茶鬼さんのレビュー一覧

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

毒を食らわば~病みつきになりそうです

決して受け様が毒夫というではありませんが、この毒にやられました。
とてもつもないスーパーツンデレは、牧田さんと読者と、一部S&Mの方にしか効かないでしょう(笑)
初めて読んだ時、北嶋のわがまま王子ぶりに腹が立ち、牧田さんはきっと北嶋をいじめて喜ぶSなんだわ!と思いこみました。
しかし2度3度と読みたくなるこの中毒性の話。
滅茶苦茶性格の悪い北嶋が、牧田さん一筋の乙女に変身するのが見事すぎて…

5

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

清涼感あふれる茉莉花茶のようなお話

「上海金魚」の題名そのままに、柔らかなベールがかかったような雰囲気ただようお話でした。
一服のお茶のような、ほっとする感を与えてくれます。

一見頼りなげではかなげな祐季ですが、実は凛としたスジの通った清涼感ある青年なんですね。
愛人になっている伊藤に振り回されて、きちんとケジメをつけるあたりはしっかりしております。
滝乃も独特の雰囲気のある男性で、とても気配りのできる嫌味でない、よい男…

2

Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

ツンデレ課長がカワイー!

ある日転勤してきたイヤ~な上司が自分の兄弟になったら?
結末を言えば、兄弟にならなかったらこの人の良いところは見えなくて恋になりませんでしたよね☆
いつもの如く、サラっとした文章で読みやすく、ウイットに富んだシチュエーションと会話でぐいぐい引き込まれたサラリーマン話であります。

新しい上司はとって~もキツイ課長です。28歳で課長ですから、当然優秀ではありますが。
健輔は人当たりのよい営…

3

絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

恋愛は本音と生身のぶつかりあいってことかな?

突然自分や仲間の前から姿も消息も消した男が、8年ぶりに目の前に現れたら。
互いの複雑な思いが絡み合い、ぶつかり合い、それは互いを思いやっているのか、思いやり過ぎて遠慮になっているのか、つまらない意地の張り合いになって平行線。
表面は取り繕いながら、底にあるいつまでも子供のままの感情でしか接することができなくても、それが本音のぶつけ合いなのかな?と感じました。

一見大人びた坂上は、突っ張っ…

1

騎士と野獣 小説

岩本薫  円陣闇丸 

狼に兎と思わせていたが、狼は兎でないと知っていた

今回は家庭内3角関係、熱情シリーズの第4段です。
長男をめぐって、二男と三男が激しい火花。一体誰がGETするのか?
終盤までハラハラして面白かったです!

長男の真海は外資系会社の広報に努めるサラリーマン。弟達に比べて体格も普通で、きれいめの顔立ち。
二男は長男と同じ会社の違う部署に勤め、背の高いメガネに三つ揃いスーツのエリート。
三男はそのワイルドな容貌で大学に通いながらモデルの仕事…

7

天使の復讐 小説

小塚佳哉  かんべあきら 

嫌よ嫌よも好きのうちの王道

シンデレラストーリーではないですが、BL版ハーレクイン臭漂うエロエロ展開ハッピーエンド物語。
この手のものは今まで手を出したことがなかったんですが、読むと結構はまるかも?

大雑把なあらすじとしては、
主人公靖也(セイ)は天使のような外見ですが中身は悪魔のようと友人に言われる金持ちボンボン。
クリスマスイブに彼女と待ち合わせたホテルで相席になった男性至信に拉致され、強姦。
そのままアメ…

4

惑溺趣味 コミック

明治カナ子 

オヤジ三昧☆

いつも痛いのに、今回はオヤジ攻めが4編の短編集で、結構甘いお話がほとんど。
しかし、登場するオヤジ達はみんな全然格好よくもない、ひと癖もふた癖もありそうなかなりなお年?

表題作はおじさまの愛人になる青年のお話。
おじさまはお金持ちなので、遺産目当てで近寄ってくる相手が多かったのか「好き」と言ったら別れると言われているので、青年は本当に好きになってしまっているのを言えなくて、わがままを言う…

2

人はなぜ働かなければならないのか コミック

山田ユギ 

悶えました!

やっと、やっと待ちに待ったユギ様のオリジナルコミックであります。
「たかが恋だろ」の後書きに気になることが書いてあったので、本当に嬉しかったです。

「人はなぜ~」一連の作品は、今までの本編書き下ろしおまけみたいな構成のストーリーが続いており、ほんの数ページつづの短編ですが、ギュギュっと凝縮され的確にポイントを突いていて、リーマン&オヤジスキーにはたまりません☆
キャラもどちらかが女っぽい…

3

恋愛証明書 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

変身!エロ魔人~

エロいんですけどね、エロくてAVみたいだったんですけどね、攻めの春海さん、変身しすぎですよ。大映映画の「大魔神」みたいです。

カフェの常連の春海に片思いの遼一、仲良さそうな夫婦だったのに離婚して傷ついていると思い込んだ為、二丁目で見かけた春海の慰めになるならと体の関係を持ちます。
きっと本意ではないからと、リードして、ただただ春海を気持ちよくさせる関係を一年も続けます。
それにしても遼一…

1

熱伝導 コミック

明治カナ子 

くまの背中は暖かい

ほんわりと暖かい、ていねいな気持ちの描写が心ほぐしてくれる作品でした。

神社で大きなクマのぬいぐるみを拾う馬尾。
馬尾は大きくてあたたかい存在が欲しくて、そんな年上の女性とばかり不倫しています。
同じ寮の仲間にそれをからかわれながらも、明るくて人気者の馬尾は、それを同室の木戸先輩にとがめられても「本気じゃないから言える」と話す。
実は、木戸先輩の大きな背中が愛しくて恋しくて、代償として…

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