crystさんのレビュー一覧

SEXY EFFECT 96 コミック

真山ジュン 

帯のあおりにびっくり(中身はよかったです)

非常に萌×2寄りの萌です。もともと絵柄が苦手で避けていたのと、以前読んだこの作家さんのお話が今一つだったのであまり期待しないで読んだのですが、思ったより面白かったです。
まずは帯のあおりがすごくて苦笑。でも中身はそんな感じではなく、割とふつうの人たちの恋愛でした。

クールビューティな検事に惚れてしまった桐埜警部補。後輩にゴリラ呼ばわりされるようなまっすぐで熱くていいヤツです。須田もクールと…

1

ソムサン~総務部三課~ 小説

西野花  佳門サエコ 

プレイもカプも各種あり

キチク連載だったので、エロ重視、プレイ指定というのもあって、当然のようにエロエロです。なので、そこは期待通りでした。

で、そこにさらにちゃんと3カプ成立してるところが見どころでした。これもソムサン同士、ソムサンでの出会い、ソムサン以前からの、と三者三様で、バラエティ豊かです。ちゃんと気持ちの部分もあったので、飽きずに読めました。エロは多いけど濃すぎることもなく、バランスがいいと思いました。

2

神花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

兄のキャラがインパクト強かった

やはり読み進むにつれ、面白くなりました。ゆっくりとお話が転がり始めるので、それまでは忍耐。転がりだしたら存分に楽しむ作品だと思いました。

もともと好きなのもあって、ファンタジー設定がツボにはまり、途中からはラブそっちのけになりました。受けがものすごーく変わったキャラで、言葉尻もどこかおかしいし最後まで不思議ちゃんだったのに、だんだん可愛くなってくるから不思議。周りの人たちに愛されるのも分かる…

2

鬼花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

完結巻まで読まないとわからない

花シリーズのスピンオフ。といっても、なじみのあるキャラが出るわけでもなく、隣村の別の兄弟のお話でした。あまり関わりはなく、鬼食い草の設定くらいでしょうか。

冒頭は弟視点からの状況説明に始まり、その後はずっと兄視点、最後にまた弟視点に戻ります。
兄視点なのですが、この兄のキャラがつかみにくかった!非常に知能が高く天才児だった6歳の時に神隠しに遭い、1年後保護されたときには知能も低く天真爛漫な…

2

見せつけてもっと感じて -温泉交換エッチ!- コミック

ひなこ 

Wデートからのスワッピング

最近活躍著しいひなこさんの電子配信作品(全25ページ)です。
刊行されている単行本と比べ、絵が少し違う印象です。単行本の方がより見やすくきれいになっていると思います。

お話は、2カップルで卒業旅行に温泉へ。かたやすっかり出来上がってラブラブ、かたや恥じらいたっぷりでちゃんと出来上がっていない。出来上がってない方の攻めは、受けが当てられてくれるのを狙って画策します。
結果は4Pというよりス…

2

迷宮の夜、解放の朝 小説

宮緒葵  相葉キョウコ 

初心二人の不器用かわいい

珍しくクレイジーではなく王道なお話でした。攻めの設定からもっとクレイジーになっていくのかな?と思ったら、むしろ年相応に可愛くなってました。
理事長とか妻のからくり、龍生の本音なんかも特にひねりはなくそのまま。見どころはそんなからくりではなくて、蓮と龍生が鬱屈した環境から解放され成長していく姿でした。
がんじがらめだったために幼さの残る蓮とまだ十代の龍生がお互いを大切にして寄り添っていくのは、王…

1

龍と竜 ~虹の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

颯太、先は長いぞ

だいぶ颯太が成長しました。前作では、まだあまりに子どもすぎてね~。
今回は18歳にもなったし、身体としても成長したし。でも、まだまだ精神的に幼すぎて相手にならない感がありました。年の差カップルって難しいですね。
次郎も颯太を可愛がってはいるものの、まだまだ虜というには及ばないみたいで、私は颯太の力不足なのかな、と思いました。
相手は次郎、もっと頑張らないと可愛いだけでは夢中になってくれないと…

1

背徳のマリア 上 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

BL+不妊治療

デビュー作というのはその作家の原点、というのは本当だなぁとつくづく。
善悪とか愛って何?子ども、家族、絆って何?という疑問が綺月さんの原点なのかなぁと思いました。

彰も結城も、自ら生み出した不安と恐怖から泥沼に落ちていってしまいます。正直上巻だけではモヤモヤとしてしまい、下巻を読まないことにはおさまらなくなってしまいました。

でもこの狂気こそが綺月作品の原点であり魅力だと思います。

5

龍と竜~白露~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

いろんなシチュでエロ増量

今回は婚約までのお話でした。気持ちが通じた後なので、エロ増量。でも子連れなので、いいところで颯太乱入します。子どもって普段は朝までぐっすりなのにそういう時に限って不思議と起きてくるよね~、とそういうところは作者自身の経験からなのかなと思いました。

龍の生い立ちを知ったり、ヤクザのルールとはいえやきもちを焼いたり、竜城が自分の気持ちを一つずつ確かめていくようなエピソードが並んでいて、極妻への覚…

0

はなやかな哀情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

慈英、いろいろと受難の巻

これまであまりにも甘くて少し納得いかないところまで来てしまっていた慈英×臣。
正直、もうこのシリーズ読むのをやめようかと思っていたのですが、最後まで見届けるためだけに読みました。

そしたら。甘えるばかりだった臣が、ちょっと大人になってました。慈英も臣を思うがあまり、自分を抑え過ぎな感があったのが、記憶喪失のおかげで変な抑圧が取れていて、おっと思いました。
関係を再生させるために記憶喪失に…

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