みみみ。さんのレビュー一覧

ぼくね、先生。 コミック

語シスコ 

ラブ度&おバカ度高め短編集

語シスコさんの短編集は切なさとかやるせなさの渦巻くものが多いですが、これはおバカさが全面に出たイチャラブ短編集でした。

三和出版だからなのかエロも濃ゆいです。
というか、むしろエロがメインで、語シスコさんお得意の(?)馬鹿馬鹿しい言葉責めプレイが全体を通して大炸裂しています。
こんなに読んでて笑っちゃうエロシーン描く作家さん、そうそういません(笑)

『ぼくね、先生。』『ラブがままに…

3

休日と砂糖 コミック

座裏屋蘭丸 

心の中が覗けないのが物足りない

この漫画、会話のみでモノローグがゼロなんです。(…というか、ほぼベッドシーンなので会話らしい会話も無いに等しい)
ウォレス(攻)の心の中もナツ(受)の心の中も全然覗けません。
甘さ的には「ピュアイズム」と同じくらいに甘いんですけど、心理描写が一切ないせいか全然入り込めなくて、二人の睦事を眺めてることしか出来なかったです、、も、萌えれない…
好きな甘さなだけに余計に物足りなさが…
商業版のコ…

2

僕らの三ツ巴戦争 コミック

SHOOWA 

ギャグとエロ

ただのエロ本だと分かったうえで買ったけど、本当にただのエロ本だった(笑)
ギャグエロというかアホエロというか…
色々おかしいw

SHOOWAさんのギャグのセンスやっぱり超好きだ~
ひたすらエロで中身ないけど、色々ツッコミどころ多すぎて読むの楽しかった!

3カップル入っています。
登場人物がもれなく全員アホです。

■表題作シリーズ
友達が狙われてると思って牽制してたら自分…

4

青年は愛を乞う コミック

日野ガラス 

表現のセンスに掴まれる

言葉の選び方や組み合わせ方が秀逸で惚れます。
特に最初の数ページのインパクトは凄かった…!
モノローグのひとつひとつに心を鷲掴みにされました。
作詞家、小説家ならともかく、漫画家さんでここまで好みの方はちょっとなかなかいないかも。
BLジャンルでなら中村明日美子さんくらい?
絵のセンス(絵柄ではなく、視覚表現的な意味で)も凄く好みだし、久々に感性面から惹かれる作家さんに出会えました。

3

XI-エックスアイ- コミック

定広美香 

ふんどし萌え(´∀`*)

「バディ・システム」の続編。
こちらはハル&キーチカプ以外のお話も読めます。
でもって前作以上に無法地帯なので、カップル以外の結合シーンも盛り沢山な一冊。
このシリーズの定広さん、はじけてるな~(笑)

ハルとキーチ以外の主な登場人物は、
前作収録の『サック・フィッシュ』にちょろっと出てきた情報屋の〔獅子丸〕
獅子丸と幼稚園が一緒だったホモ嫌いの御曹子〔狩人〕
獅子丸の弟分で獅子丸…

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バディ・システム コミック

定広美香 

アメリカナイズなバディ(相棒)モノ

定広さんの作品の中では珍しくサクッと読める(=深読みしなくて大丈夫な)一冊。
とはいえお得意のどんでん返しはもちろんしっかり健在なので、お話は面白いです!
BL的においしいバディモノだけど、日本の警察を舞台にしながらもストイックさとは無縁のアメリカンな味付けがこの作家さんらしくてイイ感じ。

主人公の〔ハル〕と〔キーチ〕は、必要とあらば潜入捜査も行うマル暴刑事で、ある非合法ドラッグのディラ…

0

執事と生まれたからには貴方ごとき男娼に! コミック

瀧川珠生 

せつなエロスな男娼×執事モノ

タイトルもうちょっとどうにかならなかったんだろうかと思いますが、中身は良かったです!
大半がエロばっかの電子コミックでは稀に出会える良作でした。

色に染まった美人男娼と色恋を知らない堅物執事の、切なくてもどかしいラブストーリーです。
亡き父の跡を継いで華族のお屋敷で執事として働く〔要司〕は、少年時代に手癖の悪いメイドに無理矢理誘い込まれたのが原因で女性が苦手になってしまった堅物人間。

1

鈍色の花 コミック

わたなべあじあ 

3話目までがめっちゃいい。

血で惹かれあう三兄弟の淫靡な禁断愛のストーリーを、あじあさんの美麗な絵がより一層妖しく美しくに魅せてくれます。
咲き乱れる花の絵が美しい三兄弟によく似合うこと!
異母兄弟の近親相姦モノなんですが、ただそれだけではないタブー過多の設定が良いです。

椿(つばき)・赤穂(あこう)・槐(えんじゅ)は、その昔、狼と交わった宮司の末裔で、一族に残された最後の三人。
血を濃く保つために近親婚を繰り返…

5

プリズンシェアリング~脱獄トリオと人質の俺~ コミック

一二三もげぞう 

トンデモ設定だけど面白い!

電子コミック専門のレーベルから出ている全40ページの短編です。

同じレーベル(ボーイズファン)から配信されている「ガチ☆ムチ宅配便~愛とイチモツ届けます~」が面白かったのでこちらも読んでみたのですが、一二三もげぞうさんやっぱり面白い!
ボーイズファンで今のところ唯一「面白い!」と思う方です。

両親を亡くした主人公が寮生活をやめて両親の遺した実家に帰ってみたら、脱獄犯3人(うち2人はデ…

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RUB in LOVE コミック

定広美香 

定広さんの過渡期の1冊でしょうかね。

3ヶ月程前から定広さんにハマって少しずつ読んでいるのですけど、このコミックの前後で作風が変わられた印象を受けます。
90年代らしい暗くじっとりとした定広作品と、00年代以降に多い感じの熱く激しい定広作品、両方を楽しめる1冊でした。
表紙がなんともサイケデリックでちょっと手に取りづらいのですが、読んでみたら面白かったです!

全体の半分が表題作で、後半に二つの短編が入っています。

『R…

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