山田パピコ 

逆転、監禁劇

パピコさんの既刊2冊、自分には今一歩な感じだったのですが、今回のこの単行本はよかったです!
短編でありながらも物足りなさ感がなくて、この作者さんの持つ勢いみたいのがちょうどいい具合に盛り上がったところでオチがついて、満足感に繋がる。
キャラクターの特性がよく出ていて楽しい1冊でした♪

【とじこめたいっ!】
バイト先の先輩に恋した後輩が、飲み会で酔いつぶれた先輩を自宅に連れ帰り監禁してし…

2

Mr.CVS コミック

阿仁谷ユイジ 

愛は螺旋のように深く限りなく貪欲に

『ミスターコンビニエンス』の続編【CVS】の更にまたその続きになります。
南原に押された形で自覚して恋人になった関係は、明らかに 北村<南原 という執着の度合い & 力関係は 北村>南原 であったものが【CVS】で北村に「ザラっとした感情」を抱かせるようになったのでした。
それが加速して逆転を始めます!!

「ザラっとした感情」それは嫉妬。
南原の周囲への嫉妬、そして南原への独占欲。

2

愛が9割 ~龍&Dr.シリーズ特別編~ 小説

樹生かなめ  奈良千春 

こじらせて迷子になった10年愛

最初に全体感想を述べると、久々に樹生さんのBLらしいBLを読んだかも?というのが最初の印象。
そこは樹生流の文章で描かれてはいますが、タイトルに書いたようなこじらせた片想いが成就するお話でしたので。
そして、Dr.龍の特別編とありますが、祐が主人公達の後輩で登場すると言う事で、特に姐さんや清和君が登場するでも眞鍋組が関与するでもなく、全くの独立した別作品なので、別に特別編でなくてもいいかな?と…

3

やさしく触れて、やらしく触れないで コミック

紺色ルナ 

愛は執着

今回は短編集。
ちょっぴりいつもの切ない系の路線とはちょっと違う感じで新鮮な感じで読めましたv
1冊終わってみると、どれも何気に「執着」がクローズアップされていて、それが少し怖いくらいものを伴っているように見えます。

表題始めマリちゃん2本
雑貨屋を経営している茉莉は同窓会でしたたかに酔っぱらって気分よくしているところ、見覚えのない男にキスされて告白してOKしてしまうが、彼は実は高校時…

1

僕とその続きを コミック

嶋二 

こだわりの”恋”

嶋二さんはレーベルでがっつり切ない読ませる系と、若干の軽く明るい系と、描き分けてらっしゃるなと感じる事の多いあすかシエルコミックス。
表題は、えっ!?ここで終わり(驚)とちょっと拍子抜けしたものの、その他の作品は2話づつあって、満足させてくれる。
実に表題がもったいなく思ってしまった。


【僕とその続きを】
新歓で酔っぱらって2丁目のゴミ捨て場で寝ているところをお持ち帰りされて襲われ…

1

片想いとルームシェア コミック

砂河深紅 

梅ちゃーーーん!!

最近の砂河作品、エッチが元々少なめなんですが本当に少なくてちょっぴり寂しい。
今回は、結構健気が恋がいっぱいの一冊となっていました。


表題は、大学で一緒になった梅ちゃんが好きになって告白した楓太ですが、「おう」っていうばかりで、これって友達の”好き”と思ってるよね、
ということで片想いしているのですが、就職先が互いに近い事から卒業と同時に同居することになる。
それは片想いをこじらせ…

3

美しい野菜 (1) コミック

松本ミーコハウス 

知らなかった自分

onBLUEで毎号毎号、ドキドキしながら読んでました。
人づきあいが苦手で、上手くいかない自分にうっ屈した小説家の太郎が、
酔った勢いで絡んだ八百屋の治樹とエッチにもつれ込んだ事で見せた淫蕩な姿はマゾだった。
この太郎のイヤラシサに煽られるように、Sを見せる治樹と、それによって今までの自分から何かが変わっていく太郎。

この太郎のマゾ属性が何かわかるんだ!!
常識的な枠にはまってガチガ…

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