M+Mさんのレビュー一覧

ひとりじめマイヒーロー CD

結構シリアスチックでした

トラックが8まであって、えっ、と驚いたら、6から8はおまけの短編でした。「支倉さんのやたらとイラついた一日」「三文ゴシップ」「嫉妬心」いずれも書き下ろしでなくコミックに収録されているものだと思います。

本編は1から4で、5は甘いエッチでした。原作コミックがふんわりした印象なので気がつきませんでしたが、声だけのドラマCDは結構シリアスに感じました。勢多川が真面目な性格ですし、康介にフラれますし…

2

それぞれの迷路 小説

火崎勇  水咲月兎 

予想外の面白さ

1冊丸ごと表題作です。
1998年出版なので、当然スマホなんてない時代を感じる作品になってます。イラストの効果もあり(女性の服装とか)古く臭く感じてしまいます。ただ、予想外な展開が面白くて、今風に編集して文庫ででも出版して欲しいなぁと思いました。

深月(受け)の目線でストーリーは進みます。
ある日、親の再婚で姉弟になった深月の血のつながらない姉・沙耶が朝生(攻め)を家に連れてきます。「彼…

1

埃まみれの甘いキス甘いからだ 小説

萩野シロ  蓮川愛 

建設業界のオトコマエ

1冊丸ごと表題作です。
ですが、「恋人になる&一緒に仕事をする」がほぼ真ん中なので、その前後「恋人になる前」「恋人になってから」で分けて読むことも可能です。

矢倉(受け)の目線で進んでいきます。
矢倉は、飲み屋で会ったその夜に、村川(攻め)に強引に抱かれます。途中から快楽に溺れたとしても強姦には違いない、と殴りつけて別れたというのに、それからも村川は誘いをかけてきます。馬が合うし、身体の…

4

妄愛ショコラホリック 小説

川琴ゆい華  北上れん 

帯に偽りなし

表題作と、15ページ短編の2作品が収録されています。
初読みの作家さんですが、コミカルで面白かったです。

「北上れん画により素敵に見えますが、この左の男↑、変態ですから!」の帯どおり、北上先生のイラスト効果もあり度合いが薄まっていましたが、それでも高晴(攻め)は変態で、頼朋(受け)のストーカーでした。あっさり爽やか変態でしたが、汚物ネタ苦手な方はちょっと注意した方が良いかもしれません。吐し…

2

心臓に甘い牙 小説

バーバラ片桐  北上れん 

ヤクザなのにどことなく甘い

1冊丸ごと表題作です。真俊(受け)の目線で進んでいきます。

真俊は、父親の借金の取立てにヤクザが家に来るのを止めてもらうため、ヤクザの事務所に直談判に行きます。そこで奥浦(攻め)に出会い、舎弟の前で陵辱されます。奥浦に、自分に抱かれるなら借金を帳消しにしてやると言われ、妹を同じような目に合わせたくない真俊は、バイトの後に奥浦の家に通うのですが…という話です。

陵辱、道具、人前プレイ、3…

3

祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

ハードですがチャレンジして欲しい

1冊丸ごと表題作です。来栖薫(受け)の目線で進んでいきます。

大曽根×来栖ですが、来栖は元恋人・井原とセックスを何度もします(むしろそちらがメイン)。他の男にも陵辱され、人前プレイもあります。恥ずかしいけど感じちゃう、というSMチックな甘いものでなく、辛く厳しいものなので、苦手な方はご注意ください。

293ページとちょっとした厚さですが、薫の身に降りかかる出来事が悲惨で、ぐいぐいと引き…

2

言葉にしてはいけない 小説

櫛野ゆい  北上れん 

言葉にしてはいけないと思っていたのは

「言葉にしてはいけないこと」「言葉にしなければ、伝わらない」がテーマの表題作と続編の中編二本立てです。
表題作は志乃(攻め)、続編は池上(受け)の目線で進んでいきます。

表題作は志乃の長い片思いがメインの話です。ベッドシーンから始まるのでそれなりに甘いかと思えば、結構切なかったです。
志乃が愛する池上は、事故死した姉の元夫です。池上は姉の遺言がなければ後を追っていたくらい愛しており、二人…

1

転げ落ちた先に 小説

真名あきら  水名瀬雅良 

マイペースで面倒くさがりな女王様

キーワードは「女王様」ですね!
鈴木(受け)の目線で進む表題作「転げ落ちた先に」、
渥美(攻め)の目線で進む表題作の中での短編「転がりこんで来たもの」、二人の大学時代の短編「忠誠」の3作品が収録されています。

鈴木は昔は美貌の持ち主でしたが、胃を壊してからは痩せぎすで見る影もありません。そんな彼を、中途入社の新課長・渥美はなぜか世話を焼き抱きたがり…という内容です。

鈴木は「やって…

3

家政夫はお仕置きする 小説

火崎勇  小禄 

楽しく読めます

2013年発売「家政夫は豹変する」の続編です。
1冊丸ごと表題作です。北角(受け)の目線で進んでいきます。
前作で恋人同士になった二人の前に、北角の友人・恵と、松浦をライバル視する尾形という家政夫が登場します。尾形の狙いは北角かと思えば…という話です。

テンポが良い作品だと思います。
キャラも良いですし、ちょこちょこと面白い展開が入っていて、楽しく読めます。

松浦(攻め)は、優秀…

1

ルナノベルズ2012 春のらぶらぶv小冊子 特典

6作品の番外編SS

7作品(うち2作品は作者が同じなのでコラボ)の番外編SSが6作品収録されています。文庫サイズより縦長い小冊子に二段組で、1作品につき5ページ書かれています。

かわい有美子先生の「金のフォークに銀の匙」が大好きなので読みたくて、なんとか入手しました。その番外編「ちいさなクマの話」は、三谷の目線で進んでいきます。本編で三谷の入院中に不破が贈ったクマのマスコットの話題から、甘い恋人同士の夜に誘われ…

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