Krovopizzaさんのレビュー一覧

ラブコレ 12thアニバーサリー 小説

毎年恒例のラブエロ番外編集

毎年恒例のラヴァーズ文庫番外SS集。
描き下ろしピンナップは、封入されているものと、本にくっついているものとの二種類あり、
前者は6作品分、後者は『はだれ恋』を除く5作品分の描き下ろしイラストが載っています。

■ふゆの仁子「初体験」(『虎に翼』『獅子と冷獣』より)
レオンに新しいタトゥーを彫ってもらうハリー。それに立ち会う浅海と梶谷。
彫師としてのレオンの姿を目の当たりにした梶谷は、…

6

深愛の恋愛革命 小説

青野ちなつ  香坂あきほ 

ラブラブ&仕事描写もしっかり

恋愛革命シリーズ12冊目。スピンオフを入れるとシリーズ14冊目になるようです。

世界的トップモデルで演出家の泰生(攻め)と、大学生の潤(受け)はラブラブな恋人同士。
大学2年生の潤は、インターンシップで出版社で働くことになり…

泰生に相応しい人間になりたい、泰生の役に立ちたい、と常に努力を怠らない潤が非常に健気。
卒業後は泰生の事務所で働くことがほぼ確定済ですが、それでもインターン…

3

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

ダイジェスト感が惜しい

あとがきにも書かれているように、かなり暗く重苦しい雰囲気のヤクザもの。
BLにしてはバイオレンスな表現が多いので、苦手な方は要注意です。
攻め受け両視点あり。

あらすじ:
刑事の木崎(攻め・47歳)は、15年の刑期を終え出所したヤクザ・狭山(受け・35歳)とある夜偶然再会。
組長の敵をとるため敵対組織に乗り込み、殺人と殺人未遂の罪で服役していた狭山。
現在の彼は、15年前彼を裏切っ…

1

タブーカラー 小説

いおかいつき  國沢智 

シリーズ10周年!

シリーズ12冊目(スピンオフを入れると14冊目)。
シリーズ10周年ということで、今までに出てきたサブキャラ達があちこちで登場しています。

あらすじ:
警察関係者を狙った殺人未遂事件が発生。
互いの身を案じ、相手を安全な場所に閉じ込めておこうとする一馬(受け)と神宮(攻め)だが…


神宮を抱くつもりが、毎度神宮に不意を突かれ、抱かれる側に回ってしまう一馬(様式美)。
あらすじ…

5

守護者がいだく破邪の光 守護者がめざめる逢魔が時(5) 小説

神奈木智  みずかねりょう 

祟り巫女との決着

シリーズ第5巻。
今回はついに祟り巫女との決着がつき、三角関係にも意外な展開が。
前巻に比べ、だいぶ話が動いた印象です。

物語は、語り手である「私」が亡き兄の遺品整理中、いわくつきのビデオを見てしまい…というホラー全開なエピソードからスタート。

その後は主人公の清芽たち視点の物語が展開されますが、間に度々上記のようなオカルトエピソードが挟まれるという群像劇のような構成。
語り手を…

9

極道カフェには窮鼠が潜む 小説

朝香りく  小山田あみ 

今回の受けはネズミ系男子!

アニマルギャップシリーズ第4弾。
今回は、酒が入るとやけに強気になるネズミ系男子(受け)が主人公です。

既刊『ヤクザな子猫は初恋中』の受けも、巻末の番外編に少し登場します。

あらすじ:
探偵事務所で働く根津(受け)は、ヤクザの息子・九頭竜(攻め)が営むケーキ屋に店員として潜入中。
ある夜、根津の作ったケーキ(酒入り)を試食したことで、酔っ払ってしまった根津。
その拍子に、九頭竜…

12

冷酷マフィアと心読みの凜 小説

桂生青依  明神翼 

B-BOY仕様のマフィアBL

既刊『マフィアの華麗な密愛』と同じ世界観の話で、前作の二人もチラッと登場。
巻末には前作の二人の番外SSも収録されています。

あらすじ:
人の心が読める凛(受け)は、養母の入院費を稼ぐため裏カジノへ。
そこで、カジノオーナーでマフィアボスのラファエロ(攻め)と勝負することに。
ラファエロの心が読めず敗北した凛は、彼の下で働くこととなり…

攻め受け両視点あり。
マフィアの話です…

5

お前の首輪はキスマーク 小説

髙月まつり  すがはら竜 

俺様ワンコ攻めに萌

あらすじ:
代々「獣」を使役し、妖怪退治等行う家系に生まれた幸倫(受け)。
満18歳を迎えた彼に授けられた獣・黒耀(攻め)は、強い力を持つものの

俺様に見えて実はワンコ気質な黒耀がなかなか良いキャラ。
最初は幸倫にでかい態度をとっていたものの、打ち解けてからは意外にも主に忠実になったのは意外でした。
一度目のH以降、幸倫のことを思いやり「待て」が出来るようになったり、周囲に幸倫との関…

3

トーキョーボーイミーツカントリー コミック

高昌ゆり 

雰囲気が素敵な北海道BL

「北海道の農ボーイ×東京育ちのワガママ男子」という設定から、ワガママな坊っちゃん受けが農家で修行して成長していく話かな?と思っていたら、この受けが意外にも良い子で、良い意味で期待を裏切られた一冊でした。

あらすじ:
東京生まれのワガママ御曹司・千秋(受け)は、祖父の図らいで、北海道の農家に修行に出されることに。
その農家で働く総一朗(攻め)という男と一緒に暮らすことになり…

物語序…

10

ツキミノル 小説

水白ゆも  れの子 

エキセントリックな監禁モノ

受けが攻めを監禁する話ですが、監禁場所は攻めの自宅、そして受けの態度次第でいつでも叩き出される…という完全に攻め優位ななんちゃって監禁モノ。
両者のキャラクター、コミカルかつ病み気味の展開など、全体としてかなりエキセントリックな世界観の一冊でした。
文章もやや回りくどいため、読む人を選ぶ作品かもしれません。

あらすじ:
高1の頃から10年間、保健医の月人(攻め)に片想いしている実(受け…

3
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