茶鬼さんのレビュー一覧

そんな王子に迫られて コミック

ケビン小峰 

墓穴掘りまくりの多田っこ

『恋する丸メガネ』にその出会いと再会が描いてあった、まさに王子な登場するたびに
「光武央児だ」という多田にせまりまくる光武と、ナルシーで負けん気が強く嫌~な性格だった多田が主人公になったこの1冊。
待ってました!おおー!と思い一読目、
もうそのテンションにやられまくり爆笑しまくって、
きっとこの一読目のテンションだったら「神」だったと思うのですが、ちょっと落ち着いたら少し下がっちゃいました…

9

可愛くて、どうしよう? 小説

栗城偲  小嶋ララ子 

イチャラブベタ甘カワイイの10乗

ある意味「やられたー!」感のした作品。
”かわいい”で隅から隅まで埋め尽くされて、もう無問題っていうか無敵?
明らかに二人とも相思相愛でしょ?のちょっとしたすれ違いも、「そこかよ!」爆笑
なやっぱりひたすらカワイイ。
読者の自分からしたら呆れるほどのバカップルぶりで最初から最後まで行ったのはある意味お見事?
さすがにそれにキュンキュン萌え萌えするほどのモノを持ってない擦り切れた心の自分を…

6

不誠実でわがままで 小説

明日香登美  乃一ミクロ 

こぶたちゃん♪

作者さん初単行本?
身長が160に満たない上、デブとかブタというほどの肥満ではないもののすっきり体型ではなく(多分ぼっちゃり)一重まぶたで目は重そうで鼻はぺちゃりに口はへの字に曲がっていて容姿についてはもう諦めている、指導医に「こぶたちゃん」と呼ばれる病理の研修医・目賀田が主人公。
彼の指導医は、研究者には変人が多いと言われるがまさにそれ。見た目は超イケてるのに口が悪くゲイで有ることを公言して…

10

不実の男 コミック

山田酉子 

死にたがり達

山田酉子さんの作品はいつも短編映画とか短編小説を読んでいるような気がする。
よく小説で行間を読む・・・というのがあるのだが、漫画なのにそれがある気がするのです。
この本、良く見ると自殺未遂した男とか、自殺願望の男とか、死んじゃった人とか、生き残った人とか、死と愛が天秤の上でゆらゆらしている。
そして1本終わった後に、まるで夢だったようにその天秤がパァっと魔法のように消えるのだ。
そこに残っ…

8

世界の果てで、待ってる。 コミック

松下キック 

魔法じゃないよ☆

松下キックさんらしいというか何と言うか、ゆるふわ~♪
バンドのアホっ子ヘタレギタリスト×ツンデレベーシスト
ベーシストの左右にキスされたその意味を意識してツアーが終わった後、ギタリストの泰河が左右に言った言葉「二人で逃げよう、世界の果てにさ」←中二発想w
嫌だと言われて失恋し、やる気をうしなってしまった泰河が連れて来られた先はどこかしらない田舎町。
そこで不思議な福田さんと同居して、役場の…

4

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

心を伝えることの大切さ

毎日通学のために乗るバスは、同じ時刻に同じ顔ぶれ。
見知った顔だけど会話もしない、ただそれだけの他人。
それが主人公が痴漢に遭ったことで見知らぬ他人の関係が動きだす。
ソラとは主人公が招待されたSNSの「アニマルパーク」で自分が作ったボロボロうさぎのアバターに付けた名前。
バスは坂道を走り、その坂の上に主人公の家はある。
クラスメイトは自分の事を「河野」と呼ぶ。
友達って下の名前で呼び…

11

蜜香の虜 コミック

きりみゆうや 

真面目組vs不真面目組

大人な人物を描く作家さんが香道を舞台にして着物の人物ということで注目していました。
スーツの男は逆三角形の体格でカッコイイのです。
それが着物になると胸から上はまだいいのですが、全身になると浴衣みたいになっちゃって(浴衣の時もあるが)ちょっとペラペラ感があるのが、
そして着物エッチの醍醐味の裾チラのまくりあげとか、足袋の足元の色気とか、
自分の期待した着物のエロスが少し感じられなくて、そこ…

4

ダブルダーリン コミック

桜巳亞子 

雰囲気系アホエロという・・・?

2年ぶりの単行本、待ってました!
この作家さんもまたアホエロが非常に楽しいのですが、今回も裏切ることなくおかしな人がいっぱい♪
10年、11年の作品と少し前のものだからなのか、アクアが若干修正薄目だからなのか、
局部描写の修正が薄くてウフフフ、、、となってしまう。
でも修正が薄いからすごくエロを感じるってわけでもなく、やった♪得しちゃったvなくらいで、その描写される袋が小さい桃みたいでカワ…

2

裸のマタドール 購入特典書き下ろしペーパー 特典

明らかになるレジェスの激しい愛

本編後のお話になりますが、レジェス視点です。
これを読むと、どれだけレジェスが理央を愛しているかその執着の度合いがヒシヒシと伝わってきて思わず身もだえしちゃいます☆
書き出しの「こんなにもむかつくやつはいない。」
記憶を失う前も失っていた時も記憶がよみがえった後も。
それは理央にたいするむかつきじゃなくて、彼への想いの深さへの自分に対するむかつきでもあるのでした。

闘牛後の理央の衣装…

9

偏愛シンメトリー 小説

浅見茉莉  Ciel 

きみはぼく、ぼくはきみ

ガチ双子の禁忌モノで、意外にも直球勝負作品でした。
双子ゆえに元々二人は一つの存在、だから愛し合って当然なんだ、そこに理由はない。
ですので、後半リバーシブルで受け攻め逆転します。
同時に出たクロスノベルスの健気でハッピーな作品と反対側にある、ちょっとダークな作品で、今月は二種類を楽しむことが出来ました。

友人達を呼んであまりにドンチャン騒ぎをするので苦情が出て住んでるアパートを出なく…

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