marunさんのレビュー一覧

蝶宮殿の伽人 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

生きる指針

新書が発売され、5年後に大幅改稿しての文庫化再販に書下ろしをプラスしたお話。
全体的に前書よりも深みが出ているような印象を受けました。
それに受けである望みの重要度が大きくなっているように感じます。

それは単なる王家兄弟の王位継承問題だけでは無くて、その後の国作りまで望の
責任の重さがより一層解るある意味怖さを感じさせます。
日本で大学生だった頃に中東から来た留学生と通訳が縁で親しく…

3

俺たちは結婚ができない コミック

鷹丘モトナリ 

冷たい顔の裏には激しい衝動があるのよ

ゲイの昌弘は5年前の姉の結婚式を担当したプランナーに憧れ自分も同じ職場に
就職したものの、思っていた笑顔も優しさも無い三宅に叱られる日々。
5年前に先輩にフラれた昌弘は三宅の営業用の笑顔に騙されたと消沈。

しかしそんな時に5年前にフラれた先輩の挙式を担当する事になり
過去を振り切れていない昌弘は担当を変えて欲しいと三宅に請うが、
合えなく却下され、更に先輩を忘れられないなら業務に支障…

1

災い転じて恋となす コミック

千葉リョウコ 

おバカな極道と隠れヘタレ

幼なじみ同士で極道と住職とのコミカルテイストラブでした。
地域密着型のヤクザで極道らしさなんて無い雷と父親が亡くなり家業である
寺を継いだ住職の祥。
半年前に寺に帰ってきた祥は、雷が何か悪さをする度におしおきと称して
エロおしおきで毎回抱いていたりする。

もう、好きなのが解る内容なのですが、受ける雷はかなりのおバカさんで
言葉にしてはっきりしてもらわないと解らないタイプなのですが、…

8

生意気な猟犬の躾け方 コミック

山田まりお 

上司の顔くらい覚えようよね

既刊の「忠犬は花を待つ」「気まぐれ虎に侵されて」の関連作と言うかスピンオフで
前作の珊水のボディガード矢崎鷹乃に思いを密かに寄せていた笹川が受け主役です。
ヤクザと刑事の禁断の関係なのかと思ったら以外にも警察関係者でまとまるラブ。

事件的にはヤクザの組長が過去に好きだった相手が笹川に片思いしていて、
笹川のS(情報屋)だった男が死んでしまった事から半分は言いがかり的な復讐で
笹川が危…

3

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

二人で何処までも堕ちる

極道の2代目組長とその右腕でもあり8才年上の幼なじみでもある若頭との
誤解と嫉妬擦れ違い、そして受けである組長の魔性の淫乱な男を狂わせる性がを
エロエロ多めで描かれているストーリーです。

組長がはっきり言えば物凄い淫乱体質、幼い時に悪戯されたことが開花のキッカケ。
しかし、自身のその男を誑し込む性が、幼なじみで密かに慕う若頭を危険な目に
合わせた事を期に、自分の不埒な欲望を必死で抑え…

5

カミナリの行方 小説

海野幸  南月ゆう 

独りぼっちの攻めが初めて得た感情

大型のイノシシや獣がいる時代のお話で、その獣から人々を守る為に出来た守り人。
小さな村には受けの草弥と幾分年下の守り人が村を獣から守っている。
そこへ現れた赤猪、旅人が襲われていると駆け付け、その人に自分が守りからと
云いながら必死で戦い追い払うのだが、なんと助けたと思った相手は都の守り人。
それも都の守り人組合が下・中・上といる上級守り人よりも更に上の四神格と呼ばれる
最高位の守り人の…

4

心に愛は満ちてるか? 小説

高岡ミズミ  マツモトミチ 

地味で冴えないオジサンは魔性だった!

オジサン受けのお話なのですが、このオジサン天然の人タラシなんですよね。
そして甘いフェロモンまで無自覚で垂れ流してる、天然癒し系オジサン。
ゲイじゃないのに男に言い寄られる樋口さん、普通の外見で特別綺麗だとか特徴が
ある訳でもない地味なスーパーの店長さんなのですが、長く友人を続けていた男に
言い寄られるし、引きこもりの青年にも目をつけられる樋口さん。

内容は樋口さんの友人の奥さんが二…

3

鳳凰の片翼 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

自覚が出たら怖いくらいの執着になる予感

「龍を飼う男」シリーズのスピンオフの先生シリーズ2作目、結果からすると
香港へ帰還することはまだ先になる展開のようで、続編がまだ続くのかも知れませんね。
でも、一応今回の作品で互いに思いが通じ合ったのではないかと言う展開になっていて、
人を愛することを知らずに生きてきた先生だから、遠藤さんへの思いに名前を付ける
術がまだ見つかっていない、でも実際は言葉以前の行動で愛を示してるような感じで

3

オーバーテイク コミック

加東セツコ 

年上は可愛い幼なじみには甘くなる

9歳違いの幼なじみ、受けである史也の後を小さな頃から追いかけ続ける一途な純情。
成績優秀で真面目な史也が卒業した中学高校と目指すもダメなちょっとお勉強は
出来ないけれど、一生懸命年上の幼なじみの後を追いかける姿には、
追いかけられる方は可愛くて仕方ないかも知れないと思わせる。

いつまでも小さな歳の離れた弟みたいな幼なじみ、でもいつの間にか成長していて、
自分に向ける視線に欲情を感じる…

2

美男にろくでなし 振り回される僕ら コミック

石田育絵 

人タラシ部長狙われる?

リーマンのお話で人タラシで有名でさらにロクデナシとも言われる部長に
工場勤務から引き抜かれる形で広報部に配属された主人公の江見25才。
25才なのに部長に少年と呼ばれるのですが、それ自体にもなんだか意味がある。

恋愛ものと言うより、人としての魅力にあふれた部長を巡る人間模様を
コミカルなのかほのぼのなのか分からないような作風で描かれている。
結果的には主人公が仕事の付き合いで知り合っ…

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