はるぽんさんのレビュー一覧

恋の魔法をかけましょう 小説

名倉和希  みずかねりょう 

マッチョ→細マッチョ←美少年

理想のタイプは美少年、というゲイの翔平は、行きつけのゲイバーでガチムチマッチョの金髪碧眼イケメンに出会う。リッキーと名乗るそのマッチョは、翔平のことが大好きだというが、翔平の好みとはかけ離れている。とっても性格がよく、健気なリッキーは好きだ。だがマッチョを抱く趣味もなければ抱かれる趣味もない。悩む翔平だったが、ある日リッキーを部屋に泊めたところ、リッキーが超絶美少年に変身し…。

ドタバタコメ…

4

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

デリカシーのない攻め

食品会社会長の孫である受けは、企業家を引退して道楽でおでんの屋台をしている祖父に、祖父の恋敵の孫である男の恋を成就させてくれと頼まれる。うまくいったら家を相続させてやると言われ喜んで話に飛びついたが、その男の恋を応援しているうちに、なんだか成就してほしくないような複雑な感情が芽生えてしまい戸惑う。そんなとき、男の片思いの相手に同性の恋人がいることが判明し…。

栗城さん作品は、以前大外れを引い…

6

花婿にはなりません コミック

楢崎ねねこ 

ウエディング業界のお仕事ラブ

デザイナー×イベントプランナー。
結婚式を間近に控えた婚約者と破局した受け。その遠因を作ったデザイナーが、受けの勤める会社を買収し、社長になった。
社長・攻めは、受けに、一目惚れした、これから口説くと宣言し、受けは日々セクハラとパワハラを受けることに。最初はまったく好意などなかったのに、口説かれながらともに仕事をする中で、受けの中にだんだん尊敬の念と好意が芽生え…。

財力と権力と搦め手で…

2

フェイク・モンスター コミック

風緒 

リーマンもの3編

リーマンものの短編集。
表題作は年下営業マン×人相の悪い先輩で、上に書かれているのがこの話のあらすじです。
これは個人的にはイマイチでした。攻めの考えてることがよくわからないし、なんでこんなことでキレる? と思うようなことで怒るのであまり好きになれませんでした。受けもちょっとデリカシーがない気がしました。

他の収録作、『最低恋愛偏差値』。
道端で眠り込んでいた仕事相手をお持ち帰りした攻…

5

虎穴ダイニング (2) コミック

元ハルヒラ 

可愛いんだけど…

ホストのアカルと虎頭の日向さんの同居物語、第2弾。
日常話ばかりで、BL的には何の進展もありませんでした。
日向さんが、アカルといるときだけゴロゴロいうのは果たして進展なのかどうなのか。

今回ホストであるアカルに固定客の女の子が出来たんですが、この子の存在意義がよくわからなかった。アカルに片思いして日向さんに敵意を持ってるのはいいけど、別のホストにクスリ勧められたりホテル連れ込まれたり、…

1

黒将軍と瑠璃の花 小説

秋山みち花  壱也 

流され皇子の助けられ人生

敵国の将軍×第十皇子。
皇子とはいえ、兄以外からは疎略に扱われていた受け。兄の留守を狙い戦場に駆り出されたが、味方の裏切りから命の危機に陥ったところを突如現れた黒豹に助けられる。
しばらく黒豹と洞穴に身を隠していたが、受けは高熱で倒れ、敵国の将軍・攻めに保護される。戦利品だと言われながらも言葉に反して丁寧に扱われて心を許し始めていたところ、急に「事情が変わった、おまえを抱く」と言われ…。

2

アイツが王子で、俺が姫!? コミック

くろやまてる 

絵は可愛い

表題作が中編、あと短編が3本です。
小さい頃は女の子の格好をしていた、可愛かった幼なじみの双子と同居することになった受け。しかし双子は、それぞれが長身イケメンに成長していて…。

双子攻めに始終ちょっかい出されていますが、本番はナシです。むしろ本番がないほうが不自然というか、何でないのかな? と思いました。
キャラクターは、双子それぞれの性格になんの個性もなくて、あんまり双子である意義がな…

1

臆病作家はそれを欲しがらない コミック

下條水月 

丁寧に描かれた片恋物語

小説家の受けは、大学時代からの友人であり、現在担当編集者である攻めに7年間ものあいだ片思いしている。
結婚も考えている恋人がいる攻めには何の期待もしていなかったし、想いを伝えることさえ考えていなかった受けだったが、受けの性生活を偶然知った攻めは受けを意識しはじめ、友人関係は崩れ始める。

ノンケの攻めに長年片思いしている受け、というありきたりな設定ですが、受けが民話好きで、そういうタイプの話…

3

恋が聞こえる コミック

鈴本ノンキ 

同時収録作はかっ飛んだエロギャグ

表題作『恋が聞こえる』
高校生が、片思いの男子の声だけが聞こえなくなる話。
かなりのご都合主義で、全然無関係なクラスメートが話している恋バナによって告白するしないを決めたり、突っ込みどころが満載でした。
本番はナシで、これだけなら評価は中立。

同時収録の短編が3本あったのですが、こっちが何ともエロ面白く、すごく個性的でした。新也美樹さんのギャグに通じるものを感じました。
正直表題作み…

6

ちょこざいうつわ コミック

碗島子 

ややついて行きがたいテンション

うつわ陶房の担当になった、経営コンサルタントの攻め。陶房の主人の弟・受けになぜかとことん嫌われ、あまりにひどい態度を取られるので、常々弱みを握りたいと思っていたところ、受けが兄をおかずに自慰しているところを目撃する。しかし、せっかく握ったと思った弱みだったが、受けの痴態に煽られてついつい手を出してしまい、逆に弱みを握られることになる、という話。

うつわ陶房が舞台の、ちょっとヘタレな抜けた大人…

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