茶鬼さんのレビュー一覧

欲しがりません収穫までは(1) コミック

舟斎文子 

天然がかわいくて、かわいくて、キュートv

農業高校ものって大好きなんです♪
植物を育てる行為というのが、其れに打ち込む学生というのが、何だかそれだけで萌えてしまう~vv

それが、このお話は、農家のじっちゃんにあこがれ、農作物を育てることが大好きで農業高校に入ったのに、ことごとく枯らせてしまう友彦が主人公で、しかも天然・無自覚・無邪気・妄想癖。。と、おいしい要素がたくさん詰まっているんです。

相手は、寮で運命共同体と言われる同…

1

愛にかわる、キスの永遠 小説

小塚佳哉  沖麻実也 

不器用なすれ違いの恋

『恋におちる、キスの瞬間』の続編というかスピンオフ。
前作の主人公・理友と親しくなった(?)委員長・須貝とその従兄弟・諏訪内の物語です。
登場してきた時に、何かありそうな雰囲気!と思っておりましたが、そんな関係だったのかーーナルホド、ナルホド、、
こちらは、思いっきり気持ちのすれ違いや思い込みでモンモンとしたりして、大人になる手前の少年時代っていう、恋に戸惑う若者たちっていう感じで、前作とは…

2

手錠 小説

剛しいら  小路龍流 

ストックホルム症候群

ものすごく面白くて一気読みデス=3
あらすじも見ないまま、登場人物もわからないまま読んだのがよかった。
どうなるんだろう、どうやって決着をつけるんだろう、一体どうやってハッピーエンドに持って行くんだろうと、最後までハラハラ。
「拉致監禁」→「トラウマ」→「ストックホルム症候群」
お手本のような流れではあるのですが、緊迫感が最後まで続いて中だるみが一切なかったのがよかったのです。

自分…

5

彩おとこ(3) コミック

鳥人ヒロミ 

血が与える因縁

蘇芳ら3兄弟の母親が赤鬼(五道)に語る、蘇芳の業の過去の続きから。

体に流れる血族の因縁が色濃く出てしまった蘇芳は、弟・丁子への気持ちをそらすために義兄との駆け落ちをしたのに、とうとう丁子と契ってしまう。
いくら血のなせるわざだからとはいえ、彼等に与えられた業は深く、兄弟だけに切っても切れないこの因縁。
これを考えると、現在の兄弟の苦しみがとてもよくわかるのです(涙、、)
五道に話した…

1

下僕の恋 小説

高尾理一  小笠原宇紀 

「私の総てはあなたでできている」ww

幼い頃からご主人様一直線の一途な下僕ストーリー。
元のテーマが「伯爵と下僕」らしく、ご主人様は生まれながらにして高貴で我儘で、態度はデカく。
しかしちゃんと悪いと思えば素直に謝ることもできる頭のよい坊ちゃんでしたので、気持ちのよいスマートな主人と下僕の物語でした。
また、犯人は誰?みたいな推理も含まれており、舞台はほとんどがお屋敷の中だけで登場人物もたった5人という、コンパクトな作りがまるで…

2

オリジナルボーイズラブアンソロジー Canna Vol.6 コミック

「漢の娘」の醍醐味v

このCannna、割とかわいい系・草食系の男子の絵のものが多く、その中にちょくちょくと個性的な作家さんの作品が入ってという構成の為、今一つ自分的にインパクトの弱い雑誌。
岡田屋鉄蔵さんの「ライアテア」も先月で最終回だったし、どうしようか?と悩んでおりましたが、前号から始まったプチ特集が今回は何と「漢の娘」!!
女装男子が流行ですが、「男の娘」じゃないんです。
わざわざ”漢”としてあるところが…

1

疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

男達は歩き続ける

ジェットコースター小説(?)だった、何でそこまでして出世にこだわるんだ!?という大蔵官僚の物語もこれでラストです。
散々に打ちのめされ、司馬とも距離が出来てとことん落ち込む桐原は、なおそれでも仕事を続け、
妻との確執で子供が傷付き、また自分も子供を愛するあまり一緒に泣く司馬。
いよいよラストは、どんな終着点がまっているのだろう?
作者さんは、彼等にどんな道をつけるのだろう?期待に満ちた4巻…

6

マル暴の恋人 小説

神奈木智  水名瀬雅良 

熱血刑事は超鈍感

仕事一途で超鈍感な男が、隣人で幼馴染の恋心に全く気がつかずにいて、というお話。
熱血刑事の事件解決(?というか顛末)がメインで、アテ馬もかなり優秀に配置され、鈍感男の気持ちを認識させるのに上手く事件と絡んでとってもスムーズに展開されて違和感もありません。
シリアスなのに軽く、コメディ感もあって、まったくもって上手いな~と思いました。
しかし萌えるかというと、そこが微妙ーーーう~む、、
主役…

0

がんじがらめの気持ち 小説

佐伯真魚  遠藤りさを 

純愛のSM

縄師と風俗で働く少年と緊縛絵師と、まるでストーリーのあるゲイビのような物語は、遠藤りさをさんの絵がとてもよく合っていて、映像が頭の中で流れ出します。
そういった意味で、ある種異色なんですが、とても楽しめるしキャラクターも魅力的で、エスエムスキーの自分にはとても満足な一冊でした。

父親が結構有名な縄師の二代目の縛斗は、修行なのか父親の気が向かない仕事を回されがちで、その日もホモ系の撮影の縛り…

1

懺悔 麗人セレクションDX コミック

鹿乃しうこ 

暗→→→明るいへの変遷

今でこそ鹿乃さんの作品はシリアスに切なさをミックスしながら明るく楽しく程良いさじ加減で熟成しておるなぁ、と思うのですが、この表題、思いっきり暗くて、しかもオヤジ(52歳!)で犯罪モノ。
こんな作品も新鮮でいいですね。

子供の頃、大人の男性にイタズラをされたのが心の傷になって残っている高校生。
彼はその犯人に印を付けていたのです。
生徒と教師として、学内で再会した時、その過去の傷をえぐり…

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