みざきさんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD 25 小説

松岡なつき   

おかえりなさい!

ショートストーリーを追ってはいたけれど、いざキャラ文庫の刊行予定表に「FLESH&BLOOD(25)」の文字を見つけてからというもの、こんなにもうれしいことがあるだなんて!と、いてもたってもいられない気持ちでいっぱいになりました。

松岡先生、おかえりなさい!
この10年間、何度も読み返しながら我らがキャプテンの帰還をずっとお待ちしておりました。
本編のカイトたちに再び会えるのはもちろん、…

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FLESH&BLOOD(24) 小説

松岡なつき   

全員が主人公

もう何度目になるでしょうか。
新刊発売を機におさらいをしようと、ここ数日夢中になって読み返していたFLESH&BLOODシリーズも24巻目。

いやはや、なんという読み応えなのか。
臨場感たっぷりに描かれる戦闘描写に手に汗を握ります。
カイトを含め、史実を知る読み手側はこの戦いの結末を知ってしまっているものですから、より気持ちが入るといいますか…
イングランド側が勝利するとわかっていて…

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Hate My MIA! 4 コミック

人鳥ぺんぎん 

クセになる笑いの中に萌えあり

みなさん、吹き出しの形で爆笑したことはありますか?
私はこの作品が初めてでした。
なんてご立派な吹き出しなんだ…
人鳥ぺんぎん先生のギャグセンスの高さに終始やられています。

BLの3大要素である「誤解・思い込み・すれ違い」
これらが集まれば胸がぎゅっとなるような切ない流れになりそうなところですが、こんなにも楽しくて笑えてしまうのはなぜなのか…?
勘違いに一生気が付かない攻め・舞沢が…

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薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

ハッピーエンドの向こう側

気になる相手と出逢い、恋に落ち、気持ちを伝え合って結ばれる。
恋愛もののお話としては、もうここでハッピーエンドと言えるものでしょう。
ですが、その後は?
めでたしめでたしのハッピーエンドのその後には、はたしてどんな未来が待っているのでしょうか?

その先が明るい未来であるに越したことはありませんが、誰も彼もが必ずしも幸せなままだとは限らないと思うのです。
そんな、あまり商業BL小説で多…

4

春のデジャヴに踊れ コミック

おどる 

誠実でリアルな恋

どこがどうだったと上手く言葉にできないのだけれど、理屈抜きでぐっと心惹かれたことはありませんか?
私にとってはまさにこちらの作品がそうでした。
すごく素敵でした。好きです。

正直なことを言えば、2人が恋に落ちる描写に強い説得力があるか?と考えると、やや唐突に感じるところもあるのです。
しかしながら、恋に落ちたその後が良くて。
作中の彼らを目で追えば追うほど、すごく真面目で誠実な恋愛を…

6

寺野くんと熊崎くん 2 コミック

依子 

大好き同士がたまらない

熊崎くんが持つハリのある極上の太ももを、まるで自分のものだと言わんばかりに抱えがちな寺野くんの図が好きです。
依子先生が描く、筋がくっきり出る手の作画も込みで執着心を感じてたまらないったら…!

ありとあらゆる言葉で熊崎くんを溺愛してやまない寺野くんと、そんな寺野くんからの愛情にこれでもかと包まれながら、なかなかたくさんは口に出せないけれど、時折ものすごく素朴で素直な一言で寺野くんのハートを…

2

寺野くんと熊崎くん コミック

依子 

困り眉がかわいすぎる

熊崎くん…きみってやつはなぜこんなにも困り眉が似合うのか。
強面と言われている顔を恥ずかしそうに赤らめながら、まだ自分へ投げかけられるには違和感がある「かわいい」の言葉をこれでもかと寺野くんから浴びせかけられ、どうにか受け止める姿は天下一品。
なんだかもう、これだけでかなり食が進みますね。
かわいすぎて何杯でもいけてしまう。

誰かと誰かが恋愛関係になるまでを追いかけられる作品もとっても…

0

メリーメリーハッピーエンド 下 コミック

柚子町汐 

評価がひっくり返る素敵さ

大変失礼ながら上巻があまり刺さらず、はたして下巻ではどうなるのだろうかと思っていたのですが…
これがど頭からとんでもなく良くって評価がひっくり返りました。
はー、最後まで追いかけてみて良かった…!

上下巻の下巻をまるまる1冊使って、タイトルに向けて小さな幸せを回収し続けてくれる素敵な作品だと思います。
どこを開いてもやさしくてあたたかくてとびっきりの幸せと愛情が詰まっていました。
ふ…

3

やたらやらしい深見くん 3 コミック

松本あやか 

みっともないのが良いのです

なんとも絶妙な情けなさを見せつけながら、どんどん深見沼にハマっていく攻め・梶を追うのがとっても楽しいこちらのシリーズ。
なんだかもう梶がですね…あの恋愛下手かつ遅めに到来した思春期真っ只中のようだった梶がですよ!
とんでもなくいい男にしか思えなくていろんな意味で頭を抱えた3巻でした。

ストレートにくっついてくれるのかと思いきやそうでもなく、どう考えても相思相愛な彼らの背中を後ろからえいっ…

6

はじめての春のうた 下 コミック

イシノアヤ 

特別なひと

「ああ、なんだかいいなあ」で始まり「なんだかすごくよかったなあ…」で終わる魅力的な作品でした。
上下巻どちらも好みど真ん中でとってもうれしい。
友人や家族、周囲の人々の自然体な雰囲気もとても良かったです。

夏がきて、秋がきて、冬がきて、そして春がまたやってくる。
彼らの姿を追いかけていると、体験していないはずの学校行事を一緒にやったような気がしてくる不思議。
なんだか高校生たちの青春…

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