M+Mさんのレビュー一覧

その恋にはワケがある コミック

秋葉東子 

前作未読でもOK!

8ページ短編を除いた他は、表題作の二人です。
「人はそれを恋とよぶ」のスピンオフ作品ですが、未読でも支障ありません。前作の生徒会長×冨永カップルの時に蒼井がどんな関わりをしたのかが本作品には一切出てこないので、読んでいて分からないもやっと感はありません。

乱暴な蒼井が、思いを自覚してからは妙に可愛くなるのがツボでした。ツンデレ具合がほんとうに猫っぽくて、東の頭の中のふきだしの猫姿には吹き出…

0

犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  麻生海 

不満もありましたが面白かったです

1冊丸ごと表題作です。
ヤクザ×新人弁護士の恋物語(ロマンス)で、暴力的な場面や裏切りがありますので苦手な方はご注意ください。

椎葉(受け)は、暴力団「堂上会」の顧問弁護士。初対面の時から、茅島(攻め)が気になって仕方がない。ヤクザの組長達が集合する定例会では、慣れない正座で足がしびれて動けなかったのを助けてもらったこともある。三年後、定例会の後は一緒に食事に行くことは珍しくもなくなってい…

2

海に天使がいるならば 小説

安曇ひかる  緒田涼歌 

じれったい!

1冊丸ごと表題作です。望の目線でストーリーは進んでいきます。

物語は都築(攻め)が帰国した場面から始まるのですが、都築が最初から望に誘いをかけているのが読者には分かります。なのに、望には通じないし、擦れ違い、誤解されてしまうのですが、それが自然でわざとらしさでイラつくことはありませんでした。望も都築もそれぞれの考えがあって行動するのですが、それがうまく噛み合わない。そんなじれったさが楽しかっ…

4

純愛の仮面舞踏会 小説

うえだ真由  麻生海 

意外と真面目で可愛い攻め

この作者様の作品は、前半は傲慢な攻めが弱者である受けを凌辱し、後半は健気な受けが攻めを癒していく…という印象が私にはあるので、「賭けに負けて2週間同居」と読んだら、その夜のうちには攻めに襲われて、受けはその気はないけど身体から堕ちていって…と想像していたら、この作品は全く違うものでした。

出帆(受け)が拒むと、理人(攻め)は「無理強いは好きじゃない」とあっさり引き下がり、帰っても構わないとい…

1

ねかせないで コミック

町屋はとこ 

ねかせた結果

この作者様の初読みは、原作つきの作品だったのですが、オリジナルの方が断然好きだなぁと思います。

パン屋を舞台にした3カップルの話です。どれも受けからの目線で進んで行きます。描き下ろしのエッチ話はエロ可愛いですし、登場人物同士があだ名で呼び合うのも素敵でした。登場人物がよく泣くのですが、それもまた可愛らしかったです。

題名の「ねかせないで」はパンの発酵のことかと思ったのですが、合ってるの…

4

恋の誘惑 コミック

青山十三 

社会人の可愛いエロ

恋する靴屋シリーズ3冊目。
丸ごと1冊、シリーズ1冊目「恋のつま先」に登場した2カップルのうちの鷹場×四谷の話です。前作を読んでいた方が良いとは思いますが、未読でもこの本の読後は二人の馴れ初めを知りたくなることは間違いなしです!ちなみに、シリーズ2冊目「恋の靴音」には鷹場の弟の過去話で、四谷とのカップリングは出て来ないので未読でもまったく支障ありません。

「恋のとなりに」鷹場に買ってもらっ…

2

主夫のおつとめ! 小説

剛しいら  片岡ケイコ 

コミカルで予想外な展開が面白い

丸ごと1冊、表題作です。
長編を3つに分けていて、1の冒頭と3の終盤は俊樹(攻め)の目線で、2は桧(受け)の目線で進んでいきます。

題名もあらすじにも、そんな気配は一切無かったのに、序盤から座敷童子や幽霊・神様が出てくるオカルト作品でした。でも俊樹の思考が自然で、するすると入り込んでいけました。桧もただの金銭感覚の無い御曹司じゃなく、大食らいとか好感の持てるキャラになっていて良かったです。…

1

ナルシストの憂鬱 小説

西江彩夏  金ひかる 

最初はダメだと思ったのに

丸ごと1冊表題作です。

最初読んでいくうち、私は本当に山田というキャラが嫌いでした。

ナルシストで傲慢な山田(攻め)に、隣人の藤中(受け)は振り回されっぱなしです。

山田は自分が冷蔵庫の使い方を間違えていたのに販売店にクレームをつけに来たのが二人の出会いで、それから山田が引越ししてきて隣人になったら、引越し荷物を運ばされる、暖房が利かないから直せ、直らないなら部屋に泊めろなど、何…

4

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

これも三角関係?!

丸ごと1冊表題作です。
ヤクザの世界です。エロと暴力と金の世界です。当然ですが、ヤクザがダメな方はお勧めできません。

帯の「弟の目の前で犯してやるよ」も強烈ですが、冒頭から3Pという強烈さです。表紙めくってすぐのイラストが、表紙の二人と弟らしき人物だったので、近親相姦ものかと思ったのですが、弟とは麗しい兄弟愛でした。騙されました(笑)性悪なほど男好きな鬼島が弟だけは特別で溺愛するというのが…

10

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

面白い!

表題作、続編「吸血鬼には銀のナイフを」の2作品が収録されています。

漫画家シリーズ4冊目ということですが、私はバラバラの順番で読んでいますが、それぞれリンクはしていない印象で、支障はありません。面白そうなものを読んでいけば良いシリーズです。

全体の3分の2をしめる表題作では、無敵のオタク編集者・藍(受け)が、暇つぶしに漫画を描く吸血鬼・黒田(攻め)の存在を認め、原稿と引き換えに血を与え…

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