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桃井ジョン
茶鬼
ネタバレ
リンクスの桃井ジョン作品は傲慢とかヤンチャとかツンデレとかおっさんとか。 前作のオークラ作品は雰囲気系のストーリーものでしたが自分的にイマイチだった。 ちょっと表紙が女子っぽいのが気になるけど、今回は自分の大好きなSM系がメインに来た短編集でした。 スカウトされて女王様になって12年のハルカの元にやってきた大学教授。 いつも彼は来てはハルカが奴隷を責めている場面を見るだけでプレイに参加…
真名あきら 水名瀬雅良
作者さんのブログで公開していた作品の初単行本化です。 水名瀬さんのシリアス調のカバーイラストに内容もシリアスなのかと思いましたら、意外や意外! 主人公の性格もあり、ライトでウィット感のあるリーマンものとなっておりました。 なんといっても注目は、その性格もありますが、胃に腫瘍ができて半分摘出した為に男に不自由しないくらいにイケてた外見が別人のように様変わりして、伸びてぼさぼさの髪、無精ひげ、鋭…
椹野道流 夏目くも(くも)
やっと椹野さんの小説のほうの『くろねこ屋歳時記』が出ました♪ 普段ユーモアだったりシリアスだったり痛かったりがどちらかというと好きな方なんですが、このゆる~い感じのとてもほのぼのしている『くろねこ屋』の雰囲気も大好きなのです。 それぞれのキャラクターの特徴と関係が魅力的です。 店主のネコヤナギさんがお茶を飲むために開いた、自ら海外で買い付けてくる雑貨と喫茶のお店”くろねこ屋” この小説は、…
天城れの
帯のあおり文句「先生の痴態を撮らせてもらいます。」 そして題名が「倒錯レンズ」 これから見て、ついいつもの愉快なコメディが入った路線作品なのかと想像してしまうのだが、ところがどっこい! 本気の年下攻めの切ない恋物語だった!? そしてちょっぴり絵柄の雰囲気が変わっている。 この攻めとなる大学生が髪も白抜きならば眉毛も瞳も白抜き。 きっとキラキラ感を演出しているのだと思う。 対して波瀾を…
芥川もみじ
作者さんの初コミック? 本の帯に「超ドSキチックな当主様が宅配ボーイにセクハラ連発!?」とあるのですが、絵柄の雰囲気と照らし合わせて、一体どんななんだろうと全く本の中身が見えなくてドレドレと手に取った一冊。 シリアス調絵柄とお笑いが合体した作風だった。 とでも言いましょうか? 濃いです、超濃いです!・・・この鬼畜当主が(爆) 結構単純な展開なんですが、こういうシリアス耽美調絵柄で展開する…
一穂ミチ 金ひかる
一枚の写真を思わせる風景と印象的ワンシーンの一瞬をとらえた描写から始まる冒頭。 自分を「ヒカリ」と呼んだ同級生となる青年との出会い。 物おじしないで懐に飛び込むのが上手い楽天的で自由な主人公・塁と、気遣いのできるどことなく遠慮を感じる槙志が友人から恋人になる話なのであるが、 槙志が語りたがらない「ヒカリ」について、それにまつわる槙志の人柄というのが、展開の要点になっている。 槙志は「ヒ…
緒川千世
緒川さんの3冊目ですが、出版社が違ってもその作品のクオリティやテンションや諸々、全然変わらずにいい作品見せてくれます♪ 前作の『この俺が~』に若干似た風味を醸しながらも、ちょっと大人っぽい高校生モノでした。 目に付いたのが、受けの瞳の描き方。 まるでカラコンを入れているのかな?それとも光彩が薄い雰囲気を出しているのかな?そんな瞳の描き方がやけに印象に残ります。 この瞳に涙のよく似合うこと。…
鳥海よう子
ビーボーイからは2冊目の単行本。 この表題作、PINK GOLD 掲載の単発からアンソロでのテーマに沿ったお題で展開していくシリーズ短編。 登場人物に詳しい設定やら、恋愛の気持ちの変遷やらストーリー重視展開するものではなくて、あくまでも「ご主人様と犬」というシチュエーションを徹底的に貫いている潔さが、かえって読みやすさとシチュを楽しむという特化を見せています。 また同時掲載の作品もうまくまと…
楢崎壮太
かわいい系の高校男子だったので、手を出さないでおこうと思ったのですが(地雷の場合が)ねこにほだされて手を出しました。 結果・・・萌え死にしそうになりました!! 鼻血出ないのに出そうな感覚で思わず鼻を押さえてしまうくらいに。 何がかわいいって勿論!ねこもなんですが、へたれて凹むと猫になってしまう家系の男子高校生というこの設定♪ 以下おもいっきりネタバレなのでごめんなさい! 彼・…
成瀬かの 小椋ムク
切なさ全開のお話でした。 凪良さんの『まばたきを三回』くらいまでのファンタジーはありませんが、それに近いモノもあります。 大切なものを失い、それを初めて現実として突きつけられた時、 向いあいながらも忘れられなくて、罪悪感もあって、でもふんぎりを付けて新たな道に歩む。 まさに題名通りのお話。 こういうお話の時、設定がどうのとか、展開がどうのとか、重箱の隅をつつく作業のようになってしまいがち…