茶鬼さんのレビュー一覧

放課後たぬきばやし コミック

和泉棒子 

たぬきになんか騙されないぞー!

いい意味の趣味じゃないですw
ここまでがっかりさせてくれて、すがすがしい、「ラズベリー賞」候補にしてあげたいくらいwww
猫だの犬だの兎だの狐だの虎だの狼の擬人化はありますが、よもやタヌキ!!
わくわくしちゃったんですよね♪
タヌキってまんまるくて、ポメラニアンみたいだけど、雑食だからクサイのなんのって!
そのタヌキちゃんですヨ。

お話は、春の発情期でデキちゃった男子の巣ごもりまで…

0

アイがラブしてユーなのさ コミック

蛇龍どくろ 

待ってたよー!!

やっと蛇龍さんの単行本が見られました!!
衝撃的だった「エンドレスワールド」のイメージを持っているとビックリするかもしれないが、デビュー単行本の「シュガーミルク」な感じの甘い作風。
それにしても、随分シンプルになりましたね。

優等生っぽい風紀委員の大野君と、ヤンキーのタケちゃんの組み合わせは、思いがけない大野君のヘタレとタケちゃんへの恋心と、
タケちゃんの、男気あふれる(?)純粋で潔く…

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同棲愛 (7)(新装版) コミック

水城せとな 

それぞれが、一歩前へ踏み出し始める

前巻では、幸太郎が自立し始めた千里にイライラしマホリンとよりを戻す、薫は椿と向きあることに決めた、といったラストで終わりましたが、今回はいきなり皆がそれぞれの扉を開いて一歩踏み出そうかという展開になりました。
S発動して、彼等の態度と気持ちの余りのワガママ加減に自分もイライラが募っていた時だけに、この展開はビックリです!

前半では自分がイイ人を演じることに自己満足を覚えるマホリンが光太郎と…

1

そんなこととはツユ知らず 小説

英田サキ  サクラサクヤ 

仕事もエチも安全第一w

どうも英田さんの作品はリブレ系のものと、他社ものの落差が大きく、うなることが間々ある。
今回もそうだったのだが・・
可もなく不可もなく、無難に軽めにまとまって、まとまり方は上手いな~とは思うのですが、とても印象に残るかというとそうでもない。
だから悩んじゃうのですよね~

特にやりたいこともなく、何となく流されて生きてきた男が、彼女と友人に裏切られ、落ち込んでいる時に見た鳶のたくましい姿…

5

疵 スキャンダル 2 小説

かわい有美子  杜山まこ 

出世欲は男に唯一残されたプライド

まだこれでもかと、桐原のバカさ加減に代わりに叫んでやりたい気分にさせられる第二巻です!

己の出世の為、身分違いの結婚をし、子種がないと分かった時に妻の妊娠が発覚、義父に有力政治家に手駒として男娼のような形で差し出され、それでもまだ出世をあきらめない桐原。
妻に裏切られながらも離婚できない桐原にとって、出世だけが彼に唯一残されたプライド・・・
それって余りに悲しすぎます。
すっかり不能に…

2

恋愛革命 小説

海賀卓子  葛西リカコ 

うわー!ある種独特の痛さです

初読みの作家さんでしたが、息をもつかせない”これでもか!”なすれ違いな成り行きに一気読みです。
読後は、イタイ!!イタイ!!
木原作品とはまた違った、容赦ない人物達の痛さ。
何となく文章が荒削りで思いつくままに重ねていったっていう、少し素人くささも感じるものの、でも文章を飾っていなくて綺麗にまとめようという無理が見えないので、とにかく目を離せない展開に、痛さがダイレクトに伝わってくるんです。…

2

SEX PISTOLS 5 コミック

寿たらこ 

たった一人の絶対唯一

今回は、ちょっとお話が本編から飛んで、翼種のお話。
ハブの大将とマングースのシマの間に子供が生まれて、その病院で知りあった若葉(蝙蝠)のお話。
これがまた泣かせます!!

大将とシマの赤ちゃん、まさるは大将にそっくり!だけど、しまこちゃん・・何、この小ささ!!まさるくんのおもちゃになっちゃってww
よく考えたら、動物で生まれてくるんだから皆生まれた時はとても小さいんですよね~なんて斑目と…

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SEX PISTOLS 4(新装版) コミック

寿たらこ 

ノリ夫覚醒!

斑目の家の複雑さが、やっと判明しましたの4巻。
3巻のラストが一体どうなっちゃうのー!って国政とノリ夫の恋の行方が気になる終わりでしたので、ここで少し一段落というところでしょうか?

米国と国政のお母ちゃんはとんでもない人だったんですね!
売春あっせん業をしているというその職業にもびっくりでしたが、彼女は志信と愛美のお父さんでもあると、女同士でも妊娠できるという(そりゃ、男同士もあれば女同…

1

小説ショコラ 2010年 09月号(雑誌著者等複数) 小説

付録小冊子目当てでしたが、その充実度に満足です

この雑誌は初めて購入したのですが、目的は付録のノベルスアフターストーリーです♪♪
佐田三季さんの『つみびとの花』『あの日、校舎の階段で』の本編その後が読めると知り、思わず迷わず購入ですっw
しかし、本誌の表紙もいいですね~♪
兎さんと、虎さんですよ☆
この『兎オトコ虎オトコ』のコミックス2話と3話の間にあたる番外編が載っているので、それも楽しめました。

ところで付録のアフターストーリ…

2

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

素直になれなくて

今回の樋口作品もすごく面白かった!!
お互いのすれ違いに胸をキュンキュンと締め付けられながら、それが最後まで続くのですから一読価値充分にアリです!

階段から落ちて怪我をした涼太はその日までの3ヶ月間の記憶を失っていた。
そして夢に見る、自分が男に犯されているシーン。
それは一体誰?幼馴染の恭一か、生徒会長の北川か?
記憶を失くした3カ月の間に一体何があったの?

涼太が苦しい体験…

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