茶鬼さんのレビュー一覧

木魚とピアノとおもちゃの手錠 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

坊主受けあります。

題名が表現してるもの、まんま主人公達とその接点かもしれません。
セックスが仕事で趣味でピアノを弾いてる?みたいなヒモ暮らしの攻めに一目ぼれで恋したお寺の坊さんが、合コンで手に入れた玩具の手錠で彼を自分のモノにしようとした。
そんなきっかけで始まるお話。

このハードルは果たして超えられるだろうか?「坊主受け」
最近「坊主バー」とか「美坊主」だの、ちょっと前話題になったりしたイケメン坊さん…

4

ちゅっぱスター コミック

前田つばき 

凶暴な下半身!?

一冊読み終わってこの本に抱いた感想です(爆)
巨根という意味ではありません。
何かスカーっ!としたきっぱり潔いエロで、だけど粘着エロという、エロエロ言ってますが、エロが際立つ一冊でした♪
それが気に入った!
しかも掲載されてる3作品とも気に入るって、なかなか無いことなんで自分的にヒットかも?

表題は年下の幼馴染が一人でお留守番が寂しくて怖くて泣いている時に、隣家の年上幼馴染の指をしゃ…

2

生意気なキス コミック

トワ 

大人と子供

デビューコミック『秘密にスキャンダル』で主人公の恋人との写真を撮って脅した性格の悪い宝が主人公になったスピンオフ。
そういえば、読んだような気が…と見返したら余り印象に残ってなかったはず、評価が中立でした。
しかしこの作品、主人公達がクセのあるタイプなので話としては王道なのですが、キャラの特徴がとても解りやすくて前作より全然よかった感じがします。

人気子役だった時代、人に裏切られた過去か…

2

恋襲ね 小説

小林典雅  円陣闇丸 

エロになってもエンタティナーの小林典雅

ラブコメの印象が強く、笑いといったら小林典雅!というくらいの作家さんが何と花丸BLACK!?
嘘から出た誠というかあとがきが本当になっちゃいましたよ♪
さて、内容は舞台が江戸以前で藩主の寵童という王道設定をもってきて、3P(受け2)ありの、百合プレイありの、3P(攻め2)ありの、お道具使用とかテンコ盛りにして、文章や表現が違うものの、山藍作品っぽい展開なんかだったりしまして・・・
だけどそこ…

9

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

本格SMを目指したらしいが、ちゃんと愛あります

かなり目をひく素敵な表紙です☆
帯の煽り文句は「閉ざされた屋敷で行われる調教。そこには愛と快楽しかない。」とあり、幾分かありきたりですが、その通りに ”SM” ではありますがかなり愛情がありましたよ。
自分的には全然痛くないSMで、展開的にもラストに至ってもちゃんと「愛」があるので安心して読める1冊だと思います。

生年月日も親も知らない施設育ちの青年・潤音が行きついた先は己のマゾヒスト嗜…

11

罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

大滝、カッコイイー!主役より脇役

唯一の身内である母親を亡くし、突然現れた父親と名乗るその男はヤクザで。
顔も身の上も何も知らなかった相手だが、家族が出来たことが嬉しくて父親の元で籍は入れずに暮らすことになった主人公・景一。
そんな彼を引き取ったときからずっと見守ってきた、兄のような存在である若頭の波瀬と彼への恋心がそだった景一との、景一を守るが故のその事実を呑みこんで罪を共に背負って生きて行くことを決めるといったお話。

2

リアルリーマンライフ 小説

今城けい  金ひかる 

お仕事がっつり、攻め受けの意外性も☆

作者の今城けいさん、自分的にシャレードは過去2冊はずしてきているので余り期待はしてなかったのですが、理系のリーマンにはとても興味があるので手に取った一冊。
ただ入り方とか楠田雅紀さんの「恋人はバカ~理系彼氏のしつけ方」と若干にていなくもない。
理系作品といえば研究開発バカでお固くて真面目で融通がきかなくて鈍感で(ひ、ひどい!)空気が読めなくて人を怒らせたり、身なりにも気を使わなかったり、そして…

4

センパイの手なずけ方 コミック

大橋キッカ 

とても優等生な一冊

作者さんの初コミック。
絵柄は非常にキレイでみやすい。
お話も王道だったり、見せたいものが明確にこれなんだな、というのがどれも解りやすくてきっと上手いのだとおもうのだが、
面白い!とか、萌えた!とか、自分の中のそういうのとは全くかけ離れていて
上手いけど、それだけじゃ・・・な物足りなさを感じる1冊でした。
優等生な作品を見せられた感じかな?
どっかに遊び心が欲しいのかも。

表題は…

1

岡部さん、おしかけ篠田くん、始まりの事情 コミック

青井陽 

読みかえしてわかった面白さ

デビュー作品は学生モノで、ほとんどしゃべらない人見知りの高校生が餌付けされる猫みたい、とちょっと依田作品風味もあり手書き感満載の素朴さも気になった作家さん。
さて、この2冊目は細かい書き込みに疲れてしまって微妙な気分に。
しばらく寝かせてみて再読してはじめて楽しめて、そして面白さがわかったかな?

エッチもないし、恋愛の入り口で終わってるけど、それの気持ちが芽生えて行く過程は、ガッツリ仕事…

3

望まない迷宮 小説

火崎勇  海老原由里 

現在形が切実すぎて、アレ?

火崎作品にしては本が薄い、しかも中を開くと回想が多いせいか改行が多く見た目の印象が詩みたい!?
すれ違い、誤解思い込みのお話で、元ヤクザの土建業と土建業を表の顔に持つヤクザというヤクザ設定なのに、今どきヤクザじゃ食っていけないという、あらら~?なお話。
いつもの怒涛のラスト謎解き風味は薄く、最初から丸わかりでしかも設定が温く、今回は今一つに感じます。
不器用な執着攻めも、今一つ。
もう一つ…

2
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