Krovopizzaさんのレビュー一覧

誑惑の檻~黒皇の花嫁~ 小説

妃川螢  みずかねりょう 

女装の男前受けに萌!

あらすじ:
わけあって女性として生きている凛(受け)は、チャイナ・マフィアに追われているところを大富豪の壯一郎(攻め)に保護される。
屋敷で何不自由ない生活を提供される凛だが、やがて自身が軟禁されていることに気付き…

2007年の作品の文庫版。
女装受けで花嫁モノかと思いきや、意外にも受けが男前で好印象。サスペンス風の展開にも惹き込まれました。

凛は「黒の花嫁」として組織に追われ…

9

あまやかな指先 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

芳醇なボルドーワインが取り持つ恋物語

あらすじ:
蔵元の跡取りで大学生の春哉(受け)は、フランスのワイン工場見学中、シャトーオーナーの葛城(攻め)と知り合う。
シャトーの試飲会で実家の酒を紹介してもらうことが決まり、春哉が案内役を務めることになり…

ワイン好きには堪らない?フランスワインの産地ボルドーを舞台とした一冊。
春哉の目を通して描かれるワイン造りの工程は楽しく、ワインと日本酒の異文化交流も興味深いです。

春哉…

4

溺愛紳士と恋するマカロン 小説

野原滋  せら 

マカロンに隠された意味とは…

あらすじ:
わけあって髪をピンク色に染めている光(受け)は、ペットシッターのバイトをする専門学校生。
ゲイ仲間の源也に誘われ参加したゲイナイトで、正巳(攻め)という年上の男性と知り合う。
後日、光の担当するボルゾイ犬の飼い主として正巳と再会し…。

光は、動物好きで真面目な青年。
髪を派手な色に染めているのは、他人に自身の顔を見られまいとする心理からで、過去のある出来事が彼の心に暗い影…

7

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

続編もダウナーな展開

「近すぎて、遠い」の続編。
シリアスな展開を経てラブラブ甘々に終わった前巻ですが、今回は今回でなかなか重たい展開でした。

又従兄弟の理史(攻め)と前巻で恋人になった、大学生の和(受け)。
理史の経営するダイニングバーでバイトする和ですが、新店舗の店長の頼みで、しばらく彼の店を手伝うことに。
そこで他の従業員に嫌がらせを受け…という展開。

以前にもまして和を甘やかす理史のデレっぷり…

9

年の差十四歳の奇跡 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

紳士とオタクが恋に落ちたら…

あらすじ:
製パン会社の常務取締役・慶一郎(攻め・38歳)は、犬に襲われるオタク系美青年・芳樹(受け・24歳)を助けたことで彼と仲良くなる。
芳樹に惹かれていく慶一郎だが、彼の職業は分からないままで…。

攻め受け両視点あり、最初からほぼ両想い状態。
ドラマティックな展開はありませんが、美男二人が本気の恋に余裕をなくす姿が何とも可愛い!
セレブ紳士×オタクという組み合わせがとても良い化…

6

Dear+ 2016年1月号(雑誌著者等複数) コミック

「青春花心中」目当てに購入

河井英槻さん「青春花心中」がクライマックス目前とのことで久々に購入。
しばらく読まないうちに面白そうな連載も色々始まっており楽しめました。

■夏目イサク「花恋つらね」第二幕
歌舞伎界の御曹司でライバル同士の二人が、舞台で夫婦役で初共演。
ツンデレ受けが飄々とした攻めに反発しつつも惹かれていくという流れはいつもの夏目さんっぽいですが、今回は題材が歌舞伎ということでちょっと雰囲気が異なり、…

5

リンクス 2016年1月号(雑誌著者等複数) コミック

官僚シリーズ、法務省編

丹下道さんの官僚シリーズ、今回は法務省編で年下攻め。
「初恋のシュヴァルツリステ」前編です。
※シュヴァルツリステ(schwarze Liste)
=ブラックリストのドイツ語。

法務省入国管理局の検事・鷹見(暫定攻め)と、4歳年上の警備課長・楚和(暫定受け・38歳)は、実は幼馴染。
美しく聡明な楚和という完璧超人に幼くして出会ってしまった鷹見は、女性の理想も高く、なかなか恋人と長続き…

8

鬼の涙が花だとしたら 小説

夏乃穂足  嵩梨ナオト 

導入部は神、中盤以降はやや失速

28歳の工事現場作業員(受け)が、トンネル崩落事故をきっかけに異世界へトリップ。
そこで、父を殺した鬼によく似た謎の男(攻め)に助けられ…という仄暗い雰囲気が魅力のファンタジー。

伝奇ホラーを思わせる導入部は大変魅力的。
トンネルの崩落シーンに被せて引用される祖父の手記も不気味で、何が始まるのかいやでもワクワクさせられます。

受けの千鳥は、幼い頃に父を亡くし、中卒で就職し妹を養って…

6

麗人 2016年1月号(雑誌著者等複数) コミック

ユギさん、西田さん、座童屋さん中心に

山田ユギさん「一生続けられない仕事」番外編と、全サペーパーのために購入。20周年記念小冊子とともに忘れずに応募したいです☆

笠井あゆみさんの今回の表紙絵は、二人かと思いきや三人いる??
目次ページの全体図は必見です。

■山田ユギ「一生続けられない仕事」File. 4 - epilogue(12ページ)
遺言書の件が片付き、前へ進むことを決意した三上。
セフレとの関係を精算(お相手…

6

優しい鬼の封じ方 小説

楠田雅紀  北沢きょう 

鬼と鬼鎮めの優しい恋物語

あらすじ:
内気な高校3年生・真人(受け)は、ある日交通事故を目撃。その場に居合わせた1学年下の後輩・仁龍(攻め)に話しかけられ、それ以来彼と一緒にお昼を食べるように。
実は鬼を退治する鬼鎮めの家計に生まれた仁龍は、真人が鬼の血を引くことを見破り……

真人は地味で平凡な高校生ですが、実は鬼の子。
鬼である父親は、母親に鬼の力を封じられ人間として生きてきたため、真人も18年間自身の出自を…

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