ふばばさんのレビュー一覧

俺の室がかわいくてすみません コミック

町屋はとこ 

イチャコラなんじゃこりゃ

電子限定の短編読み切り作品。
サクッと読めるものを探してコレにしましたが、思った以上にサクサクというかあっという間に読めてしまってズッコケました。

はじめはもしやセックスレスのお話?…と見せかけて〜の。
単なる自慢、俺の恋人は美人で仕事ができてベッドでは色っぽい、と読者に見せつけるノロケストーリー。

主人公の志田は、ルックス良し細マッチョのイケメン。仕事もできる。
だけど、愛妻家…

0

冷蔵庫の中はからっぽ 2 コミック

山田ユギ 

青春感に満ちている

「1」は短編集だったけれど、続編は一冊全部長編。

キスはしたけれど、梅谷の事をどう考えていいのかわからない清水に一筋の解答が?
佐保ちゃんの先輩がBL漫画家で、バイトで手伝いに行った清水は初めて「ホモ」を知るんです。
俺はこれ?って。
で、「意識」が始まっちゃうんですよ〜。つまりギクシャク。
逆に梅谷の方は開き直ってきた。
佐保ちゃんも超邪魔してくるけど、妹なのに兄が好きな佐保と男…

0

冷蔵庫の中はからっぽ 1 コミック

山田ユギ 

貧乏でも愛がある

ユギ先生のデビューコミックス!元々は1996年の作品なのかな。
絵柄は確かに荒削り的かもだけど、一眼見てユギ先生〜!とわかります。
こちらの「1」は短編集の体裁。

「冷蔵庫の中はからっぽ」
医者家庭の一人息子は漫画家志望。勘当されて一人暮らしの後輩のアパートに転がり込み、超貧乏生活が始まる…というお話。
お坊ちゃんの清水には貧乏が堪えるんだけど、後輩梅谷が優しくて甘やかしてくれてキス…

0

ダークツーリズム~竹若トモハル短編集 コミック

竹若トモハル 

仄暗さに導かれて

2019年発表の電子限定短編集。
タイトルの「ダークツーリズム」そのものの仄暗い巡礼の旅…のような作品たちに出会えます。

「ふかい海 碧いさかな」
カミングアウトしてから周囲に気を遣われている伊勢を心配する国広。優しい2人の両片想いストーリーに深海魚の孤独を投影した詩的な作品。

「路地裏奇譚」
真夏の日中、白猫の呼び声に誘われて見知らぬ路地に迷い込んだ真覚(まさめ)。
和服の若…

1

石榴の花 コミック

ARUKU  

母違いの弟は極道

まさかこの同人作品を読めるとは!
Renta!さん電子配信ありがとうございます。

さて、内容は安定のARUKUワールド。
主人公は、理学療法士の真宏(まひろ)。ヤクザ組長の愛人の子です。
母親の十三回忌に本妻の子・優也と20年ぶりに再会するが…
…と始まります。
優也は父と同じく極道。
ある日腹を刺されて優也の家に逃げ込んでくる優也に驚く真宏だが。
その後、優也は質素に暮らす真…

1

てっぺんの苺いつ食べる? 1 コミック

山田ユギ 

私は二口目に食べるかな

山田ユギ先生の新作!
続き物の1巻目です。
タイトルや表紙から分かりますが、可愛らしい系ストーリー…ですかね?
幼馴染ものです。

主人公はイケメン高校生の理久。
お相手は6才年上の幼馴染・遥太。
フランスにパティシエ修行に行っていたのに何があったか急に帰国、引きこもりになっています。
お菓子作りを通じて少しずつ前に進もうとする遥太だけど、フランスでの人間関係のつまずきがトラウマに…

5

飢えた犬、人でなしの性欲。 コミック

竹若トモハル 

凶犬や野獣ゴリラをひざまずかせて

タイトルとあらすじからはとんでもねえ闇本の匂いがしますが、読んでみると意外と甘さがあったりして、の掘り出し物ではありますが、万人にはオススメできないヤバ系短編集です。

「お前の獣欲アンコンしてやる‼︎」
「獣欲カウンターアタック」
「獣欲カウンターアタック/第二クォーター」
「痛いの好きなくせに、腐った性根とケツの再教育だ!」
大学アメフト部の先輩後輩のねじれた関係。
主人公は2年…

0

花嵐恋曲者 コミック

蜜子 

清らかな下心

「雨色廓手練」の続編。

恋人になったはいいが、自分はともかく篤次郎にとってこれでいいのか?男同士では外聞が悪い、と柄にも無く(?)思いを巡らす巳之助。
一方篤次郎は上野の出合茶屋に巳之助を誘ってルンルン。
茶屋の亭主の此一が古い知り合いらしく…

この此一が何だか訳ありと言うか…
当て馬ではない、なのに篤次郎とやけに親しげで、妙に巳之助に突っかかってくる。
篤次郎が席を外す間に、…

1

雨色廓手練 コミック

蜜子 

お江戸BLにピンときたら

電子短編。

主人公は、廓の道楽息子・巳之助。
外出から戻ると、巳之助の私室で友人の篤次郎が待っていた…
篤次郎は上野の筆屋の若旦那でひょんなことから巳之助と知り合いになったが、廓で女を抱かず、初心で、清らかで。
廓ものと蔑まれる巳之助は篤次郎が眩しく見えて…
筆を売る仕草を見せてくれた時。
色事を見尽くした自分でも未だ見知らぬ感情が押し寄せる。そして…

でもね。
ここには篤…

1

恋のはじめ コミック

加東セツコ 

あまりにもまっすぐな恋心

表題作とそのスピンオフ作品、別の短編が収録された短編集。

「恋のはじめ」
「恋のつづき」
主人公は大学生の内藤。
長く続けているバイト先(レストラン)に、学内でも有名なお金持ちの息子・筒井が入ってくる…
…と始まります。
要は「格差恋愛」なんだけど、ぼんぼんの天然なずれっぷりととても素直な恋心が可愛らしいお話。

「めばえる恋は」
視点は、内藤と筒井のバイト先レストランの店長…

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