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桐祐キヨイ
茶鬼
ネタバレ
すっごくシンプルな主従関係のお話なんだけど、全然飽きない。 息子編と親父編があって、この親子何気に性格的に似たもの同士。 世話係もいわゆるクーデレというかツンデレというか、若いほうはデレが解りやすいのだが、年長ツンデレはデレが少なくて親父に「ツンキレ」とか言われてる(爆笑) ツンキレってなんだ!? 両者とも分類上は同じくくりなのに、それぞれの立場と過去から違う味を出しているから楽しいのです…
サガミワカ
がっつり一冊にまとまった青年実業家と詐欺師とのお話は、片方が詐欺師だけにどこまでが本当で嘘なのか見分けがつかない、しかし着実に二人の関係が築かれていくその様をしっかり一本芯の通った読み応えのあるもので見せてくれました。 なかなかに面白かったですよ。 知人の実業家・賀倉井に連れて行かれたバーで青年実業家の和智はその朝電車でドキっとする出会いをした男・槇尾と再会する。 彼はそこのバーのマ…
天王寺ミオ
ある時から女性の人口が減少し、原因がわからないまま人口の一割となった女性は保護の対象となり「特区」と呼ばれる地域に。 またそこには政府に許された男性もいる。 そんなSFチックを背景にして、その遺伝子研究をしている特区外に住む研究員・新野と、特区からやってきた御子柴という研究員が主人公。 この二人の主人公キャラが実に一貫している。 そこで本当はきっととってもシリアスな問題であるはずの研究…
佐崎いま
前作『言葉足らずな恋の話』で驚きの展開があって仰天した作家さんだったのを思いだしました。 今回は人外モノで妖狐と花嫁(男)のお話。 読んでみて、重いと軽いがいい具合に混在して二人が番となるお話としては見せどころもあると思います。 ただその”重い”部分・二人がこだわる本当の恋しい人、需要と供給だけでない心からの結び付きと言う点でどうなんだろうな?と… ひょっとしてこのお話は、まだ導入部分で本…
鮫沢伐
前作『サトウチーフの恋』のスピンになります。 今回は変なモノを寄せやすい体質の経理部チーフの本山と、辛島チーフのいる第一総務部で総務経理をしている見えて祓える則くんとのお話。 同じ会社を舞台にホモ連鎖(笑)ですが、今回はそんなファンタジー要素を入れて変化球☆ そして、その他の掲載は超ダークな作品が!? コメディ展開のホワイトとダークサイドのブラックと、作家さんの2面が見られてバラエティ度が…
本編中でもヒヨコは不眠気味ということが書かれていましたが、子供が興奮すると眠れないというやつでしょうか? 田嶋が好きでドキドキしちゃって眠れないとか? 作中で、そんなヒヨコの不眠に対しての部分で多少疑問に思っていたのですが・・・ 田嶋と同棲を始めて三カ月。 眠れなくてヒヨコが田嶋の部屋を訪れるのはよくあることらしい。 今回は、二回目の個展が決まってそれが嬉しくてということのようだ。 …
花房マミ 湖水きよ
デビュー作品はとてもキラキラしている声優を主人公にしたあま~い作品でしたが、今回は彫刻家と独特の感性を持つピュアなギャラリーバイトの青年が主人公。 やはり入り方に特徴的な印象付けの手法を持ってくる点は変わりませんが、デビュー作ほどのくどさはなく、しっかりと地に足がついた作品に仕上がっていたと思います。 ただ、この主人公のヒヨコがまさに名前通りに純粋な為と、作品を作る過程の中での経緯から本当にす…
本編のエンディングが、3年後。 スタボリアの大臣として外交使節に参加して3年ぶりの海翔との再会を果たしたシーンで終わっておりましたが、番外はその続き。 ぎっしりと過密にスケジュールを入れて精力的に動きまわるイリヤでしたが、さすがに三日後貧血で倒れてしまう。 外務省からの見舞を持って訪れる海翔に、イリヤは強気の口調で会話する。 しかも、来日前に毒を盛られた暗殺未遂があったとケロリとして言…
華藤えれな 高階佑
始まりはまだソヴィエトと呼ばれた東西冷戦の終盤の共産国である時代。 それからベルリンの壁崩壊後の7年の歳月を経た再会。 ロシアから独立した架空の国スタボリア共和国を舞台に元ソヴィエトKGBスパイで現スタボリアの副大臣と外務省の職員という、とても因縁のある相容れない立場の二人の物語だったのですが、そうしたシリアスでシビアな背景と事情があるのに、あるからこそか、 ハードとロマンチックが融合してド…
ひのもと平
表紙絵のセピアに一色ある苺の赤が印象的。 しかし帯の「やや変態度の高い坊ちゃんマニアな私を知っても本当に可愛がってくださいますか?」と面白さを予感させるコピーに期待。 見てみると、表紙のイメージと中の白黒絵とのギャップが。 新しい順で掲載されていて、絵も変化していっています。 新しい作品ほどに絵柄の不安定さを感じるので、きっと変化していってる途中だと思います。 掲載されている作品は、どれ…