ふばばさんのレビュー一覧

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

ツカミはおバカ

…と言ってもいいかな?決してdisってないですよ!ないですけど、中原先生の繰り出すオヤジギャグに慣れてない方にはちょーっと難易度高いかも〜。
まずタイトルから何のこっちゃ感がありますね。
主人公が40才DT?
いえいえ。読み進めるとわかるのですが、主人公は「妖精ハンター」の方なんです。
でもそこまで行き着く前に、「男にモテる魔法」をかけられた阿久津喜晴が、部下で一回り年下の犬山から官能小説…

2

アングラ・ブルー コミック

毬田ユズ 

ギリ・ハミ玉のカットあり。

毬田ユズさんは、私の中では働く男の社会人BLを描く作家さん、というイメージです。
前々作「ダブルセクション」では硬質とも言える受けの色っぽさ、前作「砂糖100グラム、恋少々」では真面目君が内包するエロっ子を描いて下さり、さて本作はなんとピアスレーベル!
表紙からすでにエ〜っ!内容も中々飛ばしている感じですね。
絵柄が綺麗で体毛も描かれず、筋肉質ではないシュッとした体付きなので、レースのパンテ…

3

どうせもう逃げられない コミック

水名瀬雅良 

泣いて縋るオレサマ

1冊丸ごとの長編です。
物語の前半と後半が色合いが違うように感じました。
前半は、攻めの藤代が何か企んでいて、受けの遼も過去に藤代と何かがあったのか?サイコ系?とか勘ぐってしまいましたが、そういう話ではありません。
でも、周りにいい顔をしてみんなから好かれる自分の力(?)が一人だけ通じなかった遼に執着していただけかと思いきや、遼に他の子と笑ってると怒ったり。
遼もレイプなんかされて脅迫され…

2

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

私にゃ〜眩しすぎた…

同じ一組のCPの、短編連作的な作品。5編が収録されています。

「夏服」
社会人1年x大学4年、一緒に住み始めて4年の2人が喧嘩して、大学生の茅原が出会いの時の自分たちをつらつらと思い出す…
自転車通学の途中道にあるコンビニでいつも見かけるかっこいい先輩。目で追っているうちにドキドキを感じるようになって。視線はやはり物を言うのだろうか、先輩・坂江も茅原を気にかけて、2人は一緒に学校に行った…

1

黄昏は彼らの時間 コミック

水名瀬雅良 

長髪好きなので♡

「淫魔」の一族!
表紙の2人の妖しく誘うような目つき!

…と思って読み始めましたが、内容は予想ほどはダークでもなく。
それは主人公の律人が自分の持つ血の力を嫌っていて、全く利用・悪用を考えてない、自分の美しさも隠して恋もせずに生きているから。
そんな律人の前に長身・長髪のルカが現れ、彼に見つめられると何も抗えずに抱かれてしまう。
ルカは律人と同じ、奥村家の血を引く「能力者」。子供の頃…

3

愛執 コミック

水名瀬雅良 

俺様はぼくちゃんだったのです

表題作と、短編が1作収録されています。

「愛執」(あいしゅう)
このタイトルと表紙の黒いイメージから、愛と執着のドロドロ、サイコもの?みたいな先入観がありましたが、読んでみたらそれほどでもなく、あっさりと読めました。
高校の時恋していた安良垣仁(今は人気俳優)が羽地馨のバイト先に押しかけてきて、そのまま自宅に連れ込み、何故連絡せずに自分の前から消えたのか、と怒りながら強引に関係する。

0

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

清く正しく美しく

関連作の「好きだなんて聞いてない」の方を先に読んでおりまして、そちらにチラリと登場した年若い社長が主人公。
「好きだなんて〜」の乾利臣と同期の若さなのに何故社長になったのか、の経緯がわかりました。

「氷の秘書」の異名を持つクールでスクエアな男、厳原誉。
秘書たるもの、の意識が強く、社長がいつ家に立ち寄ってもいいように一戸建てを買って、いつも綺麗に掃除し、料理も習うようなやりすぎのカッチカ…

0

鳥籠の中のキミ コミック

水名瀬雅良 

不幸BL…!

んんん〜。なんというか…攻めも受けも、不憫で不幸で切ない…
攻め+受け以外の登場人物、みんなひっどい人ばっかり…。
子供が邪魔で、男と暮らすためにその子(壮真)を捨てる母親。
仕方なく引き取ったという事をことさら強調して虐げる伯母。
その伯母は、実子(朔矢)すら病弱を理由にほったらかし。
家の中のスパイみたいに伯母に告げ口する家政婦。
家の事に無関心な伯父。

この世の地獄みたいな…

5

隣にいるのに、遠い コミック

水名瀬雅良 

王道系だけどひとひねり

女性からモテモテの超絶イケメンが、実はずっと昔から親友に片想いをしていた…という、設定は王道系なんだけど、読んでいくと展開はなかなか!一味違う面白さがありました。
まず、想われている側の渚は、普通の明るい男の子。そこは普通。
恋をこじらせてる大駕は、牽制が凄くて周りは結構気付く位渚以外には冷たくて(本人の渚は全く気付かず)。
そんな渚が元カノから大駕と寝たと聞いて荒れて、酔って大駕の部屋にき…

1

好きだなんて聞いてない 小説

鳩村衣杏  大和名瀬 

ネジのずれた腹黒だから憎めない

リーマン同士のお話ですが、本作はそれほど「お仕事BL」の側面は感じられず。
それよりも、兄貴肌すぎて少々そそっかしい?男前すぎる受けと、普段は従順な後輩、いざHとなると言葉責め、焦らし、強引な攻め、のお互いのギャップを覗き見する、という気分になりました。
乾利臣(受け)は、天性の営業マン。出る杭のように思われながら結果をしっかり出して周囲からも一目置かれるチームリーダー。
そんな利臣が10年…

0
PAGE TOP